[2011]中部アマチュア≪本戦第２日/記事≫ : 中部ゴルフ連盟

[2011]中部アマチュア≪本戦第２日/記事≫

2011.06.01

第４４回　中部アマチュアゴルフ選手権競技（２日目）
開催日／平成２３年５月３１日（火）～６月３日（金）
会場／石川県・片山津ゴルフ倶楽部（白山コース）
距離　　７１１８Ｙ　ＰＡＲ７２
参加人数　１５３名
天候　　雨

第２日スタート表
第２日成績表

山口量選手（明智）が、

２日間をパープレーでまとめて首位

CGA11ama6.1katayamazu5H 今日は、朝から雨で午後からひととき激しくなりました。選手にとって、雨の片山津（白山コース）は、まさに難コースでスコアが伸びませんでした。飛距離が必要な上、ほとんどが砲台グリーンのため正確性も要求され、２オンしてもグリーンのアンジュレーションが複雑で読みづらいようでした。
雨という悪条件に、コースのタフさもあり、決勝行きの予選カットスコアは１６４ストローク。ちなみに昨年の南山ＣＣでは１５９ストロークでした。
トップに立ったのは、山口量選手で２日間をパープレーでまとめて決勝へ、明日は、最終組でのラウンドです。１日目、首位の齋藤潤選手（関ヶ原）は７８をたたいて５位へ後退、まだまだトップグループに残っています。
竹内廉選手（チェリーレイク）、伊藤有志選手（ローモンド）の高校生２人は２位、３位に踏ん張っています。
北陸勢では水野竜選手（朱鷺の台）が大健闘。金沢市立工業高校のゴルフ部で１年生。中部アマでのピカピカのルーキーです。今日は７７をたたき６位タイですが、十分に射程圏内にいます。
さすがなのは飯田耕正選手（ジャパンクラシック）。昨日の乱調から見事に体勢を立て直して予選通過しました。
文武両道の視点から注目の選手は、２３位で予選通過を果たした岐阜高２年の吉桑佑太選手（各務原）です。あと２日間の健闘を祈ります。
また若者の上位争いで、唯一、気を吐いているのは福岡逸人選手（東名古屋）です。

なお今年の日本アマチュアゴルフ選手権競技は、宮城県・利府ゴルフ倶楽部で開催の予定でしたが、東日本大震災の影響で７月５日～９日（火～土）愛知県・三好カントリー倶楽部で開催と変更になりました。

＜インタビュー＞

２日続けてのイーブンパーで首位に
山口量選手（明智）１位　７２（３５、３７）＝通算１４４
インからのスタートで２バーディ２ボギーの７２とし、予選をトップ通過した山口選手。「ショットもまっすぐ、３パットがなかったから」と安定したうれしさはあるものの、「なかなかバーディがとれない」悔しさも半分。名商大をやめて今年からゴルフに専念している２１歳。先日行われたJGTOのミズノオープンアマ予選で上位入賞し、６月２３日からのトーナメントに伊藤有志選手（ローモンド）とともに出場が決まっている。好調をキープして、初の中部アマ優勝を狙う。

３４位タイから６位タイにジャンプアップ
斉藤智洋選手（ニューキャピタル）６位T　７２（３５，３７）＝通算１４９
「内容的には全くよくないですよ」と今日を振り返った。３パットのボギーが多く５つのボギーをたたいたが、バーディも５つ奪ったのは、さすが爆発力のある斉藤選手のなせる技。明日からの決勝ラウンドが楽しみ。

８４位タイから２３位タイに
吉桑祐太選手（各務原：岐阜高２年）　２３位T　７３（３６、３５）＝通算１５４
初日に８１をたたいて、予選落ちがちらちらしていた吉桑選手だったが、きっちりとまとめて、一気に浮上してきた。「前半はドライバーがよくなくて、不安定だったから、後半になってから、スプーンに切り替えました。それがよかったかな。アイアンがよくついてくれた」と予選通過にホッとした様子。実は、お母さんの美香さんは決勝はないかも、と吉桑選手がティーオフした後、こっそりと荷物をまとめに宿に戻ったのだ。きっと本人以上にホッとされたことだろう。

森博貴選手（チェリーレイク：日大２年）　６位T　７３（３６、３７）＝通算１４９
「今日はよくパーオンした。ドライバーはほとんど使わず、スプーンでいきました。まずまずだから、この調子でいきたい」と前日２３位タイからの浮上にニコニコ。「５番Ｈ（２１１Ｙ、Ｐａｒ３）で１２メートルのバーディパットがショートして３メートル残したが、きっちり沈めてパーを取れたのが今日の一番かな」。
（写真左；森選手、右：小島大輝選手）