中部アマチュア本戦 1R成績表、速報記事を掲載しました

2024.05.21

2024年度第56回 中部アマチュアゴルフ選手権競技 本戦

開催日/2024年5月21日(火)~24日(金)

会場/片山津ゴルフ倶楽部(白山コース)

 

第1日 成績表(PDF)

 

第2日の組み合わせ表はこちらのページでご覧ください。

 

 

第56回中部アマチュアゴルフ選手権競技
2024年5月21日(火)
会場/片山津ゴルフ倶楽部(白山コース) 7093yd、Par72
参加人数/136名(うち欠場4名)
天候/1R 曇り

 

今年のアマの王者は誰になるのか。

初日トップは3アンダー69、日大4年の岩井悠真選手(さくらCC)。

上位には高校生と大学生がひしめく。

 

中部のアマチュアの雄を決める中部アマチュアゴルフ選手権競技の初日が終了した。
今年の会場は片山津ゴルフ倶楽部 (白山コース)で、2019年呉羽CC大会以来5年ぶり(4大会ぶり)の北陸開催となった。
天候は朝から雲が広がり、気温が低く、風も強めだったため、肌寒さを感じるほどだったが、選手たちは思いのほか半袖姿が多かった。


コースは深いアリソンバンカーや砲台グリーンなど手強いレイアウトで知られているが、中部の雄を決めるとあって、グリーンコンディションはスティンプ11.5、コンパクション24に仕上げられた。初日とはいえ厳しめのピンポジションに、シビアな地区予選を勝ち抜いてきた選手たちも翻弄されたようだった。

 

首位に立ったのは、アウトの最終組でプレーした日大4年の岩井悠真選手(さくらCC)で3アンダーの69ストロークだった。1打差の70に、ともに福井工大福井高1年の松山茉生選手(グリーンヒル瑞浪GC)と清本貴秀選手(愛知県ゴルフ連盟)の2人、さらに1打差の71にルネサンス豊田高3年の酒井遼也選手(JGAジュニア)と三重高3年の橋本拓英選手(JGAジュニア)の2人、イーブンパー72には5人が続いている。

 

今大会の出場者は、最年長69歳から中学1年13歳まで、60代が2人、50代が11人、40代が19人、30代が5人、20代が38人、10代が61人という内訳。いずれも4地区で行われた予選を突破してきた選手ばかりで、10代と20代が大多数を占めている。

 

明日の2日目も7時30分からティーオフする。

 

 

<インタビュー>

 

69で首位に立つ
岩井悠真選手(さくらCC・日大4年) 69=35、34

アウトの最終組からスタートした岩井選手が、3アンダーでトップに立った。前半に3バーディ、2ボギーの1アンダーで折り返すと、後半の10番H(382ヤード、パー4)でイーグル奪取。「ユーティリティで打った1打目が右ラフにいって、ピンまで149ヤード、エッジまで136ヤードでした。アゲンストだったけど、フライヤーを考えてPWで、手前のバンカーを越えてくれればと振ったのがグリーンギリギリに止まって転がった。入るの見えました!!」と解説してくれた。続く11番H(パー4)でボギーとしたが、15番H(461ヤード、パー4)で手前3メートルからのバーディパットを沈めた。「今大会は、1日3アンダーを目標にしてきました。まず初日に取れて嬉しいです。いつも初日に出遅れてることが多いので、このスコアは嬉しい」と本当に嬉しそう。岩井選手は今年の中日クラウンズに出場し、「収穫を得た」と言う。昨年の中部アマは4位だった。「今年こそは優勝を目指したい。1年先輩の(杉浦)悠太さんに追いつきたい」と目を輝かせた。

 

 

◆2位タイは高校も寮の部屋も一緒の2人

 

2位タイに並んだ松山選手と清本選手は2人ともにこの春、愛知県から福井工大福井高に進学、寮では同じ部屋で暮らす。高校のクラスも同じなので、まさに四六時中一緒の生活だ。(写真左が清本選手、右が松山選手)

 

松山茉生選手(グリーンヒル瑞浪GC・福井工大福井高1年) 70=36、34

インからスタートし、10番H(382ヤード、パー4)でグリーン左から10ヤードをチップインバーディ発進した。「いきなりバーディだったので落ち着くことができました」と松山選手。その後、15番H(461ヤード、パー4)で第1打を曲げてしまいボギーとするが、続く16番H(546ヤード、パー5)と18番H(448ヤード、パー4)でバーディを奪って折り返した。そして、後半はすべてパーセーブとした。「ティーショットが後半になるにつれ曲がらなくなったのが良かった」という松山選手は180センチの長身を生かし、飛距離は中学生の頃から規格外の300ヤード超えである。今日はそれ以上飛んでいたようだが、「ウエッジがずれていて、ベタピンがなかったのが残念」と振り返った。24年度CGA強化指定選手。

 

清本貴秀選手(愛知県ゴルフ連盟・福井工大福井高1年)  70=35、35

松山選手の1組後ろからスタートした清本選手は、3バーディ、1ボギーだった。スタートの10番H(パー4)で右3メートルから、続く11番H(371ヤード、パー4)で手前5メートルから、後半の1番H(561ヤード、パー5)では手前4メートルからとバーディパットをしっかりと決めた。「今日はフェアウェイキープができ、ドライバーがほぼ完璧でした。パッティングも30パットを切れたし、マネージメントも含めて、全体として安定していました」。飛距離は平均275ヤード。昨年の愛知県男子アマチュアで中学3年で優勝している。24年度CGA強化指定選手。

 

◆4位タイは高校3年の2人

 

「2アイアンが割れた。去年に続き今年も」
酒井遼也選手(JGAジュニア・ルネサンス豊田高3年) 71=37、34)

実に6バーディを奪った酒井選手だったが、前半の8番H(453ヤード、パー4)で第1打が風にも乗って右へ曲がりブッシュの方へ行き、ダブルボギー、さらに3ボギーもあり、1アンダーでのフィニッシュとなった。が、最大のアクシデントはプレーではなく、クラブの破損だった。2番アイアンのヘッドにヒビが入って割れたのだ。「気づいたのが6番Hのティーショットの時でした。新しいのに替えてまだ8ヶ月くらいなんだけど、実は去年も2日目に割れて、ビックリです。明日からは3番アイアンで代用しようと思います」。今年になって、スイングや理論を見直し始めた酒井選手は、3月の愛知県オープンでベストアマを獲得している。

 

「ボギーもあったけど、いい内容だった」
橋本拓英選手(JGAジュニア・三重高3年)  71=34、37

橋本選手も6バーディを奪った。2番H(385ヤード、パー4)では10メートルが入ったが後の5つは近いものばかり。5つのボギーは距離が合わず、グリーン奥に行ったり、3パットだった。「もったいないボギーもあったけど、今日はいい内容でした。ドライバーもパッティングも良かったし、先日の三重県ジュニアでうまくいかなかった修正ができたかなと思っています。明日はもう少し縦距離を合わせたいです」。24年度CGA強化指定選手。

 

 

◆ミッド以上の世代も

 

福岡逸人選手(三好CC) 75=35、40

「前半は1バーディ、ノーボギーで良かったんだけど、後半になって左にいくようになって・・・。疲れかなあ」と振り返った福岡選手は49歳の歯科医。日頃から三好CCで歩いて回っているから大丈夫とのことだが、「4日間を楽しめたらいいなと思います。練習してきます」とクラブを持って練習場に向かった。

 

 

<会場フォト>


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