競技情報

2011.10.21

第４１回
中部インタークラブゴルフ競技
開催日／平成２３年１０月２１日（金）
会場／鈴峰ゴルフ倶楽部（中・西コース）
参加人数／２４倶楽部（１４３名）
距離／６８６７Ｙ　ＰＡＲ７２
天候／曇

 

ニューキャピタルＧＣチームが２連覇。

昨年と同メンバーで圧勝

今年の中部インタークラブ。予選からの参加倶楽部１４８（９２４名）の頂点に立ったのが昨年覇者のニューキャピタルゴルフ倶楽部チームでした。
ニューキャピタルＧＣへは連覇への期待がありながら、一方で昨年１打差で惜敗した東名古屋カントリークラブの雪辱が見られるかにも注目が集まっていました。
しかしニューキャピタルＧＣは、やっぱり強かった。トータルスコア３７０で、なんと２位は東名古屋ＣＣではなく、豊田カントリー倶楽部（３８１）で１１打差をつけての圧勝でした。
期待された東名古屋ＣＣは、最初に福岡逸人選手が６９で上がり“来たぞ！”と期待感を膨らませてくれましが、後続が続かずニューキャピタルＧＣに水を空けられました。福岡選手は、ベストスコア賞を獲得しました。
大健闘したのが岐阜関カントリー倶楽部。往年のインタークラブ代表選手であった桑原明監督は、苦節１０年目でベスト３となり顔を紅潮させて選手たちと喜びを分かち合っていました。
ニューキャピタルＧＣの強さは、実力者の揃ったチーム結成で安定感があり、その上にチームワークの良さも目立ちました。昨年のような最後の選手の１打で優勝が決まった劇的展開から、今年は余裕の勝利。しかし試合前の選手の調子は全員が絶好調というわけではなく、苦戦を強いられると覚悟していたようですが、プレーに入れば河北実選手がスコアの上で牽引車、春日井大祐選手が第２エンジン役となり、全員が取りこぼしもなく手堅いプレーで首位独走の形となりました。
豊田カントリー倶楽部は、今回の決勝進出組の中でのチーム年齢最高齢メンバーで参加。６０歳代２名、５０歳代３名、４０歳代１名。それがインスタート３組の三浦宗樹選手がスコア７７でまず上がり、アウト６組でスタートしたエースの小林利治選手が７３。豊田が過去４回の優勝を誇る“古豪の復活”？と、もしかしたらの期待もかすめましたが２位入賞。昨年３位からひとつ順位を上げました。
北陸勢では、富山の花尾カントリークラブが３８７スコアで５位でした。

＜インタビュー＞
優勝のニューキャピタルゴルフ倶楽部　３７０
ダントツで快勝したニューキャピタルチームだが、桑原眞喜男監督は「みんな練習に来れなくて、ぶっつけ状態でしたし、腰痛の春日井修選手や、一昨日のＣＧＡミッドアマで不調だった春日井大祐選手など心配していたんですよ。でも、結束して、結果を出してくれて感無量です。言うことありません」と手放しで喜んだ。
春日井修選手は「腰はよくないですけど、最初に踏ん張れたんで、なんとか最後までいけました」。春日井大祐選手は「同組の木田正彦選手（名張）がリズムよくて、一緒になってリズムよく回れたのがよかった」。ちなみに、優勝スコア３７０は歴代タイ（平成６年伊勢ＣＣで開催された第２４回大会で能登ＣＣがマーク）。

豊田カントリー倶楽部　２位　３８１
６５歳の吉田勇蔵選手は監督兼任だったが、「今回はシニア世代が中心で、僕は一般の方になったんで、30代の３人と回りましたよ。でも、うちのキャディさんが一緒についてくれて、心強かった。全員が団結してできたこと、応援してくれる人がたくさんいたことがよかったですね」。６１歳の小林利治選手は「うちは個人が際立つと言うよりは、総合力でいけました」。

岐阜関カントリー倶楽部　３位　３８６
インの最後の組でプレーした中嶌克佳選手が最終９番Ｈでバーディを奪いホールアウト。その１打が差となり、見事に３位を死守した岐阜関ＣＣ。監督１０年目の桑原明監督は「選手としても３０年やったけど、初めての入賞で、全く持ってうれしい！！」。

ベストグロスは、福岡逸人選手（東名古屋）　６９＝３５、３４
トップスタートで回った福岡選手は３アンダーでホールアウトし、最後まで抜かれることがなかった。４バーディ１ボギー。「ショットがピンについてくれた」と福岡選手。２週間ほど前はショット不調で倶楽部チャンピオンを逃したというが、２日前に行われた中部ミッドアマでは調子を取り戻し、３位に入賞している。

インタークラブはお祭りのよう。本戦に出場するための地区予選が厳しいだけに、どの顔もうれしそう、ギャラリーの数も多く華やいでいる。（写真は、平尾CC の関係者たち）