中部ジュニア本戦 1R成績表、2R組合せ表、速報記事、フォト掲載しました

2024.07.25

2024年度(第49回)中部ジュニアゴルフ選手権競技 本戦

開催日/2024年7月25日(木)・26日(金)

会場/東名古屋カントリークラブ(西コース)

第1日成績表

成績表 男子15-17歳の部(PDF)

 

成績表 男子12-14歳の部(PDF)

 

成績表 女子15-17歳の部(PDF)

 

成績表 女子12-14歳の部(PDF)

 

第2日組合せ表(PDF)

 

 

第49回中部ジュニアゴルフ選手権競技
2024年7月25日(木)
会場/東名古屋カントリークラブ(西コース)
距離/男子7010yd、Par72
女子6340yd、Par72
参加人数/
男子15〜17歳の部 56名
女子15〜17歳の部 34名
男子12〜14歳の部 23名
女子12〜14歳の部 23名
天候/1R 晴れ

 

猛暑の初日、ハーフで15分のクーリングタイムを実施。

4部門ともに接戦。明日は大混戦予想。

 

第49回を迎える中部ジュニアゴルフ選手権競技は、今年も厳しい地区予選を勝ち抜いてきた選手たち136人が愛知県の東名古屋カントリークラブに集結。午前6時30分からティーオフが始まった。今大会では35度を超える猛暑を考慮し、ハーフタイムで一旦クラブハウスに戻り、そこで15分間のクーリングタイムを実施。選手たちは椅子に座り、提供されたスポーツドリンクや持参した軽食を食べるなどそれぞれに体を整え、後半のスタートへと向かって行った。

 

最初のホールアウトは11時33分。まずは女子15歳〜17歳の部からリーダーボードにスコアアップがされていった。どの部門もスコアは接戦であり、明日の決勝では大混戦となること必至。優勝の行方、そして日本ジュニアの出場権をめぐる戦いに注目してほしい。

 

◆男子15歳〜17歳の部◆

酒井遼也選手が5アンダーで飛び出す。

 

全員がアウトからのスタートだった。力のある選手が多く出場しており、目が離せない2日間の始まりだった。首位に立ったのは、5アンダー67ストロークをマークした酒井遼也選手(ルネサンス豊田高3年)、今年の中部アマチャンピオンだ。2打差の69ストロークに岩井聡季選手(帝京大可児高3年)矢野仁貴選手(名古屋高3年)の2人、さらに1打差の70ストロークに今年の日本アマチュアを制覇した松山茉生選手(福井工大福井高1年)、清本貴秀選手(福井工大福井高1年)、石垣龍之介選手(四日市メリノール学院高2年)の3人が続いた。

 

1位
「いつもインがダメなんですが、今日は耐えました」
酒井遼也選手(ルネサンス豊田高3年) 67=32、35

すごかったのは前半の7番(549ヤード、パー5)だった。残り223ヤードで後ろからのフォローの風、5番アイアンで「ラインを出して」打った球はピン1.5メートル手前について転がり、わずか5センチに止まったのだ。アルバトロス逃しのイーグルを奪取。他に2バーディを奪って、前半を4アンダーでクラブハウスに戻ってきた時、「僕、ここのアウトは得意なんです。スコア出るんですけど、インはいつも悪い。どうなるかな」と少し心配そうだった酒井選手。10番でアプローチのミスからボギー発進したものの、15番、17番でバーディを奪い、5アンダーに伸ばしてホールアウトした。「インは耐えました。インが苦手なのはティーに立った時に打ちにくいって思うんですよ。でも今日は全体としてプラン通りにできたので、明日は、この調子で普通にいつも通りプレーして勝てたらいいなと思います」。

 

