中部アマチュア・3R成績表/4R組合せ表 記事 掲載
2017.06.01
平成29年度(第50回)中部アマチュアゴルフ選手権競技 第3日成績表、第4日組み合わせ並びにスタート時刻表を掲載しました。
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平成29年度(第50回)
中部アマチュアゴルフ選手権競技
開催日/平成29年5月30日(火)~6月2日(金)
会 場/東名古屋カントリークラブ(西コース)
参加者/175名(内欠場2名)決勝進出者86名
距 離/7010ヤード、PAR72
天 候/第1日快晴、
第2日曇りのち晴れ(気温26℃/湿度55%/微風)
第3日晴
西陵高3年の青山晃大選手が通算8アンダーで単独首位に
桂川有人選手は2打差2位、今野大貴選手は5打差4位に後退
夜半から断続的に降り続いた雨は午前6時ごろに止み、中部アマチュア第3日は青空のもとに行われた。決勝ラウンドに進出した86人は、午前7時30分から3人組で順次ティーオフ。待ち時間もなく、スムーズな進行で、午後2時には全員がホールアウトを終了した。
予選トップの通算7アンダーでスタートした今野選手、桂川選手、さらに通算4アンダーの青山選手、白石大和選手(名倉・大阪学院大3年)ら上位陣がどこまで伸ばしてくるか。また、下からの追い上げは? プロトーナメントでも第3ラウンドはムービングデーと言われるほどだが、今日は68をマークした選手が実に5人、69が2人、70が3人、71が5人と、15人がアンダーパーで、昨日までの順位は大きく変動した。
第3日を終え、首位に立ったのは、青山選手で今日を1イーグル3バーディ2ボギーの68とし通算8アンダー。昨日までの首位の桂川選手はショットの乱れから73に終わり通算6アンダーの2位、今野選手はOB2回をはじめショット、パットともに不調で76をたたき通算3アンダーの4位タイに後退した。白石選手は1打伸ばして通算5アンダーの3位、通算2アンダーの5位タイには、大澤和也選手(グリーンヒル瑞浪・日大3年)、朝倉駿選手(山岡・中央大1年)、水田竜昇選手(富士可児・埼玉栄高3年)、岩渕隆作選手(中部学連・中部学院大3年)、さらに通算1アンダー9位に若原亮太選手(中部ジュニア・大阪学院大1年)の4人が続いている。
明日の最終日の成績により、上位14人に、日本アマチュアゴルフ選手権競技(7月4日(火)~7日(金)に広島県の広島カンツリー倶楽部で開催)への出場権、上位30人に中部オープン(8月16日(水)~18日(金)に愛知県の愛知カンツリー倶楽部で開催)への出場権が与えられる。
選手たちは、2つの枠を目指し、最終ラウンドに全力を傾ける。
首位
「集中力を切らさずにできました」
青山晃大選手(中部日本パブ・西陵高3年) 208=68、72、68(35、33)
決勝ラウンド1日目、中部アマで初の最終組となり、堂々の4アンダーで通算8アンダーに伸ばし、首位に立った。「緊張してましたが、いい緊張になったと思うし、自分の上達を感じることもできた一日でした。アプローチとパットに助けられた日だった」と青山選手はニコニコと、いつものようにはきはきと答えた。今野選手や桂川選手がパットをなかなか決められないのに対し、青山選手は3メートル、5メートルといったパットをしっかりと決めていた。ドライバーもよく飛んでいたが、本人は「あまりよくないです。フェードで打とうとしたけど、方向は打ってわかる感じ。もう少し安定したら、安心なんですけど」とこの3日間の不安をのぞかせた。とはいえ、ロングホールでしっかりバーディ。11番Hは花道からの20Yが入ってイーグルだった。飛距離が伸びてきた証でもある。
西稜高ではスポーツ学科でラグビー部と一緒に授業で体を鍛えている。CGA強化指定選手としてトレーニングの指導も受けている。徐々に体格ができてきてはいるが「まだまだトレーニングが足りない」と本人も自覚している。4日間の戦いはいよいよ明日が最終日。最終組で大学生たちを相手にどんなプレーができるのか、何より青山選手が自分に大いに期待していることだろう。
青山選手の他にも第3日を68でホールアウトした選手がぞくぞく
大澤和也選手(グリーンヒル瑞浪・日大3年) 214=71、75、68(34、34)5T
4バーディノーボギーでホールアウト。「後半のインは、ショットがよくて全部バーディチャンスの距離だったけど、つく場所が悪くて、バーディを取り切れなかった」。日大レギュラー組の力を発揮した3日目となった。
