中部アマチュア・本戦1R成績表・記事を掲載

2017.05.30

平成29年度(第50回)中部アマチュアゴルフ選手権競技(第1日)成績表を掲載しました。

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平成29年度(第50回)
中部アマチュアゴルフ選手権競技
開催日/平成29年5月30日(火)~6月2日(金)
会 場/東名古屋カントリークラブ(西コース)
参加者/175名(内欠場2名)
距 離/7010ヤード、PAR72
天 候/快晴

第1日成績表・・・・・button_report_result

第2日組み合わせ並びにスタート時刻表はこちら

桂川有人選手(美濃白川・日大1年)が5アンダーで首位に。
173人中、アンダーパーは16人

中部の雄を決める中部アマチュアゴルフ選手権競技が愛知県・東名古屋カントリークラブ(西コース)で始まった。第1日目の今日は、朝から日差しが降り注ぐ夏日となり、傘を差しながらのプレーヤーも多くみられた。

DSCN2953

7時10分からティーオフした選手たちが、暑さで顔を真っ赤にしながらホールアウトしてきたのは13時10分、競技は順調に進行した。首位に立ったのは、桂川有人選手(美濃白川・日大1年)で8バーディ3ボギーの5アンダー67、1打差の68に青山晃大選手(中部日本パブ・西陵高3年)と杉浦悠太選手(芦原・福井工大福井高1年)、さらに1打差の69に木村太一選手(三重白山・日大1年)と太田泰雅選手(新城・中京大1年)が続いている。アンダーパー16人のうち、ただひとり気を吐いたのが51歳の原田英明選手(瑞陵)で71ストロークだった。
また、太田選手が3番H(176Y、パー3)でホールインワンを達成、ディフェンディングチャンピオンの今野大貴選手(恵那峡・日大3年)は2アンダー70で5位タイで初日を終えた。

今回の出場者(エントリー)175人の内訳は次の通り。
60歳代 3人
50歳代 24人
40歳代 44人
30歳代 7人
20歳代 25人
10歳代 73人・・・このうちジュニアは49人(中学5人、高校44人)
となっている。また、大学生世代は44人であり、中部アマチュア予選を突破してきたのがいかに若い選手ばかりだったかということがうかがえる。

廣瀬1<インタビュー>

1位
桂川有人選手(美濃白川・日大1年) 67=34、33

DSCN3012アウトからのスタートで前半を4バーディ2ボギー、後半に4バーディ1ボギーでホールアウトした。8つのバーディはほぼ2メートル以内だった。「今日はセカンドショットが良くてパターが決まりました。ドライバーはイメージが良くなくて暴れていました。ボギーとしたのはどれもグリーンを外したホールで、奥にこぼれちゃいました」。高校は通信制を選んで、3年間をフィリピンで過ごした桂川選手だったが、この春からは日大に進学、寮生活となった。「3年間ゴルフだけしてきたんですが、日大から声をかけてもらって選択肢が増えました。90分の授業は長いし、難しいなと思うけど、単位を取っていきます。ゴルフは環境も良くて、先輩たちもよくしてくれて、順調です」と思い切った環境変化を選んだことが良かったようだ。ゴルフ部ではすでにレギュラー10人の枠に入ったそうだ。

2位タイ

青山晃大選手(中部日本パブ・西陵高3年) 68=34、34
DSCN2997インからのスタートでいきなり左に曲げてOB。ここをダブルボギーとした。「ナイスダボでした。ショックでしたが、かえって起爆剤になったみたいで、次の11番H、13番H、14番H、15番Hでバーディが取れました」と、前半を2アンダーで折り返すと、後半に入り、1番Hであわやアルバトロスかというショットを繰り出し、イーグル発進。「でも、その後がダメで、花道からショートしてボギーにしちゃいました。あとは8番Hでバーディでした。久しぶりにいいゴルフができました」と、笑顔満面で振り返った。「とにかくパターが良かった、に尽きます」。青山選手は今年で4年連続のCGA強化指定選手だが、選出時のランキングが今ひとつで育成選手。なかなか結果が出なかったが、この4日間にかける想いは熱い。明日からの追い上げに期待がかかる。

杉浦悠太選手(芦原・福井工大福井高1年) 68=34、34
DSCN30135バーディ1ボギーだった。「ボギーは15番Hです。風が読み切れず、奥のバンカーに入れてしまった。全体にはショットが良かったので、バーディは一番長いのが3メートルでした」。杉浦選手もCGA強化指定選手の一人だ。愛知県出身だが、今春、福井高に入学し、新しい環境の中で暮らしている。「学校は楽しいです。ゴルフ環境がいいので、練習量が増えました。ドライバーの飛距離も少し伸びてきました」。昨年18位で日本アマ出場権を逃した杉浦選手、今年こそ!と明日以降を見据えている。

