中部オープン本戦(1R)成績表・記事 掲載
2018.07.11
平成30年度(第48回)中部オープンゴルフ選手権競技
開催日/平成30年7月11日(水)~13日(金)
会場/桑名カントリー倶楽部
天候/晴れ
猛暑の第1日。首位は5アンダーに竹内廉、北村晃一、原敏之、池村寛世の4人。
アマチュアトップは今野大喜選手。
中部オープンがいよいよ幕を開けた。会場は、三重県の桑名カントリー倶楽部。名匠・井上誠一氏が手がけた傑作のひとつである。
第1日は朝から日差しは強く、33度を超える猛暑となった。とにかく暑かったが、午後からは少し風が出てきた。
ツアーシード選手のエントリーは10人だったが、J・パグンサンとも宮本勝昌が欠場、8人となったシードに地元プロ、そして、力をつけてきた精鋭アマチュアが3日間の戦いをスタートした。
第1日のトップは5アンダー67で、原敏之(センコー)、池村寛世(フリー)、北村晃一(ミッションバレーGC)、そして竹内廉(フリー)の4人だ。さらに1打差の4アンダー68で、小野田享也(フリー)、山内拓也(ぎふ美濃GC)、堀川未来夢(Wave Energy)、副田裕斗(谷汲CC)、そしてアマチュアの今野大喜選手(恵那峡CC)の5人が続いている。注目のI.J.ジャン(ER)、近藤智弘(ネスレ日本)、上井邦裕(三好CC)はともに1アンダー71で23位タイ。アマチュア選手は、4アンダーの今野選手に続いて3アンダーで鈴木千貴選手(サン・ベルグラビアCC 星城高2年)、2アンダーに金子優将選手(富士C可児C 中部学院大3年)さらに1アンダーに大谷元気選手(芦原GC・福井工大福井高1年)と新井隆一選手(JGAジュニア・福井工大福井高3年)、織田信亮選手(杉ノ木台GC・福井工大1年)。
今日の結果、71までのアンダーパーは実に40人、ほぼ全選手が70台をマークしており、残る2日間の混戦が大いに楽しみになってきた。
明日の第2日目も朝7時30分、アウトとインからティーオフされる。
★大会は観戦無料。会場に応援に来ませんか。
観戦無料の大会でもあり、早朝から応援に駆けつけたギャラリーは200人を超えた。降り注ぐ日差しの中、ギャラリーはそれぞれお目当ての選手について歩き、熱心に応援していた。また、来場時には先着順にオリジナル帽子のプレゼントや、抽選で折りたたみ椅子、オリジナルマーカー、大会記念トートバッグなどがプレゼントされ、大いに喜ばれていた。
首位 5アンダーに4人
「90点のゴルフができた」
原敏之(センコー) 67=34、33
アウト2組でスタートした原は、前半を2バーディで折り返した。後半10番で、第1打を右の林に落とし、ようやく乗った8メートルのパーパット、下りのフックラインを決め、続く11番から3連続バーディ。「あの10番がパーで乗り切れたのが大きかった。それと、14番でボギーの後の15番でも1.5メートルにつけてバーディが取れたのも良かった。これまでパッティングがダメでなかなかスコアにならないゴルフが続いてたので、本当に久しぶりにいいゴルフ。90点です」。
香川県寒川高出身の原プロはジュニア時代から活躍、21歳でプロ合格して現在27歳。今回は中部オープン予選からの初出場だ。「今まで予選は何回も出たけど、初めて通過しました。初日にこのスコアが出たのはチャンスを手にしたってことなので明日からも伸ばして行きたいですね」。
池村寛世(フリー) 67=31、36
インからのスタートで前半は2バーディ2ボギーで折り返すと、後半は怒涛の5バーディノーボギーだった。「今日の目標は4つだったので、それを達成できたから良かった。このコースはラフに入れたら難しい。明日も4つか5つ潜っていきたい」。ツアーシード選手の池村プロはツアーでは帯同キャディ、今大会では1組に1キャディと勝手が違うプレーである。「いつもはプロキャディが歩測もするのでショットに集中できるけど、今回は全部を自分。考えることがとても多いのと暑いことで疲れました〜」。小柄ながら300ヤードの飛距離を武器に、優勝を狙う。
北村晃一(ミッションバレーGC) 67=34、33
5バーディノーボギーの内容に「危なげなく回れたという感じです。グリーンが難しい。出だしとしてはいいスタートが切れました。去年の九州オープン優勝のように、強い気持ちで出場しています。
竹内廉(フリー) 67=34、33
8バーディ3ボギーだった。「ティーショットが良くないんだけどフェアウェイに行けばチャンスがある。今まで良くなかったセカンドショットが今日は良かった。去年はプレーオフに残れず残念だったので、今年こそ勝ちたい」。
首位と1打差で、アマチュア首位
今野大喜選手(恵那峡CC・日大4年) 68=35、33
インの最終組でスタートし、5バーディ1ボギーだった。4つのロングホールは全てバーディ奪取した。「フェアウェイを外してしまった分、アプローチはよかった。ロングを取る、というマネジメントがうまくいった、最低限取れましたね。もっとスコアが伸びていると思ったので、明日からもちょっとずつ調子を上げていきたい」。
アマチュア2位の3アンダー
鈴木千貴選手(サン・ベルグラビアCC 星城高2年) 69=32、37
6バーディ3ボギー。「まっすぐのラインにつけることができました。同組のプロの人たちを見て勉強になりました。アプローチがすごく上手だと思いました」。
小野田享也(フリー) 68=36、32
「今日はドライバーが安定していて、フェアウェイキープができた」と5バーディ1ボギーでホールアウトした小野田プロ。「ただ、ロングで取れてないのはいけないなあ。プロになって色々経験してコースマネジメントができるようになってきたのか、大崩れしなくなった。フェアウェイにおくことの大切さもわかってきた。明日も60台で回りたいですね」。
山内拓也(ぎふ美濃GC) 68=36、32
インからのスタートで前半を4バーディとすると、後半は1番でボギー、8番でイーグルを奪うも9番でまたボギーでホールアウトした。「全体によかったです。特にグリーンはとても綺麗で打ちやすかった。先週の土砂降りなどの天候からここまで仕上げられてキーパーさん、すごいと思いました」。