[2011]中部ジュニア ≪本戦第1日/記事≫
2011.07.24
第37回 中部ジュニアゴルフ選手権競技
開催日/平成23年7月24・25日(日・月)
会 場/東名古屋カントリークラブ(東コース)
参加者
男子15~17歳の部 74名
男子12歳~14歳の部 49名
女子15歳~17歳の部 22名
女子12歳~14歳の部 24名
天候 晴
【1日目スタート表】
第1日目
男子・高校の部 竹中智哉選手が、グイッとリード。
女子・高校の部 松田唯里選手と橋本遥選手。
明日は、この3人を先頭に日本ジュニアをかけて激戦!
中部ゴルフ連盟の中部ナンバーワンジュニアを決める大会は、今年も東名古屋カントリークラブで行われました。中部のジュニアたちにとって、東名古屋CCは、ゴルフのふるさとであり、ここで優勝して全国へ、そしてプロとなり活躍している選手は多数います。
今年の大会は、各地区の予選会を実力通りの選手が勝ち残り、この本戦に参加しています。その意味で男子・高校の部では、昨年の優勝者・竹中智哉(星城高3年)が、第1日目のトップを5アンダーとし、抜きんでていますが、明日2日目は、何が起こるか予断を許しません。昨年3位入賞の川口徳啓選手(美濃加茂高3)が1アンダーで追っています。続くイーブンパーで佐藤祐希選手(栄徳高2年)。そして、今や日本の顔になりつつある川村昌弘選手(福井高3年)も、日本へのシード権がありながら、高校生活最後の中部ジュニアを優勝で飾ろうと、イーブンパーと好位置につけ闘志を燃やしています。
女子は、高校の部が橋本遥選手(名古屋国際高3年)と今年の中部女子アマの覇者・松田唯里選手(福井高2年)が並んで首位を走っています。昨年優勝の鬼頭桜選手(美濃加茂高2年)は74、明日は3打差を追いかけます。
今回の大会は、中学生男子の実力が全体的に上がり、エントリー枠を超えて、予選通過男子ストローク79を上回る選手が多く、中学生の部の参加者が急激に増えました。高校より新しい視点で激戦ゾーンとなっています。
そのなかで首位は、竹内大喜選手(恵那西中3年)、プロゴルファー今野選手の甥っ子です。
なお、本競技において男子15~17歳の部14名、男子12歳~14歳の部 7名、女子15歳~17歳の部9名、女子12歳~14歳の部5名までの者は日本ジュニアゴルフ選手権競技(8月17日~19日 霞ヶ関カンツリー倶楽部 西・東コース)への出場資格者となります。
選出にあたりタイが生じた場合は、最終ラウンドスコアのマッチング・スコアカードにより決定します。
8バーディを奪って、5アンダー
竹中智哉選手(星城高3年) 67=33、34
5メートルほどの距離のパットがことごとく決まって、実に8バーディと量産。3つのボギーを叩いて、5アンダーでホールアウトした竹中選手は、「最後の18番Hで50センチのパーパットを『お先に』したら、入らずボギー。これが悔やまれます。ちょっとなめたようなことしたから、神様に怒られたんだと思う。明日は絶対にしません」と、それまで順調にすすめたプレーを台無しにするパッティングに対して自分に怒った。しかし、5アンダーの67は見事。自己ベストタイだった。
「昨夜はなぜか夜中の1時半頃目が覚めて、眠れなかった。朝起きたら喉が痛くて風邪引いたみたいで・・・。ユンケル1000円のをガッと飲んできました。初めて飲んだけど、効いたかな」。昨年の同クラスの優勝者として、もちろん、連覇を狙う今年である。写真は、応援に来ていた星城高OBで今は名商大ゴルフ部の柏井麻衣さん(右)と、愛大ゴルフ部の長田紫野香さん(左)。
川村昌弘選手(福井工大福井高3年) 72=37、35
