中部インタークラブ本戦 成績表、速報記事、インタビュー、会場フォトを掲載しました
2024.10.30
2024年度(第53回)中部インタークラブゴルフ競技 本戦
開催日/2024年10月30日(水)
会場/岐阜関カントリー倶楽部(東コース)
第53回中部インタークラブゴルフ競技
2024年10月30日(水)
会場/岐阜関カントリー倶楽部(東コース)
50歳以上の部 6882yd Par72
一般の部 7225yd Par72
参加人数/23クラブ(138名)
天候/晴れ
桑名カントリー倶楽部が2位に17打差をつけ圧勝、初優勝に輝く。
2位は各務原CC、3位は東名古屋CC
青空が広がった岐阜県の岐阜関カントリー倶楽部で第53回中部インタークラブゴルフ競技が開催された。4地区での熾烈な予選を突破した21クラブと昨年優勝の東名古屋カントリークラブ、会場コースの岐阜関カントリー倶楽部を合わせた計23クラブで熱戦が繰り広げられた。
今日の岐阜関CCのグリーンコンディションは、スティンプ12.7、コンパクション22と素晴らしく速い仕上がり。朝のうちは風がなかったが、9時ごろからは風も徐々に強くなり、クラブハウス前に立てられた参加クラブのフラッグも元気よくはためいた。どんどん乾いていったグリーンに、選手たちのスコアメイクは大いに苦しめられた。
順調に競技は進み、まず一般の部の1組目がアテスト会場にやってきた。すると、いきなり、江崎晃輔選手(レイクグリーンGC)がイーブンパー72、福岡逸人選手(三好CC)が79をマークしてきた。続いて、50歳以上の部の第1組が上がってきたが、加藤浩選手(岐阜関CC)と辻一也選手(藤原GC)がともに78をマークしてきた。難コース、速いグリーンとはいえ、しぶとい攻略はさすがのトップアマたちだった。その後も、80前後のスコアは多く、ホールアウトごとにリーダーボードが入れ替わる混戦模様となった。
2人ほどのホールアウトでは、1位が各務原CC、2位が桑名CC、3位が片山津GC、4位が三好CC、5位が日本ラインGCだったのが、3人が揃ったところで1位桑名CC、2位各務原CC、3位三好CC、4位レイクグリーンGC、5位東名古屋CC、6位鈴鹿CCに変化した。
しかし、4人が上がった時点では、桑名CCだけが4人ともに70台のスコアをマークしており、会場では「今年は桑名の優勝だ」と囁かれ始めた。桑名陣営も、「後の2人も悪くない。本当に勝てるかもしれない」と笑顔が絶えない様子。実際に、先に上がった50歳以上の部の飯田健二選手が78をマークすると、優勝はほぼ確実視された。
次々に6人目のスコアが入り始め、合計スコアが確定していく。トップの桑名CCは一般の部の磯部真介選手が80でホールアウトし、このスコアが※(コメ)となり、通算383ストローク。まさに異次元の、他を圧倒するビッグスコアとなった。2位になった3クラブとは実に17打差の圧勝での初優勝だった。
その2位に並んだのが合計400で、各務原CC、東名古屋CC、そして、最終組の一般の部の佐藤秀信選手が85で上がったことにより、12位から4位に食い込んだレイクグリーンGCの3クラブだった。競技規定により、※(6人目の選手)スコアのマッチングスコア方式で2位が各務原CC、3位が東名古屋CC、4位がレイクグリーンGCとなった。5位には会場コースの岐阜関CCが合計401で飛び込んだ。続く合計402には3クラブが並んだが、マッチングスコアカードにより6位明智GC、7位ローモンドCC、8位富山CCとなった。表彰式では、団体戦3位までのほか、ベストスコア賞も表彰された。
★成績(入賞)
優勝 桑名カントリー倶楽部 383
藤井広文 79=41、38
磯部伊知郎 74=38、36
飯田健二 78=38、40
山本幸広 75=37、38
神農竣以知 77=40、37
磯部真介 ※80=41、39
2位 各務原カントリークラブ 400
山藤晋吾 74=36、38
柴谷敏文 84=43、41
塚原誠 ※84=39、45
桑原竜也 76=38、38
小林利広 84=41、43
水野貴之 82=42、40
3位 東名古屋カントリークラブ 400
