中部シニア本戦・1R成績表、2R組合せ表 記事 掲載
2018.08.02
平成30年度(第52回)中部シニアゴルフ選手権競技・本戦
開催日/平成30年8月2日(木)・3日(金)
会場/ザ・トラディションゴルフクラブ
距離/6595ヤード Par72
参加人数/163名(内欠場2名)
天候/1R・晴
第1日 成績表(PDF)
第2日 組み合わせ並びにスタート時刻表(PDF)
首位は1アンダー71で2人。
58歳の福島道章選手(六石GC)と55歳ルーキーの木田正彦選手(名張CC)
前代未聞の逆走台風の後、またもぶり返してきた猛暑の中、55歳以上が参加する中部シニアの第1日目が終了した。会場は、愛知県のザ・トラディションゴルフクラブ。46万坪の広大な土地にジャック・ニクラウスが仕立て上げた絶妙なコース設計の18ホールだ。
朝7時のティーオフ、気温はまだ28℃で時折風が吹いていた。しかし、気温はぐんぐんと上昇、選手たちは、氷嚢やミニ扇風機、首にまく冷たいタオル状のものなど、各々に暑さ対策をしながらラウンドをした。
折り返しの時点では、玉山博康選手(桑名CC)が2アンダーで首位、続いて1アンダーに土岐明彦選手(富士可児)、西尾正樹選手(三好CC)、荒木和之選手(わかさCC)。全体には、「OBが出た」「池に落とした」などスコアメイクがうまくいかない選手が目立っていた。そして、ますます蒸し暑さを増す後半へと選手たちは挑んでいった。
今日のザ・トラディションGCは北西の風で、いわゆる冬の風であった。昨日までは南からの夏風だったため、「練習ラウンドと真逆の風だから、メモした距離が参考にならないよ」と嘆く声もあるほど。クラブハウス前の9番H、18番Hはフォローの風であった。
午後に入り次々にホールアウトする中で、まず首位に立ったのは、1アンダー71の福島道章選手(六石GC)だった。福島選手は2015年大会(愛岐CCで開催)にルーキー優勝をしている58歳。そしてもう一人、同じく1アンダーでホールアウトしたのが、木田正彦選手(名張)だった。木田選手はトップアマとして長年、中部や日本の試合で活躍しているが、今年は55歳のルーキーで、中部シニア初参戦だ。首位の2人に続くのは、1打差の72で、林建治選手(朱鷺の台CC)、さらに1オーバー73に西尾選手、2オーバー74で鈴木博選手(葵CC)と新美金之介選手(愛知CC)、75には14人もの選手が続いている。
今日の予選ラウンドの結果、82ストロークまでの106人が明日の決勝ラウンドに進出した。
首位は1アンダーで2人
福島道章選手(六石GC) 71=34、37
2015年の覇者が、トップに躍り出た。インからのスタートで、11番Hでいきなり左にOBをし、3パットしてトリプルボギーをたたいたが、その後4バーディを奪い、1アンダーでフィニッシュした。「今日の4つのバーディはどれも1ピンくらいで近かった。ショットがビシビシでしたね、まさにアイアンのおかげです」と3年ぶりの首位発進にニコニコ。勤務先の三京アムコは福島選手のゴルフにとても理解があり、今回も、日本シニアに行けるよう頑張ってくるよう激励されてきたのだとか。「うちの榊原社長は、日本シニアの熊本に一緒に行きたいようなんですよ(笑)、明日は応援してくれるみんなのためにも獲りたいですね」。
木田正彦選手(名張CC) 71=37、34
今大会のルーキー13人のうちの一人、木田選手が首位タイに立った。4バーディ3ボギーだった。「今日はパッティングで苦しみました。前半は特にひどかった。後半になって、少し良くなってきた」と、後半15番H、17番H、18番Hで取れたバーディを説明してくれた。木田選手はトップアマとして、中部や日本で活躍。つい最近は、7月第2週に行われた日本シニアオープンに出場、見事予選突破したが、残念ながらベストアマを逃している。「やはり大事なのは集中力。今回は、最後まで集中していきたいけど、とにかく暑いし、我慢しないとね」。55歳、ルーキー優勝を目指し、明日の18ホールに集中する。
3位
林建治選手(朱鷺の台CC) 72=36、36
アウトからのスタートで、1番Hでいきなり第1打を右に曲げ、ボギー発進したが、6番Hでオーケーバーディを奪うと、あとは最後までパーセーブのラウンドだった。「北陸からきて、最初は本当に緊張しました。ただ、2番からはティーショットも良くなったので、第2打が楽に打てた。ラッキーもありました。9番は3オンして上からの5メートルのパーパットが入ってくれた」と林選手は振り返った。去年の片山津大会は2日目に崩れて終わったので「2日目をしっかり崩れないようにしたい」。55歳から本格的にゴルフに打ち込み、競技にも参加するようになった林選手は、62歳。
5位タイ
鈴木博選手(葵CC) 74=36、38
「バーディは一つだけ。6番Hで、残り95ヤードが3メートルに着きました。大きなミスがなかったことがスコアになったかな。練習では池に沢山入りましたけど、今日はゼロでしたよ」。
新美金之介選手(愛知CC) 74=39、35
1バーディ1ボギー1ダブルボギー。「16ホールパーオンしているし、ショットがまとまっていました。でも、パッティングが入らなかった」。
◇会場風景◇