中部オープン本戦 2R成績表、3R組合せ表、記事を掲載しました

2019.08.01

2019年度中部オープンゴルフ選手権競技本戦

 

第2日成績表、第3日組み合わせ並びにスタート時刻表を掲載しました。(こちらからご覧ください)

第49回中部オープンゴルフ選手権競技
2019年7月31日(水)〜8月2日(金)
会場/片山津ゴルフ倶楽部(白山コース) 7118ヤード・Par72
参加人数/152名(うち欠場1名)
アマチュア10名 プロ142名(うち欠場1名)
天候/第1日 晴れ、第2日 晴れ

 

石渡和輝(フリー)が2日目ベストスコア66をマーク。
通算9アンダーで単独首位に浮上。


 

150ストロークまでの86人が明日の決勝ラウンドへ。

 

12年ぶりの開催となった、北陸の名門、片山津ゴルフ倶楽部(白山コース)での中部オープン。
予選2日目も朝から気温が上昇、雲は若干多めだったが、連日の猛暑の中でのプレーとなった。
真夏の厳しい暑さゆえ、グリーンがややと止まりやすい状況とはいえ、名匠・佐藤儀一氏設計による名物アリソンバンカーや砲台グリーンは、選手たちに正確なショットを要求するコース。昨日に比べ、難度を上げたピンポジション設定もあり、スコアは伸び悩み傾向だった。

 

2日目を終え、首位に立ったのは、初日3アンダー5位タイでイン最終組スタートの石渡和輝(フリー)。66の2Rベストスコア をマークし、通算9アンダーとした。2位は、初日トップの上井邦裕(三好CC)が今日を1アンダーとし、通算7アンダー。首位と2打差になった。3位は通算6アンダーに伸ばしてきた、飯田耕正(フリー)岸本翔太(グリーンヒル関GC)の2人。飯田は2日連続の69、岸本は今日68をマークした。

 

また、山口量(富士C可児C)が67の好スコアで、106位タイから一気に22位タイまでジャンプアップ。今日を70で回った片山津GC所属の米山永力が137位タイから75位まで順位をあげて予選通過を果たした。

 

アマチュアは5人が予選を通過したが、奇しくも全員が149ストローク。渡辺龍ノ介(グリーンヒル瑞浪GC)、作田大地(中部学連・金沢学院大4年)、福山功太(芦原GC・福井工大2年)、松井諒哉(中部日本パブ・石巻中3年)、辻圭一郎(JGAジュニア)だ。

 

通算150ストロークまでの86人が明日の決勝ラウンドに進出する。
明日のスタートは午前7時30分から行われる。

 

★ジュニアレッスン会 開催★


今年の中部オープンでは、新たなイベントとして、出場選手によるジュニアレッスン会を開催した。

レッスンを受けたのは、加賀と小松のジュニアアカデミーの生徒たち16人。ホールアウトしたばかりのプロたち(近藤智弘、正岡竜二、木下稜介、竹安俊也)がマンツーマンで指導。一人ひとりに丁寧にレッスンを行った。

 
<インタビュー>

 

1位
「自分が一番びっくりの、前半30」
石渡和輝(フリー) 135=69、66(36、30)
 

インの最後にホールアウトしてきた石渡が、66の2Rベストスコアを叩き出した。実に前半のインは6バーディノーボギー30。10、11番と出だしの2ホールを連続でバーディとすると、13番から16番を連続バーディとした。「今日の前半はティーショットとアイアンが良くて、2、3メートルについたのが全て入りました。あまり調子がよかったので、自分が一番びっくりしています。でも、後半は同じようにはいかず、2番でチップインバーディの後、6番でボギーのイーブンでした」振り返った。中部オープンは3年前に予選に出たが通過せず、今回、2度目の挑戦で初めての本戦出場。千葉県出身、中央学院大卒の26歳で、これまで中部の試合では、2016年のCBCチャレンジ(新南愛知大会)で優勝し、中日クラウンズ出場。その年の秋にプロテスト合格した。QTは最近はサードで落ちたりして、なかなか試合に出られない年が続いている。片山津GCは、大学時代に日刊アマに出場したが、コースはあまり覚えていなかったそうだ。180cm、80kg、飛距離280ヤード。明日は最終組で迎える決勝ラウンド、「緊張するでしょうけど、楽しんでできたらいい。力が入りすぎないようにどこまでリラックスできるか。大きなチャンスなので、普段通りを心がけます」。

