中部オープン本戦 2R成績表、3R組合せ表、速報記事を掲載
2022.07.13
2022年度(第51回)中部オープンゴルフ選手権競技
開催日/2022年7月12日(火)~14日(木)
会場/愛岐カントリークラブ(中・東コース)
第2日成績表(PDF)
第3日組合せ表(PDF)
第51回中部オープンゴルフ選手権競技
2022年7月12日(火)・13日(水)
会場/愛岐カントリークラブ(中・東コース)
7077yd Par72
参加人数/128名(うち欠場4名)
アマ22名(うち欠場2名) プロ106名(うち欠場2名)
天候/1R 曇り時々雨 2R 晴れ
通算14アンダーで織田信亮が首位に。
織田と小木曽喬の2選手がコースレコード63をマーク。
中部オープン第2ラウンドは、昨日と打って変わって晴天に恵まれたが、照りつける太陽と蒸し蒸しする暑さが選手たちを疲労させた。
ただ、そんな中でも素晴らしいスコアが続出。インスタートの第1組で、小木曽喬(フロンティアの介護)が63のコースレコードを叩き出し、通算12アンダーでホールアウトすると、続く2組で、織田信亮(セーレン・株)も同じく63をマーク、通算14アンダーで首位となる。アウトからも田村光正(徳田鋼鉄)が64で上がり、通算13アンダー、今度はインから大西魁斗(ZOZO)が65で上がり、通算13アンダーとする。さらにイン4組の今野大喜(フロンティアの介護)が66で通算12アンダーとした。また、織田と同組の阪本烈(愛岐CC)が64をマーク、通算9アンダーとして一気に9位タイに浮上した。
上がってくる選手が次々と好スコアをマークして、上位争いをする状況は、まさにめまぐるしいほどだったが、5組をすぎるあたりから徐々に落ち着き、60台をマークする選手が時折現れる流れになった。結局、60台を出した選手は28人と昨日の40人に比べると少なく、アンダーパーも60人だった。
初日首位の池村寛世(ディライトワークス)と杉浦斎(阿山CC)はともに今日が71で通算8アンダーとし、12位タイに。佐橋寿樹(GOLF5CみずなみC)はパープレーで通算7アンダーとし、19位タイにそれぞれ後退した。
予選ラウンド2日間の結果、通算1オーバー(145ストローク)までの82選手が明日の決勝ラウンドに進出することになった。アマチュアは杉浦悠太選手(ぎふ美濃GC)をはじめ8人が予選を通過した。
明日の決勝は朝7時30分からアウト、インでティーオフする。
<インタビュー>
★コースレコード63を達成
「前半の29で緊張し、1番で右に大きく曲がりました」
織田信亮(セーレン・株) 130=67、63(34、29) 首位
ベストスコアタイとなる63をマークした織田選手。前半のインで1イーグル、5バーディを奪い29とすると、折り返しの1番パー4で、第1打を大きく右に曲げた。暫定球は今度は左に大きく曲がる。再度の暫定球は真ん中をとらえ、コースに飛び出した。その結果は、最初の球が見つかってパーセーブ。「ホッとしたと同時についてるな」と思ったとか。「前半の29でへんな緊張が出てしまった。でも、パーが取れて落ち着きました。後半は2バーディでした。ドライバーはずっと危ない感じですけど、150ヤード以内はよかったので、スコアになったと思う」。コースレコードで首位に立ったことは「いまは嬉しいですけど、明日に向けて、すぐに練習してきます。明日は天気も悪そうですしね」とさっそくパッティングの練習に行った。福井工大をこの春卒業、プロテストは大学2年時に合格。
「久々に、気持ちいい〜」
小木曽喬(フロンティアの介護) 132=69、63(33、30) 4位タイ
福井工大福井高・大学の3年後輩、織田選手とコースレコード達成で並んだ。小木曽選手は自己ベスト62に1打と迫るスコアだった。「クラウンズの頃からずっとショットは良かったんですが、パッティングが不安定で、入ればスコアになるけど、入らないとダメ、って状態が続いてました。今日はいいラウンドができました」。1イーグル、7バーディ、ノーボギーの内容に、「久々に気持ちいい〜」と笑顔と見せた。16番、17番と連続バーディの後、18番でイーグルが取れて流れに乗れたようだ。一番長かったのは6番で6メートルくらいとか。小木曽選手は、アマチュア時代はCGA主催競技の全タイトル(アマ、オープンベストアマ、佐々部杯、学生、ジュニア)を獲得、日本アマチャンピオンにもなっている。プロとして、中部オープンのタイトルを狙う絶好のチャンスがきた。
