中部オープン第2日成績表、第3日組み合わせ表、記事 を掲載しました
2021.07.14
2021年度(第50回)中部オープンゴルフ選手権競技
開催日/2021年7月13日(火)~15日(木)
会場/名古屋ゴルフ倶楽部和合コース
※中部オープン最終日(7/15) インターネット配信のご案内
地元アスリート全力応援サイト!!『High FIVE!!WEB』で
最終日・アウトスタート組の17H&18Hをインタネットでライブ配信を行います。
第50回中部オープンゴルフ選手権競技
2021年7月13日(火)・14日(水)・15日(木)
名古屋ゴルフ倶楽部和合コース 6557yd、Par70
参加人数/119名
天候/第1日 晴れ、第2日 曇り時々晴れ
大西魁斗(フリー)が通算9アンダーに伸ばし首位キープ。
甲斐慎太郎(国際スポーツ振興協会)と上井邦裕(三好)が2打差2位タイ
中部オープン2ラウンド目は、晴れたが初日に比べ雲の多い1日。南からのやや涼しい風が吹き、体感は心地よかった。ただ、雷雲がいつ発生するかわからない状況に、選手も関係者も中断覚悟ではあったものの結果は取り越し苦労といった感じであった。
初日に比べ、グリーンコンディションはスピードが速くなった。選手によっては「スピンがかかりやすくなった」「パッティングがしやすくなった」という声も聞かれた。初日伸ばせた選手はさらに、出遅れた選手は何とか巻き返しを。予選ラウンド2日目は決勝進出に向けた攻防が繰り広げられるのだ。
首位に立ったのは、初日に6アンダーをマークした大西魁斗プロ(フリー)で、今日を3アンダー67として通算9アンダーまで伸ばした。2位は2打差の通算7アンダーで、今日を6アンダー64で回った甲斐慎太郎プロ(国際スポーツ振興協会)と、5アンダー65で回った上井邦裕プロ(三好)の2人。
甲斐プロの64は今日のベストスコアだが、同じく64でホールアウトしたのが石坂友宏プロ(日本ウェルネススポーツ大学)で通算5アンダーとして初日39位Tから4位Tにジャンプアップしてきた。2日目で急上昇した選手は65をマークした小浦和也プロ(フリー)が通算4アンダーとして39位Tから単独8位へ。65をマークした小木曽喬プロ(フロンティアの介護)が通算3アンダーとして52位Tから9位Tに、金子駆大プロと正岡竜二プロはともに66をマークし、通算2アンダーとして52位Tから13位Tへ一気に浮上した。
アマチュアの部では、鈴木千貴選手(サン・ベルグラビアCC)が今日3アンダーで回り通算1アンダーでアマトップ、全体の18位T につけた。アマ2位は通算イーブンパーの服部雅也選手(中部学連)。
通算147ストロークまでの85人が明日の決勝ラウンドに進出する。
優勝者には賞金500万円のほか、今年の日本オープン出場権、秋のバンテリン東海クラシック出場権、来春の中日クラウンズ出場権が贈られる。また、優勝者を除いた上位4選手には日本オープン最終予選の出場権が贈られる。
明日の和合はどんな表情を見せているだろうか。選手たちのアツい戦いに期待したい。
競技の様子は、午前11時ごろから「High FIVE !!WEB」でインターネット生配信されるので、お楽しみに!!