 

2位
体調が優れず、パフォーマンスも上がらず。
上井邦裕(三好CC)  137=66、71(37、34)
 

スタート前から体調が良くなかったという上井。4バーディ3ボギーでスコアを一つ伸ばしたが、ホールアウト後は、熱中症のような症状のため、早々にクラブを出た。たっぷり休養して、明日の決勝に備えてほしい。

 

3位タイ

飯田耕正(フリー) 138=69、69(37、32)
 

「大きなトラブルになることもなく、穏やかに回ることができた」と笑顔の飯田。今日は6バーディ3ボギー、昨日は5バーディ2ボギーと2日続けて69をマークした。38歳でプロテストを受け合格、7年目になる46歳。アマチュア時代は「ミドル世代の星」と呼ばれた。数々のタイトルを手にし、この中部オープンでもベストアマチュアを2005年(第35回大会)で獲得している。「レベルの高いところで勝負をして、順位もしっかりわかる。プロの世界ははっきりしているのが良い。自分の性格にもあっている」と言う。明日は最終組で、プロでの勝利に挑む。

 

3位タイ
「明日の3日目が、大事」
岸本翔太(グリーンヒル関GC) 138=70、68(33、35)
 

7バーディ3ボギーだった。「ティーショットが良かったのでフェアウェイキープができた。難しいコンディションだったけど、ほとんど乗せていくことができたのでスコアになったんでしょうね。昨日は、70だったけど内容はひどかったよ、チップインバーディが3つだったから」と2日間を振り返った。さらに岸本は、「中部オープンは2日目まで良くても、3日目に崩れることが多いから、明日はそうならないように締めていきたい」と、崩れない明日を見据えた。

 

5位タイ
新田あきひろ (フリー) 139=69、70(34、36)
 

レフティの28歳が通算5アンダーで5位タイに浮上した。「今日は18番で右のバンカーのアゴに行ってしまい、そこから乗せたけど10メートル以上のバーディパットが入って、そこで後半への流れに乗れたかなと思う」と話した新田。実は、ここ片山津GCは、2012年にプロテスト最終戦で合格したゲンのいいコースなのだ。中部オープンは2年ぶりの出場。「明日はマネジメントをしっかりして、フェアウェイをキープできたら」と笑った。

 

9位
金井 泰司 (14ヒルズCC)  141=70、71(34、37)
 

2日連続アンダーパーでホールアウト。堂々の9位タイで最終日を迎える金井。「昨日からティーショットが曲がらず調子はいいです。ただ、パッティングは打ちきれてない。読みすぎてるのかとは思うけど、ダメですねえ」とにこやか。今年の夏は、あまりの暑さに対応するため、トレードマークのサンバイザーをキャップに変えてプレーしている。「今年のテーマを、普段通り、にしたんです。がっつかずにゴルフするようにしたら、なんだか、いい感じでスコアになってる。明日も今日と同じようにできたらいい」。

 

59位タイ
福山功太(芦原GC・福井工大2年)  149=71、78(42、36)
 

「昨日はパッティングがわりに良かったけど、今日はティーショットが曲がってフェアウェイにいかなかった。前半は42と叩いた、後半は1イーグル2バーディ2ボギー1ダブルボギーで、忙しかった。プロと一緒に回って、基本スペックが足りないなあと感じています。特にミスからのリカバリーがプロはとても上手いので、そこをもっと磨きたい」。
アマチュア5人が予選を通過した。ベストアマチュアの行方も楽しみな最終日だ。

 

<会場の様子 フォトギャラリー>