中部シニア本戦 1R成績表、2R組み合わせ表、記事を掲載しました

2019.07.18

2019年度(第53回)中部シニアゴルフ選手権競技
2019年7月18日(木)・19日(金)
会場/タートルエースゴルフ倶楽部 6535ヤード・Par72
参加人数/162名(うち欠場4名)
天候/第1日:曇り

 

第1日成績表、第2日組み合わせ表を掲載しました。こちらからご覧ください。

 

首位は3アンダーで2人が並ぶ。

昨年覇者の福島道章選手(六石GC)と藤井広文選手(桑名CC)。

 

55歳以上の男子ゴルファーが頂点を目指す中部シニアは、三重県のタートルエースゴルフ倶楽部で第1日が終了した。朝から厚い雲に覆われたタートルエースGCだったが、終盤の午後2時30分にザーッと降られるまでは雨と無縁でプレーを進めることができた。

 

愛知、岐阜、三重、北陸4地区で行われた予選を通過した55歳以上の選手たち。今年初参加のルーキーは10人、最年長は76歳の山川敬止選手(西日本セブンスリーGC)で、70代は山川選手を含む5人だった。

 

競技は朝7時から9分間隔でティーオフ。コースコンディションはスティンプ9.0、コンパクション21。ピンポジションは雨を想定した高めの位置が多かったが、夏場という時期もあり、グリーンは柔らかめに仕上げられていた。

 

初日の結果、アウト第1組でスタートしたディフェンディングチャンピオンの58歳、福島道章選手(六石GC)と、イン34組からスタートの61歳、藤井広文選手(桑名CC)の2人が3アンダー69でホールアウトし首位に並んだ。アンダーパーをマークしたのは、この2人だけで、次はイーブンパー72に4人。松村和彦選手(EGC伊勢大鷲・56歳)、木田正彦選手(名張CC・55歳)、大山碩済選手(ライオンズGC・57歳)、加藤浩選手(岐阜稲口GC・58歳)だ。

 

80ストロークまでの104人が明日の決勝ラウンドに進出する。
明日のティーオフは7時の予定である。

 

<インタビュー>

首位に並んだ2人

 

「内容は決して良くなかったけどスコアになりました」
福島道章選手(六石GC) 69=35、34

前半8番ショートでバーディを奪い、1アンダーで折り返した福島選手は、後半のインは13番、14番を連続バーディの2アンダーで回り、一番でホールアウトしてきた。それから延々3時間、最後までリーダーボードの一番上から落ちることはなかった。
8番ショート、13番ミドル、14番ロングをバーディ、ノーボギーのナイスラウンドだったが、本人は「内容は良くないんですよ。ティーショットが曲がって、アイアンでなんとかパーオン、パットでしのいでました。1メートル、1、5メートルのパーパットがよく入ったのが良かったですね」と、3バーディノーボギーを振り返った。サラリーマンゴルファーの福島選手は、この中部シニアが今年初めての公式戦。「タートルエースGCも練習ラウンドに何回も来ましたけど、いつもスコアが悪かったので、ダメだろうなと思って回りました。内容の割りにスコアがまとまったので、ちょっと驚いています」と苦笑い。明日は、昨年同様の最終組で連覇に挑む。58歳。

 

「17ホール、パーオンしたのは久しぶり。合格のゴルフ」。
藤井広文選手(桑名CC)  69=35、34

前半のインを2アンダーで折り返した時、「後半はどうなるかわからないから聞かないで」とパッティング練習に集中していた。そして、ホールアウトしてきた藤井選手は「こらえてきたよ」と満面笑顔。4バーデイ1ボギーの69で首位タイに立った。「18ホール中17ホールでパーオンできた。ここはグリーンが大きいからってこともあるけど、こんなゴルフは久しぶり。上出来の豪学ゴルフでした」。長年見てもらっている先生に先週チェックとアドバイスを受けたと言う。「ちょっとのことだけど、それが良かったのかな。明日はどうなるかわからないけど、崩れないように集中します」。61歳。(写真右が藤井選手。左は同組で回った金村正春選手(中部国際GC)

 

3位タイはイーブンパー、4人

 

木田正彦選手(名張CC・55歳) 72=36、36

インからスタートし、3バーディ3ボギーだった。「初日だし、慎重に行ったんですが、グリーンのスピードなどなかなか合わせられなかったですね」。これまで日本シニアや日本シニアオープンでも活躍する全国区の木田選手だが、今年はこの中部シニアが初競技だ。「明日は、もう少しいいゴルフをしたいと思います」。シニア2年目の55歳。

 

大山碩済選手(ライオンズGC・57歳) 72=35、37

アウトからのスタートで、前半1つ、後半に2つ、計3バーディを奪ったが、ボギーも3つ叩いた。「ショットはよかったです。後半は曲がり始めたけど、パットがまずまずでした。明日は苦手な雨の中のプレーだけど、頑張ります」。春先に体調を崩した大山選手だが、いまはラウンドのほとんどを歩くことで体力アップを図っている。57歳。

 

加藤浩選手(岐阜稲口GC・58歳) 72=36、36

インから出て、3バーディ3ボギーだった。「今日は、ボギーの後にバーディ、が3回。ラフからもグリーンが狙えたし、いい感じでした」と笑顔の加藤選手。先日行われた中部アマゴルフ研修会でもシニアトップの成績を挙げるなど好調をキープ。その理由を聞くと、「ドライバーのシャフトをRにしたんですよ。スピーダー474ですが、それを軽くゆっくり振っていくと、曲がらない球が出る。気楽にスイングできるので、ゴルフも楽しく、スコアも良くなってます」。
一宮市内で鉄板&フレンチレストランを経営する加藤シェフ、今夜も予約のお客様があると会場を後にした。58歳。

 

松村和彦選手(EGC伊勢大鷲・56歳) 72=34、38
アウト3組目のスタートで、前半を2バーディの34で折り返した。後半は13番でバーディを奪うも、上がりの16番から3連続ボギーを叩き、イーブンパーでのフィニッシュとなった。56歳。

 
<話題>

最年長出場となった76歳、山川敬止選手(西日本セブンスりーGC)。残念ながら決勝ラウンドには進めなかったが、とても年には見えない元気ハツラツのプレーはみんなの憧れだ。

 
<会場の様子>