2位タイ
「インで5バーディ取れました」
岩井聡季選手(帝京大可児高3年) 69=38、31

前半に2バーディ、4ボギーの38で折り返した岩井選手は、後半に大爆発。11番、13番、14番、15番、18番と実に5バーディ、ノーボギーのゴルフを展開し、見事3アンダーでフィニッシュした。「前半にドライバーが曲がっていて、うまくいかなかったので、後半は3Wを多く使ったのが良かったと思います。フェアウェイからのアイアンが寄ったことでバーディが取れました。31はハーフのベストタイでした」とニコニコ。アプローチとパッティングが得意。

 

2位タイ
「しっくりこない日でした」
矢野仁貴選手(名古屋高3年) 69=36、33

4バーディ、1ボギーの3アンダーだった。「よくはなかった。うまくいかなかったですね。いいところにつかなかったり、ついても入らなかったり」と2位の成績につけても矢野選手は内容的に釈然としていない雰囲気。「明日はOBを打たないことと、グリーンに乗せていくことに集中していきます。優勝を狙いたい」と明日を見つめた。中部小学生大会で優勝経験のある矢野選手だが、受験をして入った名古屋中学では野球部、高校になってゴルフを再開した。中部ジュニアは高1では本戦に出られず、高2でいきなり2位入賞、日本ジュニアで8位に入った。今年は、日本アマチュアも予選から出場権を獲得して17位タイ、愛知県代表として国スポ少年男子の部に出場予定だ。

 

4位タイ
寮で同部屋の2人が仲良く同スコア
松山茉生選手(福井工大福井高1年) 70=37、33
清本貴秀選手(福井工大福井高1年) 70=34、36


 

今年の日本アマチュアで優勝し、一躍話題の人になった松山選手と清本選手は福井工大福井高の寮で同部屋で生活している。2人とも愛知県からこの春、福井へ進学したばかり。同じ時間を過ごしている2人が初日に仲良く2アンダーだった。「5バーディ、3ボギーでした。今日はティーショットが悪くて、耐えた1日でした。」と松山選手が言うと、「前半はフェアウェイキープが1回だけだったのに34が出たんだけど、後半は2バーディ、2ボギーの普通の内容でした」と清本選手。

 

 

◆女子15歳〜17歳の部◆

岡嵜マイヤ選手と橋口仁美選手が2アンダーで並ぶ

 

朝6時30分、アウトとインからそれぞれティーオフした女子15歳〜17歳の部。岡嵜マイヤ選手(岐阜聖徳学園高2年)が最初に2アンダー70ストロークをマークして首位に立つと、橋口仁美選手(ルネサンス豊田高3年)も同じく2アンダーをマーク。2人が首位で並んだ。1打差の1アンダー71ストロークに中山凜花選手(中部大第一高)、さらに1打差の72ストローク、イーブンパーには松浦由奈(麗澤瑞浪高2年)、山村真央選手(中部大第一高1年)、山田翠咲選手(金沢学院大附高1年)、伊藤せあら選手(ルネサンス豊田高1年)の4人が続いている。中部女子アマを制した日比野邑香選手(帝京大可児高3年)は1オーバー73で初日を終えた。

 

1位タイ
「耐えるゴルフだったけど、後半にチャンスにつけられました」
岡嵜マイヤ選手(岐阜聖徳学園高2年) 70=36、34

アウトからスタートした岡嵜選手は1番(485ヤード、パー5)で7メートルのバーディパットをいきなり沈めたが、4番(377ヤード、パー4)で10メートルを3パットしてしまいボギーとする。「今日はパーオン率が良くなくて、苦しかった。なんとかパーで耐えて、9番で上から2.5メートルのパーパットが入ったのがよかった。後半につながりました」と振り返った。その後半で14番で1メートル、16番で1.5メートルのバーディパットを決め、ノーボギーの34でホールアウト、首位で初日を終えた。「よかったのはドライバーでした。よく飛んでたと思います。明日も頑張ります」と笑顔になった。

 