4位タイ

木村太一選手(三重白山・日大1年) 69=34、35
DSCN3028今日のトップの桂川選手とともに、この春から日大に入学した木村選手。「今日は5バーディ2ボギーでした。ボギーは3パット。ショットが悪くて、アプローチとパターでしのいだ1日でした。グリーンは9回も外してます」と振り返った。「日大はとても楽しい。先輩もいい人ばかりですが、一番驚いたのがマナーに厳しいこと。ここで身につけたら、社会人になっても、大丈夫って感じです。ゴルフ環境は素晴らしく、今までで一番ゴルフしています。明日からも気を抜かずに頑張ります」。

太田泰雅選手(新城・中京大1年) 69=34、35
DSCN29863番Hでホールインワンを達成した太田選手。9番アイアンで放ったボールは、直接ガツンとカップに入ったのだとか。同伴の選手たちも「すごかった。キャリーで直接だもん、すごい音がしたよ」と驚いた。そのイーグルが功を奏し、前半は2アンダーで折り返した。「前半が良かったんですが、後半はショットが荒れ出してしまって、耐えたゴルフになりました。僕はインが難しいなあって思います」。

6位タイ

白石大和選手(名倉・大阪学院大4年) 70=35、35DSCN3019写真右側が白石選手。

今野大貴選手(恵那峡・日大3年)  70=34、36
DSCN3017昨年の覇者、今野選手はアウトからのスタートだった。前半に3バーディ1ボギー、後半は2バーディ2ボギーだった。「今日はショットがダメで、フェアウェイに2回しか行かなかった。10番HでOBだったし、後半は特に風がくるくる回っている感じで読みづらかった。パーオンも少なかったです」と反省仕切りだったが、それでも、2アンダーでまとめてくるあたり、底力を感じる。今年はナショナルチーム入りを果たし、海外の試合や合宿にも参加している。この春は岐阜オープンクラシックでベストアマを獲得した。「経験が増えることは嬉しいし、とても感謝しています。ただ、今は、スイングがちゃんとしてないというか、迷いがあるのかなあ」と絶好調とは言えない状態。「後輩が首位ですねえ」ここからが勝負、といった雰囲気の今野選手だった。

峠丈翔選手(富士可児・中部学院大3年) 70=37、33
DSCN30217バーディ5ボギーに「パットが良かったです。3メートルくらいのがよく入りました。逆に悪かったのはグリーン周りのアプローチでした。フェアウェイキープは半分くらいかなあ」。中学生の時に輝かしい成績を刻んだ峠選手ももう大学3年生になった。「春の岐阜オープンあたりからいい感じに戻ってきました。下手な自分が悔しくて、練習を本気にやっています」。峠選手の本気が、この4日間にどんな結果を出してくれるだろうか。

9位タイに食い込んだ51歳
原田英明選手(瑞陵)  71=33、38

DSCN302625歳以上のミッド世代にからはアンダーパーは出ないのか、と思っていた矢先、1アンダーでホールアウトしたのが、原田選手だった。インからのスタートで、前半は2バーディ2ボギー1ダブルボギーと出遅れたが、後半に入り、4バーディ1ボギーで持ち直し、1アンダーフィニッシュとなった。「ショットが良かったです。ラフからは1クラブ落として振りましたが、エッジに落ちて寄ってくれたラッキーホールがいくつかありました。岐阜県予選で一番ビリけつでここに来れたんですが、今日は6バーディ取れたことで満足しています。明日もう1日頑張りますね」。ゴルフ歴30年以上という原田選手は、中部アマ本戦は7回目の出場、「今まで予選を通過していないので、それがひとまずの目標です!」。

シニアでトップは、64位タイ
藤井広文選手(桑名) 77=38、39
DSCN3023出場年齢で見ると、上から4番目、50歳代では一番上の藤井選手。「今日はショットもアプローチもパットも全てが70〜80点の出来だった。どうやっても届かないホールが14番H。ボギーでした。ショットは番手を選びまちがいして、縦の距離が合いませんでした」。中部アマゴルフ研修会の昨年のポイントでシード権を獲得して出場した藤井選手だが、「若い子たちはよく飛ぶねえ、シニアは大変だよ」とぼやきつつも楽しんでいる様子だった。

<今日の会場風景>