★64をマークしたのは2人
5年目の愛岐で、落ち着いてできました」
阪本烈(愛岐CC) 135=71、64(33、31) 9位タイ
インから出て8バーディ、ノーボギーだった。「ショットが安定していました。ピンチはあまりなかったです。バーディパットで惜しいのもありましたが、危ないパーパットも入ったので。64は試合ではベストタイです」と阪本選手が振り返った。残念だったのは、同組で回った織田選手とのこと、「2人で競い合ってて、最終の9番で3メートルのイーグルパットが入っていたら、並んで63だったんです」とコースレコードを逃したことだ。記録になるかならないか、痛恨の1打だった。大阪興国高を卒業後、ここ愛岐CCに研修生としてやってきて今年で5年目となる。中部オープンは会場コースの推薦で出場、片山津CC大会以来2度目の出場。23歳。(写真左が阪本選手。応援団の一人、大島プロと)
田村光正(徳田鋼鉄) 131=67、64(32、32) 2位タイ
インからのスタートで、前半を1イーグル、2バーディの4アンダーでまとめた田村選手は、9番から1番への道のりを日傘をさしてにこやかに歩いていた。後半も4バーディを奪って64でホールアウト。11位タイから2位タイに浮上した。
★好スコアは続々
65をマークし、首位と1打差の2位タイ
大西魁斗(ZOZO) 131=66、65(32、33)
「今日はフェアウェイに行けてたのでセカンドでチャンスが多くきました」と9バーディ、1ダブルボギーの1日を振り返った。「ダブルボギーは13番でOB。左カート道路に跳ねて行っちゃいました。明日もフェアウェイを狙って行きます。第1打は攻めすぎず、セカンドは攻めて、グリーンに乗せていけたらいいなと思います」。昨年の大会では4ホールのプレーオフの後、翌日から始まる北陸オープン会場に新幹線で出かけたが、降りる場所を間違えてしまい、予定外のところに一泊して会場入りしたのだとか。今年も明日の試合後は北陸へ向かう大西選手、1打差を追いかける明日がとても楽しみだ。
2イーグルを含む65で6位タイに
金子駆大(フリー) 133=68、65(33、32) 6位タイ
19位タイからスタートした金子選手は、2イーグル、4バーディ、1ボギーの65で6位タイまで上昇した。「イーグルは2番でほぼまっすぐの7ヤードくらいをチップイン、9番は240ヤードから7wで2メートルにつけたのが入りました。全体にはショットは昨日からいいです。今日は5メートルのバーディが一つ取れたけど、ほぼ乗っているので、入れたい距離がもっと入れば・・・」
2日間66で、通算12アンダー
今野大喜(フロンティアの介護) 132=66、66(34、32)
インからのスタートで6バーディ、ノーボギーだった。「2日間ともノーボギーはよかったと思う。今日はリカバリーができて、パーセーブできました。すごくいいってわけでもないけど、このスコアは不思議だけど嬉しいです。岐阜県出身なので、昔からこのコースは回らせてもらっていて知っているのも功を奏してるかも」と今野選手。アマチュアで2度の中部オープンを制している。”ミスター中部オープン”だねって言われ、ニコッと笑い、「3度目の優勝者がいないのなら狙ってみたいです」。
67で、アマチュア2位に浮上
「フェアウェイキープ12回が何より嬉しい」
菱田健斗選手(東海CC) 138=71、67(33、34)
アウトからスタートし、5バーディ、ノーボギーでホールアウトした。「久々の60台です。この2、3ヶ月出ていなかったのでよかった。それに、今日は、フェアウェイを12回キープできたことが何より嬉しいです。うまくまとめられました」とホッとした様子の菱田選手。通算7アンダーでアマ1位の杉浦悠太選手(ぎふ美濃GC)とは1打差に迫った。「日大の2人(杉浦選手と岩井悠真選手)の間ですよね。なんとか中京大が食い込んで、ベストアマ狙いたいです」と明日に臨む。総合では25位タイ。
<会場フォト>