中部インタークラブ・本戦 成績表、記事、フォトギャラリー
2018.10.19
平成30年度(第48回)中部インタークラブゴルフ競技(本戦)
開催日/平成30年10月19日(金)
会場/愛岐カントリークラブ(中・東コース)
50代の部 6993ヤード、一般の部 7077ヤード、Par72
天候/晴れのち曇り
三好カントリー倶楽部が、昨年に続く連覇に輝く
CGA加盟倶楽部の唯一の団体戦、中部インタークラブ は岐阜県・愛岐カントリークラブ(中・東コース)で開催された。
今年、4地区予選に参加したのは、昨年より8倶楽部増え168倶楽部。熾烈な予選を戦い抜いた愛知地区5、岐阜地区6、三重地区5、北陸地区6、そして、ディフェンディングの三好カントリー倶楽部、会場の愛岐カントリークラブ、計24チームが本戦に挑んだ。
今日は朝方に一時、土砂降りの雨が降ったが、7時10分のティーオフの時には青空、汗ばむほどの快晴となった。ところが、昼過ぎると雲が広がり、午後3時には雷が接近する事態に。競技委員長をはじめ関係者をハラハラさせたものの、幸いにも、近くを通過しただけで中断をすることなく、競技は最後まで滞りなく行われた。
愛岐CCのコースコンディションは素晴らしく、グリーンのスピードは11フィート、実際にはそれ以上に出ていたと選手たちは口々に言う。「難しかった」「硬かったし止まらなかった」とも。
中部インタークラブ は、各チームともに50代の部3人、一般の部3人の計6人がプレーし、上位5人の合計スコアで競われる。選手はもちろん、応援団や仲間などでハウスやスタートホール、フィニッシングホールはごった返す。上がってきた選手にスコアを聞き、メモを取りながら、他クラブの情報も入れつつ、一喜一憂する光景はまさに団体戦ならでは。「チーム一丸」という言葉に尽きる大会である。
競技は3人がホールアウトした頃から順位予想が飛び交う。まずは、豊田CC、額田GC、山岡CC、三好CC、ローモンドCC、フクイCC、名倉CCなどが70台のスコアを何人かがマークし、上位に顔を出してきた。勝負は、後半になるにつれ、一人上がるたびに入れ替わって行く。
最初にスコアが確定したのが額田GCだった。スコアは397。続いて、ローモンドCCが392と上に立った。徐々にスコアが確定していき、終盤、ディフェンディングの三好CCが全員ホールアウトし、合計385を確定すると1位に。あとは、豊田CCの最後の長嶋選手のスコアに注目が集まったが、81でホールアウト。合計スコアは387で2打足らず、三好CCの連覇が決まった。三好チームは5人が70台をマークする盤石の体制だった。「連覇できて本当に嬉しい。チームワークのなせる技でした」と河北信章監督は目を細めた。
◆成績◆
優勝 三好カントリー倶楽部 385
髙田政治 77=38、39
山下洋右 77=38、39
西尾正樹 80=39、41(※)
福岡逸人 75=37、38
小澤一夫 78=42、36
今川知也 78=38、40
★河北信章監督
「おかげさまで連覇ができました。これもひとえにチームワークのなせる技で、今年はスーパースターはいなかったけど70台でバランスよく取れた。コースも難しかったので、他のチームも苦労していましたね。連覇はチームワーク、6人の数字が揃わないと無理ですから。今日は、年配組3人にアドバイザーをつけました。年配の方が距離が落ちてきているし、選手はだんだんと頭が疲れてくるので思考も鈍ります。だから、ピンまでの残りの距離や方向をきちんと伝えました。アドバイザーも選手と同等のレベルなので二人合わせて一人前ですね(笑)」。
2位 豊田カントリークラブ 387
神谷雅彦 75=36、39
早川正彦 82=42、40
伊藤猛 87=45、42(※)
三浦宗樹 72=36、36
宮﨑洋平 77=38、39
長嶋篤 81=40、41
★小林利治監督
「3年前に出場した伊勢大会でも2位でした。みんな思い切ってやってくれていたので密かに狙ってたんですけどね、あと一歩、優勝に届きませんでした。団体戦で5人、6人が揃うのはなかなか難しいです。僕自身は金銀銅のメダルを持っていますが、みんなにも金メダルを取らせてあげたい。世代交代の時期になっていて、監督として来年、再来年がピークになるのではと思ってますので、来年の豊田CCを楽しみにしてください」。
3位 フクイカントリークラブ 389
津田博美 74=38、36
中村幸造 75=37、38
坂井正則 83=40、43
田邉裕貴 77=40、37
池尾良平 80=39、41
堀亮久 87=44、43(※)
★井上量博監督