桶脇貴久 82=42、40
吉田正 82=42、40
中村潤一 ※85=44、41
大橋元 80=38、42
小原景 76=39、37
田添裕康 80=39、41
★ベストスコア賞
50歳以上の部 74
磯部伊知郎(桑名CC) 74=38、36
山藤晋吾(各務原CC) 74=36、38
一般の部 72
江崎晃輔(レイクグリーンGC)72=36、36
<インタビュー>
「天にも昇る気持ち」と99歳の三澤監督
優勝
桑名カントリー倶楽部 383
99歳の三澤孝行監督は「もう何十回もインタークラブに出てきたけど、2位や3位はあっても優勝は初めて。天にも昇る気持ちです。本当に嬉しい。選手一人ひとりがよくやってくれました」と手放しで喜んだ。そして、山田敏夫キャプテンは「桑名の長い歴史の中で初めての優勝です。記念になります。昨日は皆に、2位で良いから力を抜いてやってください、と話しましたが、70台が5人も出るとは驚きました」と満面の笑顔。
桑名チームに今年から加わった新戦力、山本選手が刺激になって、チーム全体の士気が高まったこと。親子でメンバーになっている磯部選手と息子の真介選手。最年長選手で79と貢献した藤井選手の存在、若手の神農選手、ベテランの飯田選手など一人ひとりが「いつか優勝を目指すけど今年はリラックスして」の気分で回ったのが功を奏したのだろう。藤井選手は明日から始まる日本ミッドシニア出場のため早々に会場を後にして門司に移動したため表彰式には出られなかった。
2位
各務原カントリークラブ 400
3年連続でインタークラブ本戦出場の各務原CC。10位→8位ときて今年2位入賞だ。「山藤74、桑原76とポイントゲッターが予想通りのスコアを出し、結果につながりました。今朝は400を切ろうよと送り出して、予定通りの400。順位は3位を目標にしてきたんですが、1つ上回る2位になれた。大喜びです。近いうちに優勝を狙っていきますよ!!」(監督)
一般の部のエース、桑原選手は2週間前に行われた中部ミッドアマで優勝している。「今日はバーディひとつ。ショットは良かったけど、パッティングがイマイチでした。それでも、個人ではミッド、クラチャン、この団体で2位になれて今年はとてもいい年になりました」。
3位
東名古屋カントリークラブ 400
昨年優勝チームの東名古屋CCは、途中で「今年は無理だあ」としょんぼりしていたが、終わってみれば堂々の3位入賞だった。「今日はみんなが固く回ってくれた。難しいグリーンだし、80を目標に行こうと話していたが、本当に400で目標通りだったね。連覇はならなかったけど、愛知で1位になれたのは嬉しい。チームワークよくみんなが頑張ってくれました」と副監督の鈴木吉久さんもホッと胸を撫で下ろした。当初メンバーだった上條選手が右肩を故障してしまい、急遽田添選手がメンバー入り。目標の80をクリアしてホールアウトした。
ベストスコア賞 50歳以上の部は2人
磯部伊知郎選手(桑名CC) 74=38、36
アウトからスタートし、15番H、16番Hで連続バーディ。「16番は10メートルありました。あれが大きかったですね」。
山藤晋吾選手(各務原CC) 74=36、38
3バーディのうち、一つは10メートルの長いパットを決めた。「ドライバーはフェアウェイにおけたし、3パットがなかった。しぶといパーパットも決められたのが良かったです」。
ベストスコア賞 一般の部
江崎晃輔選手(レイクグリーンGC)72=36、36
インからのスタートで3バーディ、3ボギーのイーブンパーだった。「前半は風がなくて、出だしからバーディが取れて良かったですが、3パットのボギーもありました。寄せワンが多かった。後半は徐々にグリーンも速くなってきて、苦しかったです」。レイクグリーンに入会したのが4年前、インタークラブは3回目の出場の江崎選手は28歳、「チームに支えられて来ることができました」。先日、今年のクラブチャンピオンになった。
<会場フォト>
初出場の中部国際GCチーム「選手みんなが頑張りました。創立58年の歴史の中でインターに初出場できたことが何よりです。また来年も出場できるよう頑張ってきます!!」(坂本佳司監督)