<インタビュー>
◆2日目ベストスコアは64
通算7アンダーに伸ばし、2位に浮上
「また、(以前のような)アグレッシブなゴルフができるようになってきた」
甲斐慎太郎プロ(国際スポーツ振興協会) 2位 133=69、64(32、32)
前半のアウトで4つ、後半に3つのバーディ、1つのボギーという18ホールだった。中でもインの13番では難しいピンポイションだったが、上から5メートルを沈めた。「今年はチャレンジでもコースレコードを取れたりして、バーディ数が増えている。アグレッシブなゴルフがまたできるようになってきていますね。明日は楽しみたいなあと思います!!」
プロのデビュー戦がここ和合だったという甲斐選手。縁起のいいコースで、どこまで伸ばせるか。蘇ってきた40歳がてっぺんを目指す。(写真右が甲斐選手)
「ショットの調子がいいです」と6バーディ、ノーボギー
石坂友宏プロ(日本ウェルネススポーツ大学4年) 6位 135=71、64(31、33)
アウト1組目でスタートした石坂選手は5番から連続4バーディを奪取すると、9番でも1メートルにつけ絶好のバーディチャンスだったが、残念ながら外してしまい、前半を31として通算3アンダーに。後半は11番、12番でバーディパットを決める。6バーディ、ノーボギーのナイスラウンドを展開した。「昨日もそうでしたが、ショットが良いので、ついたチャンスをしっかり決めようと今日は回りました。和合は難しいと聞いてきましたが、グリーン周りの難しさは噂通りだと思います。明日は優勝したいですね。運が良くても伸ばせない。ミスしない人が強いコースですから」と今日を振り返りつつ明日を見据えた。
神奈川県出身の石坂選手は、2019年の日本アマで4位、日本オープンでローアマ獲得。2020年11月に開催されたダンロップフェニックスで金谷拓実選手と4ホールのプレーオフを戦い、優勝は逃したが、一躍脚光を浴びた。今回の中部オープン参戦は、2019年のクラウンズチャレンジカップ優勝によるもの。「2年越しで出られないかと思っていたら、大丈夫だったので嬉しかったです。明日は最後まで頑張ります!!」
「通算9アンダーで首位
大西魁斗プロ(フリー) 1位 131=64、67(32、35)
アウトスタートで前半に3バーディで折り返した後、後半は14番、16番でバーディで通算11アンダーまで伸ばしたが、最後の17番で2メートルを決められず、18番で奥からのアプローチがよらず2パットのボギーとし、通算9アンダーで首位をキープした大西選手。「ボギーは勿体無かったけど、今日もベストを尽くす、後悔しないようにと回っていましたから、納得しています。明日も、この2日間と同じように、ベストを尽くします」と明快に答えてくれた大西選手だった。
今回、大西選手と同じく初出場している呉司聡選手(フリー)とはアメリカの大学時代に一緒に戦ってきた友達だ。大西選手はサザンカルフォルニア大、呉選手はイーストテネシー州立大とアメリカの西と東で離れてはいたものの大学対抗や全米大学など団体戦や個人戦で会ったり、個人的にも交流があった。同い歳で卒業も今年で同じ、春にプロ宣言した。呉選手は「魁斗と最終日に一緒だと良かったけど、今日は伸ばすことができませんでした」と通算イーブンパー26位タイを残念がった。写真は、大西選手(左)と呉選手
上井邦裕プロ(三好) 2位 133=68、65(31、34)
アウト1番は「フォローだったので」3Wで第1打。花道まで運び、残り5ヤードを沈めてイーグルスタート。2番もバーディで幸先良いスタートを切った。18ホールを終えて、5アンダーでまとめ、通算7アンダー・2位タイで明日を迎える。「昨日もそうだけど、ショットはそんなによくないよ。ミスもあるし。でも、昨日よりも今日の方が良くなっているとは思う。今日は気分転換でドライバーを変えたのも良かったかも」と上井選手。ホールアウト後は、練習グリーンでパッティングを念入りにチェックして、明日に備えていた。
小浦和也プロ(フリー) 8位 136=71、65(32、33)
アウトから出て、3番でボギー、5番から3連続バーディ、さらに9番から3連続バーディ、13番をボギーしたあと、15番でバーディを奪取した。「和合は初めてです。アイアンで変なところにつけないように気をつけながらプレーしました。今日は風がありましたけど、読めていたかなと思います」と小浦選手。宮崎県出身の28歳。9歳からゴルフを始め、日章学園高から専修大に進学。2年生の時にナショナルチームメンバーになった。プロテストは23歳で合格、5年目となる。「そろそろ優勝したいです。それに今年はQTのファイナルが宮崎であるんです。地元だし、ぜひファイナルまで残って上位で終わりたいですね」。
小木曽喬プロ(フロンティアの介護) 9位 137=72、65(32、33)
1番でグリーンを直接狙った小木曽選手は、バンカーまで球が届き、そこから30ヤードのチップインイーグル。2番もバーディで、一気に3アンダーとした。その後、1ボギー2バーディで折り返し、後半は2バーディ1ボギーで今日を5アンダーでホールアウト。通算3アンダーで明日を迎える。
アマチュアトップ
鈴木千貴選手(サン・ベルグラビアCC) 18位 139=72、67(33、34)
1イーグル、4バーディ、3ボギーだったが、イーグルは8番ホール。110ヤードの第2打をトップしてしまったがその球がキャリーでピンのカップにガシャーンとダイレクトインしたのだとか。「ミスショットがまさかのカップインでラッキーというか。先日の日本アマは胃腸風邪で欠場したのでゴルフもしばらくできませんでした。今回は久しぶりの試合で、昨日はうまくいかなかったけど、だんだんと良くなってきています。僕はいつもこんな感じで、試合しながらだんだん良くなっていくんです。あと1日、調子が上がってくるといいなあと思ってます」。
<会場フォトギャラリー>