1位タイ
橋口仁美選手(ルネサンス豊田高3年) 70=35、35

インからスタートし、13番でボギーが先行したが、続く14番(361ヤード、パー4)で20ヤードをチップインバーディ、さらに17番では1メートル、さらに2番で2メートルと全部で3バーディを奪った。「パーオンは11個だけだったけど、外したところが良かったのでアプローチで拾っていきました。調子は良かったので、プレー中はもう少しいけるかなと思った。大ミスがなかったのがスコアになった要因です」と教えてくれた橋口選手は、双子のお姉さん。妹の心海選手(ルネサンス豊田高3年・写真右)とそっくりだが違うのは髪の長さだ。「高校を通信にして充実している。練習や勉強など自分で考えるようになった」と嬉しそうに口を揃えた。

 

3位
中山凜花選手(中部大第一高1年) 71=35、36

インからのスタートで、3バーディ、2ボギーだった。7番では残り58ヤードを58度のウエッジで20センチにつけ楽々バーディを奪った。「ドライバーはフェアウェイにいってましたが、セカンドがパッとしなかった。でもアプローチは2回だけなのでパーオンはしたんですよね。グリーンが難しくて切れ方とか対応できなかったのが残念でした」。この春から中部大第一高に進学した中山選手だが、夏休みに入っても、試合で学校を休んだための補習があり、ようやく終わったところだとか。

 

 

◆男子12歳〜14歳の部◆

岡田健太郎選手が1オーバー首位

 

インからのスタート。1組目でスタートした岡田健太郎選手(津市立西郊中3年)が73ストロークでホールアウトし首位に立った。1打差の74ストロークで高柳大河選手(鳴海中1年)山路朝陽選手(竹鼻中1年)が追いかける。75ストロークに後藤城一選手(恵那恵那東中2年)が続く。

 

1位
岡田健太郎選手(津市立西郊中3年) 73=37、36

前半を終えた時に36ストロークの1位で折り返した岡田選手が後半も1オーバーでまとめ、73ストロークで首位をキープした。「後半の1番、2番で連続バーディがきたんですが、5番でボギー、7番でもボギー、最後の9番は奥からのパッティングがショートし入らずのボギーになって」と1ホールずつを丁寧に振り返った。「全部で3バーディが取れたことは良かったと思います。ショットは良かったので、明日はパッティングを修正してボギーを打たないようにできたらいいです」。今年は三重県代表として国スポ少年男子の部の出場権を獲得したばかり。小学生の頃から順調に進化を遂げている岡田選手はこの1年で10キロほど増量、身長伸びろ〜と努力中。

 

2位タイ
高柳大河選手(鳴海中1年)  74=34、40

「今日はドライバーが曲がってたけど、後半はしっかり振って飛ばしたら、よく飛んだんです。P Wでうまくつけられたところはバーディが取れたし、チップインもありました」と3バーディ、4ボギーの内容を教えてくれた。新しくしたドライバーをうまく使いこなすコツを掴んだ高柳選手の明日が楽しみ。昨年小学6年生の時、全国小学生大会で優勝している。

 

 

◆女子12歳〜14歳の部◆

伊藤柚葵選手が2オーバー首位発進

 

インからのスタートだった。この部門も第1組スタートの伊藤柚葵選手(岐阜東中3年)が2オーバー74ストロークで首位に立ち、最後までリードを保った。1打差75ストロークに林香里菜選手(各務原市立鵜沼中3年)、2打差76ストロークに内田稟子選手(犬山市立犬山中2年)小野優桜選手(名古屋東星中2年)が続いている。

 

1位
伊藤柚葵選手(岐阜東中3年) 74=38、36

前半のインで2つ、後半に2つの計4バーディが取れた。「ボギーはたくさんあったけど、5番でドライバーを左に引っ掛けてOBにしてしまって、そこからチップインでボギーでおさまったのが良かったかな。1メートルのパットを2度も外したのはダメでしたね。今日のドライバーは100点か0点かのショットで大変だった。明日はまずドライバーがフェアウェイにいくことを意識していきたい」。

 

<会場フォト>