中部アマチュア本戦 第2日成績表、第3日組合せ表、速報記事を掲載しました
2022.05.25
2022年度(第54回)中部アマチュアゴルフ選手権競技
開催日/2022年5月24日(火)~27日(金)
会場/三好カントリー倶楽部(西コース)
第54回中部アマチュアゴルフ選手権競技
2022年5月24日(火)・25日(水))
会場/三好カントリー倶楽部(西コース) 7335yd Par72
参加人数/118名(うち欠場4名)
天候/1R 晴れ、2R晴れ
今日も3アンダーをマークし、
通算6アンダーで単独首位。清水大翔選手(中部学連)
中部アマチュアゴルフ選手権競技の第2ラウンドが終了した。今日の三好CCは午後にかけて気温がどんどん上昇し夏日に、また、南からの風が昨日よりもやや強くなった。コンディションはコンパクションが24.0に上がった。
予選2日目は、昨日叩いてしまった選手たちにとっては挽回のチャンスであり、カットラインも大いに気になる一日。しかし、タフでスコアメイクの難しい三好CC西コースだけに、今日もアンダーパーは、わずか2人しか出なかった。3アンダー69の清水大翔選手(中部学連・中部学院大2年)と、1アンダー71の冨田幸暉選手(飛騨高山CC・中部学院大4年)で、清水選手は昨日も3アンダーをマークしており通算6アンダーに伸ばし、2位に6打差の単独首位となった。冨田選手は通算5オーバーで11位タイに浮上した。
3アンダーの首位タイでスタートした湯原光選手(岐阜国際CC・東北福祉大1年)は3オーバー75でホールアウトして通算イーブンパーの2位、1打差の通算1オーバーに今日をイーブンパーでまとめた松井諒哉選手(JGAジュニア・福井工大福井高3年)、さらに通算3オーバーには土肥龍星選手(フクイCC・金沢学院大4年)、長谷川貴優選手(中部学連・中部学院大3年)、服部雅也選手(葵CC・中部学院大4年)、新井龍紀選手(中部ジュニア・中部大第一高3年)の4人が続いている。
2日間36ホールの競技の結果、166ストロークまでの84人が明日の決勝ラウンドに進出する。
この中には、25歳以上のミッド世代が16人が入り、最年長出場の児島達之選手(春日井CC)も通算159ストロークで47位タイ通過した。また、中学生の3人、岡田健太郎選手(CRC三重白山・津市西郊中1年)、松山茉生選手(グリーンヒル瑞浪GC・名古屋市守山北中2年)、石垣龍之介選手(CRC白山ヴィレッジ・鈴鹿市白子中3年)も通過している。
明日はアウト、インから7時30分にティーオフする。
<インタビュー>
2位に6打の大差をつけて決勝へ
清水大翔選手(中部学連) 138=69、69(35、34)
昨日3アンダーで首位タイからスタートした清水選手が今日も3アンダーでフィニッシュした。アウトからスタートしてパーセーブが続き、7番で1メートルのバーディパットを沈めると、後半の11番(430yd、パー4)で左からの残り130ヤードを54度で「前に枝があったので低く出した」球が見事にカップインしイーグル奪取し3アンダーに。その後、15番でボギー、16番でバウンスバックした。「前半のパーも2メートルくらいの危ないのが入ったので良かったです。昨日も今日も、ショットがそんなにいいとは思わないんですが、ピンチをなんとかしのげたりしてますね。特に今日は難しかったです」と謙遜気味に話す清水選手だが、ドライバーは300ヤードを軽く飛ばす。「スイングにまだ自信がないので、自分なりのテーマを持って意識しながら回っています。それと、これは大事なパーパットとか思わないようにしています」。静かな語り口の中に、真の強さを感じる清水選手、明日からどこまで伸ばしていくのだろうか。
2位
「微妙にパットが入りきらなかった」
湯原光選手(岐阜国際CC) 144=69、75(38、37)
インからスタートし、3バーディ、6ボギーだった。「調子が悪いわけではないけれど、微妙にパットが入りきらなかった。短い距離についたのも、ラインの難しいところが多かったですね。また明日から縮めていきます」。首位とは6打差がついたが、明日は最終組で清水選手と直接対決となる。
3位
「もったいない3パットをのぞいたら、良かったかな」
松井諒哉選手(JGAジュニア) 145=73、72(35、37)
アウトからのスタートで、前半に3バーディ、2ボギーの1アンダーとするも、後半の10番、11番を連続ボギーとしてしまう。その後バーディを一つ奪って、今日をイーブンパーとし、通算1オーバーで3位に食い込んだ。「後半の2連続ボギーが勿体無かったけど、それ以外はよかったです。10番は6メートルを3パット。11番は1.5メートルのバーディパットを倍以上オーバーしてしまって3パットでした。昨日は5バーディ、6ボギーの73でしたが、アプローチのミスが多かったので、その反省を踏まえて今日に臨んで、よくなったと思います」と振り返ってくれた。
松井選手は愛知県豊橋市の中学から福井工大福井高へ進学し、もう3年生になった。中学2年にCGA強化指定選手に選出され、現在もトレーニングや合宿で鍛えている。身長も178センチにグンと伸びた。これまで中部アマで結果を残していない松井選手の決勝ラウンドやいかに。好位置からの2日間で、まずはしっかりと日本アマチュア出場権を獲得したいものだ。
1アンダー71で、11位タイに浮上
冨田幸暉選手(飛騨高山CC) 149=78、71(34、37)
予選2日目でアンダーパーをマークした冨田選手は中部学院大4年。アウトからスタートして4バーディ、1ボギー、1ダブルボギーだった。この2日間について「昨日はティーショットがまっすぐにいかずバーディが取れるようなゴルフじゃなかった。今日もそんなに良くはなかったけど、セカンドが狙える場所におけたのが良かったかな」。
中学生の頃から佐々部杯優勝をはじめ数々の優勝をしてきた冨田選手だったが、高校3年の頃に不調の波がやってきた。大学に入っても調子が上がらず、団体戦の補欠になった昨年、東北福祉大など他大学の選手たちのショットを眺めて勉強したと言う。そして、フェード打ちに変更、中部学生連盟の中部会長杯で優勝した。「ようやく自分のゴルフが安定してきた」とにこやか笑顔の冨田選手。日本アマにはこれまで4度出場、最高位は8位。
★58歳と13歳、同組で2人ともに決勝進出
神谷茂選手(岡崎CC)と岡田健太郎選手(CRC三重白山)、年の差45歳の2人は2日間一緒にラウンドした。神谷選手が「僕の孫よりも若い岡田くんはよく飛ぶし、上手」と褒めると、岡田選手は「神谷さんの方が飛んでます!! 毎ショット、すごく勉強になりました」とお互いに大いに刺激しあったようだった。
★ミッド世代も大いに健闘。
社会人選手たちは「ジュニアや大学生など若い選手たちと回る機会は少ないから刺激になるし楽しい」「通過は嬉しいけど、あと2日間の歩きは体力との勝負」と決勝ラウンドに向けては体力と気力がポイントのようだ。写真上は児島達之選手(春日井CC)、下はミッド世代で最上位の榊原吉規選手(知多CC)。
<会場フォトギャラリー>