スタートホールの第2打でいきなりのOB。ダブルボギースタートとした川村選手。その後も5番Hで右の林に入れロストとあきらめ、またもダブルボギー。それでも3バーディを奪って前半を1オーバーで折り返した。後半は「33位を狙った」ものの思うようにいかず、上がってみれば、72のパープレーだった。中学3年生で中部ジュニアを制したが、高校生になってからはナショナルチームの遠征などで今回が初出場。「久しぶりの中部ジュニアで緊張したのかな。昨日の練習ラウンドとは雲泥の差で、スコアになりませんでした」。とはいえ、貫禄充分の川村選手の明日の反撃に期待したい。
佐藤祐希選手(栄徳高2年) 72=36、36
前半後半ともに2バーディ2ボギーのイーブンパーだった。「ショットもパットも安定していました。気持ちよく回れた。明日も今日みたいにリラックスしてベストを尽くしたい」。
女子15〜17歳の部
松田唯里選手(福井工大福井高2年) 71=35、36
今年に入って急成長の女子高生、松田選手がやはり首位に立った。2バーディ1ボギーと安定したゴルフを展開。「ショットもパットもまとまった内容で、まずまずでした」と今日を振り返った。春に行われた中部女子アマで優勝し、日本女子アマに出場、ベスト8に残って、秋の日本女子オープンの出場権を確保している。だが、本人は「中部ジュニアは初めての出場で、とにかく日本ジュニアに挑戦したい」。ひとつひとつの試合をこなしていくことで、松田選手は確かな「自信」をつけてきたように見えた。
橋本遥選手(名古屋国際高3年) 71=36,35
「今日はバーディはずしのパーが多かった。ショットが安定してたことと、コースマネジメントが変わったような気がする」と橋本選手は振り返り、ここ最近からの復調を感じていた。昨年は高校からの短期留学でニュージーランドに行っており出ておらず、今年にかける思いは強い。「あす崩れないようにします」笑顔で語った。
鬼頭桜選手(美濃加茂高2年) 74=35、39
「1.5メートルほどのパットが全く入らなかった。サイアク」。中学生からの4連覇を狙う鬼頭桜選手は、決まらなかったバーディパットを悔しがった。ナショナルチームの意地にかけて、明日は最終組のひとつ前から「3打差を縮めます」と闘志を燃やす。
土田沙弥香選手(福井工大福井高2年) 72=37,35
ドライバーがいいのに、アイアンが乗らない、乗っても遠くてパーばかりだった。「もったいないなあ」と反省した。福井高ゴルフ部監督から「キミがうちのエースだから」と気合いをもらってスタートした土田選手。あすの笑顔、もっと輝け!!
男子12〜14歳の部
竹内大喜選手(恵那西中3年) 70=33、37
インからのスタートでバーディ5、ボギー3の内容。自己ベストタイの好スコアだった。ゴルフを始めたのは中学生になってからというからまだ2年半。実は彼のおじさん(母の兄)がプロゴルファーの今野康晴選手なのだとか。「ほんとは野球がしたかったけど、なぜか反対されて、ゴルフにしたんです。学校ではトレーニング部に所属していて、平日はランニングなど体作りが中心の部活動をしてます」。岐阜県予選をトップ通過してきた竹内選手の明日はさて?!?
1打差の73に3人が並ぶ
小木曽喬選手(福井工大福井中3年) 73=38,35
小野田知己選手(蒲郡中部中3年) 73=35,38
森田匠海選手(山室中2年) 73=35,38
写真は小木曽選手
女子12〜14歳の部
立浦葉由乃選手(福井工大福井中3年) 72=37、35
インスタートで前半バーディひとつ、後半ボギーひとつ。「安定はしてたけど、バーディパットをはずしまくった」と立浦選手。日本ジュニアには中1、中2と2回出場。3回目は「優勝して行きたい!!」
丸山桃慧選手(平針中3年) 73=36、37
インからの前半を1バーディ2ボギーで折り返し、後半は全部パーとした丸山選手。「パーオンして2パットのパーが多かった。ドライバーは今ひとつかなあ」と
丸山選手は語りつつ、さらに「日本ジュニアに行ったことがないので、今年はぜひ」と意欲を見せた。