中部インタークラブ本戦 成績表、速報記事を掲載しました
2022.10.14
2022年度(第51回)中部インタークラブゴルフ競技 本戦
開催日/2022年10月14日(金)
会場/愛知カンツリー倶楽部
第51回中部インタークラブゴルフ競技
2022年10月14日(金)
会場/愛知カンツリー倶楽部
50歳以上の部 6953yd Par74
一般の部 7146yd Par74
参加人数/19クラブ
天候/快晴
最後にミラクルな大逆転。
昨年覇者・関ヶ原CCが、2連覇を達成。
秋晴れに恵まれた今年の中部インタークラブ。厳しい地区予選を通過した17クラブと、前年優勝クラブ、会場クラブの計19クラブが愛知県の愛知カンツリー倶楽部東山コースで熱戦を繰り広げた。
今日のコースコンデイションはスティンプ10.4、コンパクション22と発表されており、その上、ピンポジションも厳しかった。そのせいか、スコアメイクに苦しむ選手が多く、ハーフチェックする監督たちからは「うちはエースが叩いちゃった」「後半に期待するしかないな」など前半から嘆き節が聞かれた程だった。
12時半ごろからアテストが始まった。
インスタート(一般の部)2組目の福岡逸人選手(三好CC)と源野智紀選手(朱鷺の台CC)がともに3オーバーの77をマーク。続いて、アウトスタート(50歳以上の部)3組目の今川知也選手(三好CC)が78をマークし、三好CCが好調な兆しを見せる。
3人、4人とホールアウトが進み、上位に顔を出してきたのが、三好CC、名張CC、関ヶ原CC、グレイスヒルズCC、レイクグリーンGC、ライオンズGCだ。終盤になっても、いわゆるダントツのチームは現れない。一人上がるたびに優勝チームの予測が変わってくるような状態だった。勝負は最後の一人にかかっていた。
6人が上がり、三好CCが合計396で、暫定1位で他のチームの上がりを待つ。名張CCが最後に86のスコアが入って合計397となる。そして、最後にドラマを作ったのが、関ヶ原CCだった。前半を45と崩した50歳以上の部・日比野敬選手が実に後半を37にまとめて82でホールアウトしたことで、合計394と、三好CCを2打上回り、昨年に続く連覇を達成したのだ。まさにミラクルな大逆転劇だった。勝利の女神(?)となった日比野選手は「後半は長いパットがいくつも入った。耐えて頑張りました」と笑顔。仲間から大拍手を受けていた。
また、ベストスコアは、50歳以上の部は木田正彦選手(名張CC)でイーブンパーの74ストローク。一般の部は76ストロークで、菊本裕司選手(名張CC)、青山禎達選手(名張CC)、上田崇宏選手(関ヶ原CC)の3人だった。
成績
優勝 関ヶ原カントリークラブ 394
田中 淳司 ※92(45 47)
竹中 康英 76(38 38)
日比野 敬 82(45 37)
伊藤 功巳 80(40 40)
上田 崇宏 76(36 40)
齊藤 祐 80(41 39)
「途中で諦めかけたけど、逆転できたなんて奇跡です」と興奮気味の選手たち。リーダーの竹中選手(52歳)は、「去年はスコア誤記をしてしまって、1年間は針のむしろ状態でしたが、頑張って練習して、今年は貢献できた。よかった」。伊藤選手(57歳)は「バーディ4つのうち、9番と18番で取れたのがよかった」。ベストスコア賞の上田選手は「チームが連覇できたのが何より。個人としては欲を言えばもう少し。ロングが6つあることを考えると、ね。パットが良くなかった」。ミラクルを起こした日比野選手は「前半45で折り返したけど、後半はパットが入りました。6メートル、7メートル、8メートル、12メートルが1パットで入って、後半は12パットでした」。「こんなミラクルが起きたんだから、来年3連覇を狙います!!」と竹中選手が笑顔で締めくくった。
2位 三好カントリー倶楽部 396
今川 知也 78(38 40)
臼井 達也 76(38 38)
山下 洋右 82(41 41)
福岡 逸人 77(41 36)
増野 逸実 83(41 42)
小澤 一夫 ※86(43 43)
最後に惜しくも逆転を許した三好CC。河北信章監督は「愛知予選の時は、補欠2人が入って、1位通過してここにきました。残念ながら2打足りなかったけど、みんな頑張ってくれました。また、頑張ります。ここ数年で、金メダルも銀も銅も取っているから、次こそ金を獲りたいね」。福岡選手は「5人で2打だから、インターは。悔しいね」。チームでベストスコアの臼井選手は「自分のスコアより、チームが勝てなかったのが悔しい。来年またみんなで頑張ります」。
3位 名張カントリークラブ 397
伊藤 征二 ※89(46 43)
木田 正彦 74(36 38)
加納 悟史 86(46 40)
菊本 裕司 76(38 38)
青山 禎達 76(37 39)
阪口 登志喜 85(40 45)
ベストスコア賞を3人が獲得した名張CCだったが、3位入賞にとどまった。キャプテンの木田選手(59歳)は4バーディ、4ボギーのイーブンパーで50歳以上の部のベストスコアだった。「チームのためにプレーしました。今年は選手も揃っていたので、密かに優勝を狙っていたんですけどね。残念でした。来年に向けて、また頑張りますよ」。一般の部のベストスコア賞の菊本選手(40歳)は「今日はパットがよく入りました。3パットもあったけど、しぶとくパーを重ねられたのがよかった」。もう一人のベストスコアの青山選手(35歳)は「ショットは今ひとつでしたが、アプローチとパットが良かったと思う。チームのために頑張りました」。
◆ベストスコア◆
50歳以上の部 74ストローク
木田正彦選手(名張CC)
一般の部 76ストローク
左から菊本裕司選手(名張CC)、上田崇宏選手(関ヶ原CC)、青山禎達選手(名張CC)