中部アマチュア本戦 3R成績表、4R組合せ表、速報記事、フォト掲載しました

2024.05.23

2024年度(第56回)中部アマチュアゴルフ選手権競技 本戦

開催日/2024年5月21日(火)~24日(金)

会場/片山津ゴルフ倶楽部(白山コース)

 

第3日成績表(PDF)

 

第4日組合せ表(PDF)

 

 

第56回中部アマチュアゴルフ選手権競技
2024年5月21日(火)・22日(水)・23日(木)
会場/片山津ゴルフ倶楽部(白山コース) 7093yd、Par72
参加人数/136名(うち欠場4名)
天候/1R 曇り、2R 晴れ、3R 晴れ時々曇り

 

一段と厳しくなったグリーンに手こずる。

首位は通算2アンダー、

小田祥平選手(新城CC)と湯原光選手(岐阜国際CC)。

 

朝から日差しが照りつけ、夏日になった片山津GC白山コースで、中部アマチュアゴルフ選手権競技の3日目が終了した。風は強かったが、昨日と違い、生温い感じだった。
コースコンディションはスティンプ11.6、コンパクション24と発表された。ピンポジションも決勝1日目らしく設定された。ただ、このピン設定が選手たちを苦しめた。下りのラインでカップを過ぎると速く転がってしまうのだ。返しのパッティングも安全ではなく、3パットやまさかの4パットも起きていた。

 

朝7時30分から順調に進んだ競技。スコアメイクが難しい中で、3日目の首位に立ったのは、予選を通算5アンダーの1位タイでスタートした東北福祉大3年の湯原光選手(岐阜国際CC)と2打差の3位タイでスタートした専修大3年の小田祥平選手(新城CC)の2人。ともにスコアを落としながらも昨日の貯金に助けられ、通算2アンダーフィニッシュだった。

 

通算5アンダーでスタートした高校3年の酒井遼也選手(JGAジュニア)は76と崩れて通算1アンダーとし3位。1打差のイーブンパーに清本貴秀選手(愛知県ゴルフ連盟・福井工大福井高1年)、さらに1打差の1オーバーに橋本拓瑛選手(JGAジュニア・三重高3年)と上位陣の顔ぶれは2日目とほぼ同じだ。急浮上してきたのは、中学2年生の加藤金次郎選手(JGAジュニア)で今日を2アンダー70で回り、昨日の26位タイから一気に10位タイに、高校3年の北浦大暉選手(JGAジュニア)も70をマークして78位タイから34位タイにジャンプアップした。また、49歳の福岡逸人選手(三好CC)は今日を76として、17位タイグループに位置している。

 

明日の決勝は、7時30分からティーオフする。
最終日の成績により、上位19人に日本アマチュアゴルフ選手権競技への出場権、また、上位20人に中部オープンゴルフ選手権競技の出場権が与えられる。

 

 

<インタビュー>

 

「アイアンはいい感じですが、惜しいパットがいくつか」
小田祥平選手(新城CC・専修大3年) 214=72、69、73(35、38)

前半を2バーディ、1ボギー、後半に1バーディ、3ボギーとした。「アイアンは良かったですが、ティーショットが曲がるだけで一気に難しくなるコースなので、曲げたホールでこぼしました。後半は特にピンが難しかったですね。今日取れなかった分は、明日に取り返したいと思います」。

 

 

「ティーショットもセカンドも当たりが悪すぎた」
湯原光選手(岐阜国際CC・東北福祉大3年)  214=72、67、75(36、39)

前半1番でバーディを奪い好発進したが、3番でグリーン手前のアリソンバンカーに捕まりボギーとしてイーブンで折り返した。前半ではしぶとくパットを決めていたが、後半に入り、「何ごともなくすぎた後半でした。バーディは一つも取れず、15番でダボ、18番でボギーで終わりました。今日はティーショットが右に曲がったり、セカンドもきちんと当たらなかった。朝の練習の時からそんな感じだったんですよね」と、しっかりと球を捉えられなかった1日だったことを反省していた。

 

 

9番でまさかの4パット。
酒井遼也選手(JGAジュニア・ルネサンス豊田高3年)  215=71、68、76(39、37)

1番でバーディ、5番でボギーのイーブンで迎えた8番Hで第1打を左に曲げ、そこからだしてアプローチ、1メートルに寄せたが入らずボギーとすると、続く9番Hパー5は第2打をグリーン奥まで運んだものの、そこからのアプローチをショート、さらに4パットを要し、まさかのダブルボギーを叩いた酒井選手。後半には2バーディを取るも、1ボギー、1ダブルボギーもあって、結局76でホールアウトした。「ショットは悪くないんですけどね。アプローチとパッテイングでスコアを崩してしまいました」と振り返った。最終組の4人の中でも圧倒的な飛距離を披露する酒井選手は最終日にどんな修正を見せるだろうか。

 

 

10位タイに急浮上の中学2年
加藤金次郎選手(JGAジュニア・瀬戸市立水無瀬中2年) 223=78、75、70(33、37)

多くの選手たちがスコアメイクに苦しむ中、堂々の2アンダーをマークし、順位を一気に上げて、日本アマ出場圏内に入ってきた。アウトからスタート、1番、3番、9番でバーディパットを沈め、ノーボギーで折り返すと、後半は13番のショートでボギー、16番パー5でバーディ、最終18番ボギーでホールアウトした。「前半は良かったけど、後半は耐えて耐えて、でした。練習ラウンドなしで初めて片山津に来ましたが、今日で3ラウンド目で少しずつわかってきた。距離もあってグリーンも難しいですが、毎日対応できるようになってきたと思います」と加藤選手。中学生ながらABEMAツアーにも出場し、「きんちゃん」の愛称で親しまれている。難しいセッテイングにも慣れているだけに、明日の4ラウンド目はどんな攻略を見せるのか、楽しみである。

 

<会場フォト>