若原亮太選手(中部ジュニア・大阪学院大1年) 215=71、76、68(35、33)9位
前半を2バーディ1ボギー、後半に3バーディ。「今日はフェアウェイをキープできました。アイアンショットは予選からずっといいので、うまく乗せて行けたと思います」。
長谷川貴優選手(中部日本パブ・各務原高1年) 220=78、74、68(33、35)20T
インからのスタートだった。2バーディ1ボギーで折り返し、後半の1番Hでエッジからのアプローチが入ってイーブルを奪取。6番Hでは7メートルのバーディパットが決まった。「初日に後半5オーバーしたので、今日は耐えよう、と思って回りました。初めての中部アマチュアですがよくできました」。同伴の木田正彦選手(名張)も「一緒に回っていてマナーもしっかりしているし、いいね」と褒めていた。その木田選手は「51歳のおじさんは3日目ともなると体が重くて・・・。ショットがどんどん悪くなってきてるのも体力かなあ。明日は最終日だからがんばるよ」。(木田選手は今日を75で回り、通算227、46T)
吉田大雅選手(レイクグリーン・星城高3年) 223=77、78、68(34、34)31T
インからのスタートで、前半後半ともに3バーディ1ボギーとし、75位タイから大ジャンプした。「昨日までパットが全くダメでしたが、今日は7メートルのロングパットも短いのも全部入ったので、バーディがたくさん取れました。68は競技では2回目です」。
決勝進出のミッド世代以上の選手は全部で17人。
プレー後の感想を聞いてみました。
ほとんどの選手が口にしたのが、「体力がついていかない」「ショットがぶれてきた」と、3日目で、しかも、待ち時間のないスループレーだったこと。予選ラウンドは人数の関係で、どうしてもゆっくりペースになるが、今日からはスムーズそのもの。「若い世代とのプレーは刺激もあっていいが問題は体力!」とのことでした。
日本アマへ昨年に続く出場を
榊原吉規選手(知多) 218=73、71、74(36、38)15T
社会人世代で、トップの成績を保っている榊原選手。「さすがに3日目は足がパンパンになりました。今日もこれから仕事に戻ります!!」スズキゴルフの店長を務める榊原選手は中部アマの試合中も毎日20時まで仕事だ。
大橋元選手(中仙道) 223=73、76、74(37、37)31T
「今日は2回もダブルボギーをたたいてしまったけど、何とかこらえてきました。若い選手とやっていると自分も頑張らなきゃって思うからいいですね。中部オープンの30人に入りたいですねえ」。
横山浩康選手(ローモンド) 224=73、74、77(39、38)33T
「今日はパットがダメだった。51歳ですからね、若い子と一緒はきついよ。みんな飛ぶから。でも、最後まで頑張るよ。最終日もアウトから出られるのが嬉しいかな」。
山藤晋吾選手(岐阜稲口) 227=74、76、77(37、40)46T
「一気に18ホールを歩いて、登山しているような感覚でした(笑)。気づいたら、足腰にきていて、ショットはぶれるわ、疲れました」。競技ゴルフを始めて11年目という山藤選手は、「しぶとくなりました。前向きにもなれました。競技ゴルフは、反省はしても後悔はない、素晴らしいと思って続けてます」。
藤井広文選手(桑名) 228=77、78、73(37、36)52T
疲れた、足にきたという選手が多い中、59歳の藤井選手は、「日頃、桑名でよく歩いているからかなあ、それは大丈夫だった」と体力に問題なし、の様子だった。
三浦英夫選手(ぎふ美濃)229=78、72、79(42、37)62T
「もうバテバテ。3日目は特にしんどいね。明日になったら、もうちょっと開き直っちゃうけど。最後だから、体力を使い果たせるからね」。
倉田順一選手(新城) 229=80、76、73(38、35)62T
山村憲人選手(ライオンズ) 232=78、75、79(37、42)75T
原田英明選手(瑞陵) 233=71、81、81(40、41)77位
福岡逸人選手(三好) 235=79、75、81(40、41)79T
「足がつりそうになった。今年は2日間競技もまだ出たことがなかったから、3日目は未知の世界だった。明日の4日目は、もっと未知(笑)。今日もいまから診療に行きますよ」と自身が院長を務める歯科クリニックへ急いだ。
阪野智久選手(ライオンズ) 235=80、75、80(39、41)79T
洞口真次(飛騨高山) 238=78、78、80(41、39)82T
<会場風景>