「フクイCC開場50年ですが、初めての3位入賞です。これまでは4位が最高でしたので、本当に嬉しいです。地区ではこのところトップ通過ができるようになってきて、一度でいいから頂点を極めてくれと、夢を持ちながら本戦に出てました」。78歳の井上監督は8年目。「選手として10年も15年もやってきたので、今は恩返しです。選手たちには、みんなで仲良く切磋琢磨しようと言ってます。今年の3位で来年はもっと上を目指そうという気持ちになってきました」。
ベストスコア
50代の部 72 大山碩済(ライオンズGC) 72=36、36
一般の部 72 三浦宗樹(豊田CC) 72=36、36
★優勝した三好CCの各選手の声★
髙田政治選手 77=38、39
チーム最年長の60歳。「連覇を狙えということで、足を引っ張ってはいけないと頑張りました。今日は倶楽部の長澤さんが付いてくれて、的確なアドバイスをもらい、よかったです」。
山下洋右選手 77=38、39
「嬉しいです!! 去年は※だったので。小野雅道さんがアドバイザーで付いてくれて、『攻めるな、攻めるな』と口酸っぱく言われ、安全に行くことができました(笑)」。53歳の山下選手は、昨年は三好の31年ぶりの優勝も79で※と悔しかっただけに笑顔がはじけた。
西尾正樹選手 80=39、41
「前半は良かったんですが、後半は守りに入ってダメでしたね。今年は僕が※を一手に引き受けました」。
福岡逸人選手 75=37、38
一番若いエース格の福岡選手は、チームのトップでスタートし、1バーディ4ボギーの75でホールアウト、チーム内でベストスコアとした。「結果的に、チームではね(笑)。小澤さんがもっといいと思ったんですけどね」。東名古屋CCから移籍して3回目の出場で、なかなか思うような成績が残せずプレッシャーを感じていたようだが、ホッとした様子だった。
小澤一夫選手 78=42、36
インからスタートして前半をイーブンで回るも後半にOBを出すなど崩れてしまった小澤選手。「悪いことしたなあ、って帰ってきたんですが、連覇できて本当に良かったです。風邪を引いてて体調が良くなかったのもありますが、ホント、良かった〜〜」。
今川知也選手 78=38、40
今川選手もインからスタート。14番H(438Y、パー4)で2連発OBで8打としたが、18番H(532Y、パー5)で8メートルを沈めイーグルを奪取。「先週の中部ミッドから調子が悪く、迷惑をかけないようにと思いましたが、内容的には今ひとつでした。連覇できてホッとしてます」。
◆◇ベストスコア◇◆
シニアの部
大山碩済選手(ライオンズGC) 72=36、36
決勝出場5回目で初めてのメダリスト。3バーディ3ボギーだった。「インターで70台が出せたのも初めてですよ。今日のコースは難しかったから上出来かな」。CGA競技常連の大山選手も団体戦は特別のようで、初のメダリストを喜んだ。
一般の部
三浦宗樹選手(豊田CC) 72=36、36
「出だしの10番はあわやOBの球でスタートしてボギー、次の11番もボギーでどうなるかと思ったけど、12番のショートで3メートルの返しのパットが入ってパーでようやく落ち着きました。できればチームも優勝したかったですね」と振り返った三浦選手。メダリストは初。
初出場。三重地区予選1位通過で本戦へ。
双鈴ゴルフクラブ関コース 12位 400
三重地区予選を1位通過してきた双鈴GC関コース。かつて伊勢湾CCでインタークラブ を経験してきた中島良彦選手が「みんなに団体戦の楽しさを味わせてあげたい」と去年6月に研修会を立ち上げた。それから約1年余、「目標、地区予選突破!」を掲げ、練習に励んできた。そして、40人ほどに増えた研修会メンバーから選考会を経て選抜6人が、9月28日の三重地区予選に挑んだところ、「怖いもの知らずの強さ」を発揮して1位通過したのだ。「さあ、本戦でも頑張るぞ〜」と勢いよく挑んだ今大会だったが、思ったようなスコアメイクができず、12位で戦いを終えた。選抜されてきたメンバー6人の中には、今大会最年長となる71歳の片桐富男選手も出場していた。
中島選手は1番手でスタートしていき、前半を41と崩したが、後半は37と堪えチームに貢献。「本戦はやはり強いチームばかりが集まってきています。それにコースも難しく、そんなに簡単には勝てませんよね。でも、選手たちはいい経験ができたし、来年また頑張ります!!」(写真は、三重地区予選通過1位の時、会場の鈴鹿CCにて)
11年ぶりの本戦出場
山岡カントリークラブ 22位 408
「4人上がった時点では2位だったんですけど、最後は22位でした。ゴルフはそういうもんですね。また来年頑張りたいと思います」と勝支配人。
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