【CGA発掘育成部会】第1回強化育成トレーニング報告
2015.03.07
【中部ゴルフ連盟・発掘育成部会】報告
第1回CGA強化育成指定選手 強化トレーニングを行いました
今年度第1回となるCGA強化育成指定選手の合同強化トレーニングが、2015年2月7日(土)に、愛知県大府市の至学館大学で開催されました。
今年のメンバーは全部で16人。そのうちの15人が出席、午前中は体力測定、午後はJGAナショナルチームと同じトレーニングを実施、一日たっぷり汗を流しました。
トレーニングの前のあいさつで、JGAナショナルチームトレーナーの長嶋氏は、「ナショナルチームに入るために必ずやっておかなければならないトレーニング」の大切さを選手たちに伝えました。
「この中には宮崎合宿に行った人もいますが、あの宮崎に昨年末、松山英樹が来てトレーニングをしていきました。彼は酸素吸入がいるほどにハードに自分を追い込み、へとへとになりながら自分を鍛えていきました。なぜだと思う?」。子どもたちからは「メンタルの強さを鍛える」「4日間の持久力を作る」などの声。それに対し、長嶋トレーナーは「本当の理由は彼じゃないとわからない。でも、松山本人が言ったのは、昨年1年間をPGAで戦ってきて、まだまだ足りない。もっと強い力を発揮したい。もっとパワーのある動き、それを持続、安定させたい、ということだった。目的があるから、酸欠になっても厳しくトレーニングする。理由があるからできる。君たちも、自分のゴルフをどう変えたいのか、自分の弱い所をどう強くしたいかを考えて、そのためにどういうトレーニングが役に立つかを考えていきましょう」と選手たちに自立するよう強く伝えました。
そして、トレーニング実践では、動きの一つ一つが身体のどこを強化するか、さらにはゴルフのスイングのどこに影響を与えるのかを、丁寧に伝授。子どもたちはメモを取りながら学び、身体を動かしました。
昨年からの継続、宮崎合宿に参加などすでに過酷なトレーニングをこなしてきている選手もいますが、今回が初めてのトレーニングの選手にとっては、かなりハードな内容だったようです。
トレーニングは正しい姿勢を覚えよう。
●スタビレーション
頭の先から足まで真っ直ぐにする。
●スクワット
背中をまっすぐ
一日のトレーニングが終了した最後に、CGAジュニア育成委員会発掘育成部会のおふたりから挨拶がありました。
堀田勝市 CGAジュニア育成委員会発掘育成部会長、JGAナショナルチーム監督
「今日の君たちを見ていて、声が小さいなと思いました。東京にあるJOCトレーニングセンターではいろんなスポーツのトップアスリートがトレーニングをしていますが、そこでは、自分の関係者ではなくても、すれ違った人一人一人にきちんと大きな声で挨拶をするのが全員の習慣です。きちんと挨拶できるように。そして、今日のトレーニングをどこまで続けられるか、それは自分のためです。2ヶ月後を楽しみにしています」。
佐々木祥子 CGAジュニア育成委員会発掘育成部会委員
「あなたたちは中部で選ばれたエリートジュニアです。気を引き締めて生活をしてほしい。せっかくトレーニングを続けていても、風邪をひいたりしたら、休まざるを得ない。そうしたら、また、初めからやり直しになってしまいますね。だから、毎日、天気予報に気を配ることも大切。朝と夜で温度が変わりそうなら、一枚余分に持って出るとかも必要。ゴルフは自然と闘うスポーツです。気象に気遣いましょう。志高く頑張ってください」。