中部インタークラブ本戦 成績表、速報記事&フォト 掲載

2023.10.13

2023年度(第52回)中部インタークラブゴルフ競技 本戦

開催日/2023年10月13日(金)

会場/桑名カントリー倶楽部

 

成績表(PDF)

 

 

第52回中部インタークラブゴルフ競技
2023年10月13日(金)
会場/桑名カントリー倶楽部
50歳以上の部  6784yd Par72
一般の部  7280yd Par72
参加人数/132名(22クラブ)
天候/晴れ

 

東名古屋カントリークラブが

2004年以来18大会ぶり、9度目の優勝

 

秋晴れのもと、CGA加盟倶楽部の最大のお祭り、中部インタークラブ本戦が、三重県の桑名カントリー倶楽部で開催された。愛知、岐阜、三重、北陸で行われた熾烈な地区予選を勝ち抜いてきた20倶楽部と、昨年優勝の関ヶ原カントリークラブ、さらに会場コースの桑名カントリー倶楽部の計22チームが、名誉ある優勝を目指して戦い抜いた。

 

スティンプ11.5フィート、コンパクション21に仕上げられたグリーンは、順目と逆目でスピード感が違い、選手たちを戸惑わせた。各ホールの距離も長く、スコアメイクは容易ではなかった。それでも、さすがにインタークラブ本戦に駒を進めた各チームの精鋭選手たちばかり。70台をいかに揃えられるかが勝負の分かれ目となった。

 

50歳以上の部はアウトからのスタート、一般の部はインからのスタートだった。

 

試合は序盤から東名古屋カントリークラブとローモンドカントリー倶楽部が1位と2位に陣取り、選手が上がる度に順位が入れ替わる状況だった。3位以下には各務原カントリー倶楽部、関ヶ原カントリークラブ、岐阜稲口ゴルフ倶楽部、レイクグリーンゴルフ倶楽部、三好カントリー倶楽部、桑名カントリー倶楽部などが続いていた。そして、ホールアウトが進み、各チームの4人が上がった段階になった時の順位は、1位が東名古屋CC、2位がローモンドCC、3位に関ヶ原GC、4位に岐阜稲口GC、5位にレイクグリーンGCだった。残るは、50歳以上の部、一般の部の最後に一人ずつとなり、リーダーボードの前は数字を追いかける選手や関係者たちで大忙しとなった。

 

6人全員がホールアウトすると、数字が確定していく。東名古屋CCは、いち早く386でフィニッシュし、1位に君臨する。50歳以上の部の一人を残したローモンドCCと関ヶ原CCがともに389で2位に並んでいて、最後の選手がそれぞれ78、77より良いと大逆転が起きると注目された。さらに選手を2人残して8位に位置していたライオンズGCがまず75でホールアウトしたことで、急浮上し、こちらも最後の一人次第で優勝もありという状況になったのだった。

 

結果は、ローモンドCC最後の近藤歳宗選手が80、関ヶ原GC最後の日々野敬選手が87で上がり、ライオンズGC最後の大山碩済選手が82だったため、東名古屋CCの優勝が決まった。

 

東名古屋CCは、インタークラブ史上、最多優勝&最多出場の伝統あるチームであるが、ここ2年間は予選敗退が続き、3年ぶりの本戦出場だった。前回の優勝は2004年であり、実に19年ぶり(18大会ぶり)、9度目の嬉しいVで、選手に応援に駆けつけた関係者たちは大喜びだった。

 

また、ベストスコア賞は、50歳以上の部では73ストロークの土本肇選手(いわむらCC)、一般の部では74ストロークの源野智紀選手(朱鷺の台CC)、上田崇宏選手(関ヶ原CC)。松久征史選手(岐阜稲口GC)、田邉裕貴選手(フクイCC)の4人が獲得した。

 

 

優勝  東名古屋カントリークラブ  386

樋脇貴久  78=37、41
吉田正   79=41、38
加納康史※ 91=47、44
大橋元   75=38、37
上條宝司  77=38、39
小原景   77=37、40

2004年以来の優勝に輝いた東名古屋カントリークラブ。6人中5人が安定の70台をマークし、常に1位、2位をキープし続けた。その原動力となったのが、今年からインタークラブメンバーに加わった大橋元選手の存在だった。今年、2日間に分けて行われた愛知地区予選(葵CCで開催)で、初日の50歳以上の部で11位となり、やや暗雲が立ち込めていたのだが、翌日の一般の部で最初に出た大橋選手がこの日のベストスコアとなる68でホールアウトし、一気に通過圏内に、さらに最後の小原景選手が75で上がり、首位通過を決めたのだった。そして、この勢いは本戦でも衰えることなく、皆がベストパフォーマンスを披露した。井上義和監督は「みんなが頑張ってくれました」と優しい笑顔で選手を褒め称えた。起爆剤となった大橋選手(45歳)は「今年からこのチームに入りましたが、練習環境が良いのでたくさん練習できるし、ゴルフの調子も上がっています。役に立てて嬉しい」とチームに貢献できたことを喜んだ。


 

2位  ローモンドカントリー倶楽部  388

横山浩康  74=38、36
近藤徳久  80=41、39
近藤歳宗  80=39、41
築山一佳  75=37、38
橋本潤   79=39、40
佐藤正毅※ 81=43、38

アドバイスギバーの関淳悟さんは「今日のグリーンは素晴らしく仕上がっていて、上からの順目は無茶早かったです。難しかったと思う。うちは、優勝を目指してきたので残念ですが、来年こそ優勝を狙っていきたい」と早くも来年に向けたコメント。


 

3位  関ヶ原カントリークラブ   389

田中淳司  80=41、39
竹中康英  78=38、40
日比野敬※ 87=40、47
伊藤功巳  79=39、40
上田崇宏  74=35、39
齊藤祐   78=39、39

3連覇を狙って挑んだ関ヶ原GCだったが、3位に終わった。「優勝盾は預けます。来年、取り返したいと思います」と、悔しい思いはすでに来年への糧としたようだった、


 

ベストスコア賞

 

50歳以上の部
73  土本肇(いわむらCC) 73=36、37

一般の部
74 源野智紀(朱鷺の台CC) 74=35、39
上田崇宏(関ヶ原CC)  74=35、39
松久征史(岐阜稲口GC) 74=37、37
田邉裕貴(フクイCC)  74=38、36


左から、松久選手、上田選手、滝CGA会長、源野選手

田邉選手
 

<会場フォト>