中部インタークラブ本戦 成績表 記事 写真 掲載

2017.10.20

平成29年度(第47回)中部インタークラブゴルフ競技 本戦

開催日/平成29年10月20日(金)

会場/南山カントリークラブ
7034Y、Par72

天候/曇り時々雨

成績表

三好カントリー倶楽部が全員70台をマーク。
2位に12打差をつけ、1986年以来31年ぶりの勝利。

CGA加盟倶楽部最大のお祭り、中部インタークラブが終了した。
今年の会場は、愛知県・南山カントリークラブ。最近の雨続きの天候でスティンプメーターこそ9.5ではあったが、グリーン、フェアウェイともに素晴らしいコンディションが用意された。
愛知、岐阜、三重、北陸4地区での激しい予選を勝ち抜いてきた22倶楽部と、ディフェンディングの富山CC、さらに会場倶楽部の南山CC、計24倶楽部で競技は行われた。

DSCN0495朝から関係者が続々と会場入りし、コースはごった返した。7時10分ティーオフでスタートした選手たちだったが、早朝に名古屋方面からの便利なアクセスでもある猿投グリーンロードで車両火災事故があり通行止めとなったため、ぎりぎりになる選手や応援団もいるなどいつもと違う空気にも包まれた。

倶楽部によっては、選手一人ずつに応援団が同行したり、ハーフで上がってくると、飲み物などを手渡したりと、インタークラブならではの光景が繰り広げられた。

最初のホールアウトはインスタートの第19組で、午後1時。そこから順次ホールアウトが始まり、同時にスコアボードの前はチェックする人たちの一喜一憂が続いた。
最初に飛び出したのは芦原ゴルフクラブで、かなりの間、首位をキープしていたが、3人目がホールアウトした時点で三好カントリー倶楽部が首位に躍り出た。昨年度は3時半まで首位だった三好CCだが、今年は3時から首位を独走、すべての選手が70台をマークするという素晴らしい内容で、トータル375と、2位に12打差をつけての圧勝となった。実に、1986年の優勝以来31年ぶり、しかも、その時は会場倶楽部だったことを考えると、自力で予選突破しての嬉しい、嬉しい勝利であった。

2位は、ベストスコア72を2人(齊藤祐選手、上田崇宏選手)がマークした関ケ原カントリークラブ、3位は明智ゴルフ倶楽部だった。
また、ベストスコアは72で、関ケ原CCの2人の他、安辺稔也選手(明智)、堀信義選手(片山津)、関口健一郎選手(レイクグリーン)の計5人だった。

成績

優勝  三好カントリー倶楽部  375

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2位  関ケ原カントリークラブ 387

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3位  明智ゴルフ倶楽部    390

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ベストスコア賞

th_DSC_5910左から、堀選手、関口選手、上田選手、齊藤選手、安辺選手

廣瀬1<インタビュー>

優勝  375
三好カントリー倶楽部

西尾正樹 77=39、38
髙田政治 75=39、36
山下洋右 79=41、38※
福岡逸人 76=40、36
今川知也 73=38、35
小澤一夫 74=37、37

西尾選手髙田選手山下選手

福岡選手今川選手小澤選手

「全員が70台で上がって最高の出来。チーム一丸で、ほぼ完成形」
河北信章監督

th_DSC_5626「31年ぶりに完成度の高いチームができました。去年は3時半まで1位で盛り上がり、結局、3位でしたが、今年は最後まで落ちることなく見事に完全優勝の形。2、3年のうちには優勝するぞ、と周りに言ってきましたけど、こんなに早く実現できるとは思いませんでした。若手も50代も息のあったチームですよ。これまで、※(コメ)を経験した選手がそれをバネに良い結果を出してくれた、とにかく、嬉しいかぎり、監督冥利に尽きます。若い今川くんが活躍した、できれば、メダリストだともっと良かったかな(笑)」。(写真 左から2番目が河北監督)

2位  387
関ヶ原カントリークラブ

吉田芳夫 86=47、39※
斉藤浩美 86=44、42
伊藤功巳 74=37、37
竹中康英 83=42、41
上田崇宏 72=38、34
齊藤 祐 72=37、35

吉田選手

吉田選手

斉藤選手

斉藤選手

伊藤選手

伊藤選手

竹中選手

竹中選手

上田選手

上田選手

齊藤選手

齊藤選手

2人がベストスコアで牽引
上田選手と齊藤選手

「試合前に、お互いにパープレーで回れたらいいね、と言ってたんです。僕(上田)はここは得意なコースではないんですが、無難に回ってこれたのが良かった」。
岐阜県クラブ対抗戦で2年連続優勝し、今回の岐阜地区予選では3位通過と好調なチームは、若手二人の活躍で、堂々の2位入賞を果たした。

3位  390
明智ゴルフ倶楽部

玉村昌也  83=43、40
森下眞一  77=39、38
山田直樹  80=41、39
安辺稔也  72=38、34
後藤繁生  78=43、35
近藤久幸  88=41、47※

玉村選手森下選手山田選手

安辺選手後藤選手近藤選手

「普段からいい競争をしている選手たち、チームワークが一番」
DSC04371最終の山田選手がホールアウトし、一気に3位浮上したの明智GC。竹下監督と清國アドバイザーは、「練習と同じように、試合でも普通にできるように、日頃からチーム全体で努力してきました。選手たちも普段からいい競争をしていて、和気あいあいが一番ですね。去年は予選1位で芦原GCに乗り込んだけど散々な結果でした。今年は予選2位で、難しい南山CCで3位に入れて良かった。所属の伊藤正己プロの指導もあって、みんなが力をつけてきました」。

初出場は福井県の2倶楽部。どちらも開場以来、初めてのインタークラブ本戦

越前カントリークラブ  413  23位

th_DSC_5651開場35年目で初の予選通過。副キャプテンの藤井政嗣さん(62歳)は、「チームワークです。団結しているチームで、みんなが頑張ってくれて、予選を突破できました。会場の芦原GCと違い、ここ(南山CC)は皆初めてだし、勝手が違ったようですね。それでも、最下位を免れて良かったかな」。越前CCは、来年の福井国体で、女子の部の開場コースとなる。

福井国際カントリークラブ  430  24位

th_DSC_5705開場44年目にして初の予選通過を果たしたのが、福井国際CCだ。「1回でいいから本戦に連れて行って欲しいよ」という山口支配人の切なる願いがようやく実った。「僕が倶楽部にいる間に実現してもらい、それだけで満足です」と支配人。結果は最下位となってしまったが、写真撮影も穏やかな空気に包まれていた。来年の福井国体で、福井国際CCは少年男子の部の会場コースとなる。

<会場風景、写真>