中部ジュニア本戦 1R成績表、2R組合せ表、速報記事&会場フォト掲載しました
2023.07.25
2023年度(第48回)中部ジュニアゴルフ選手権競技
開催日/2023年7月25日(火)・26日(水)
会場/東名古屋カントリークラブ(西コース)
[第1日 成績表]
[第2日 組合せ表]
第48回中部ジュニアゴルフ選手権競技
2023年7月25日(火)
会場/東名古屋カントリークラブ(西コース)
距離と参加人数/
男子15歳〜17歳の部 7010yd Par72、57名(うち欠場3名)
女子15歳〜17歳の部 6340yd Par72、33名
男子12歳〜14歳の部 7010yd Par72、24名
女子12歳〜14歳の部 6340yd Par72、22名(うち欠場1名)
天候/1R 晴れ
猛暑の中、選手たちが熱戦を繰り広げた。
4部門はいずれも混戦模様。
中部ジュニアゴルフ選手権競技は炎天下の初日、4部門133人が熱戦を繰り広げた。気温35度を越す猛暑が予想されたため、熱中症対策で、スタートが30分早い6時30分ティーオフとなった。
スタート時には、選手たちに水分補給を怠らないようにと注意喚起を行った他、塩飴が提供された。
4部門ともに、各地区での予選を突破してきた選手たちばかり。予想通りの接戦となった。
◆女子15歳〜17歳の部◆
女子15歳〜17歳の部からスタートした今大会。第1組の小宮千鶴選手(聖霊高3年)がいきなり2アンダー70をマーク。同組の岡嵜マイヤ選手(岐阜聖徳学園高1 年)も1アンダーでホールアウト。スコアがどこまで伸びるか期待されたが、それ以上のスコアは現れず、小宮選手が首位に立った。
1位
小宮千鶴選手(聖霊高3年) 70=36、34
先日の全米女子オープンに出場した後、アメリカ・コロラド州のアイゼンハワーGCで開催された全米ガールズジュニアでベスト16に入り、一昨日の夜に帰国したばかりの小宮選手が、練習ラウンドもないまま第1組の1人目でティーオフ。1番を幸先よくバーディ発進したものの、4番(パー4)で第1打を左に曲げ、3オン3パットのダブルボギー。しかし、その後7番、11番、12番と3つのバーディを奪い、2アンダーフィニッシュした。「今日はグリーンが硬めに仕上げられていて、ショットは悪くないんですが、距離感が合わなかった。明日は距離を合わせていきたい」とニコニコ話した小宮選手。時差ボケはないのかと尋ねると、「全米ジュニアの場所が2800mの高地で、1日2ラウンドをこなしたことで、高地トレーニングみたいで体力がついたかな」と笑顔。炎天下のゴルフもなんのそので、明日も突っ走っていくか楽しみである。今年度CGA強化指定選手。
2位
岡嵜マイヤ選手(岐阜聖徳学園高 1) 71=37、34
小宮選手と同組で同じく1番で3メートルを沈めるバーディ発進。3番(パー3)で10メートルのフックラインを沈め2アンダーとする。「いいリズムだな」を思っていたのもつかの間、5番でラフから寄らず入らずのボギーとすると、7番(パー5)で第2打が右の樹の下に行ってしまい痛恨のダブルボギー、クォーバーで折り返した後半に2バーディを奪取して1アンダーでホールアウトした。「グリーンが速かったので、手前から攻めるようにしました。パットもミスは少なくできたと思う。今日頑張れたので、明日も落とさないようにプレーしたいです」。中学生の時は予選を通過できず、一度も中部ジュニアには出場できていなかったという岡嵜選手。初めての舞台で、明日も頑張る。
3位
清本美波選手(誉高3年) 71=35、36
2バーディ、1ボギーの内容に、「今日はチャンスにつけることがあまりできなくて、パーオンが10回しかなかった。でもそんなに悪いわけでもないので、可もなく不可もなくだった」と、清本選手。高校では2年連続日本ジュニアに行っている。「中部ジュニアで勝ったことがないので、明日は優勝を目指したい」。今年度CGA強化指定選手
3位
橋口仁海選手ルネサンス豊田高2) 71=33、38
インからスタートした橋口選手は前半で2ボギーの38とすると、後半は1番、3番、4番でバーディを奪い、1アンダーをマーク。「前半に悪い時も、耐えていればチャンスが来ると思ってプレーしました。今日は自分が決めたことを迷わずにすると決めてショットしたことが良かった」。
◆男子15歳〜17歳の部◆
このクラスの2組目でプレーした橋本拓英選手(三重高2年)がいきなりの69をマークし、最後まで首位をキープした。1打差の70に、矢野仁貴選手(名古屋高 2年)と松山怜生選手(福井工大福井高3年)、山口大騎選手(中部大第一高3年)の3人、さらに1アンダー71に中川海大選手(岡崎城西高 3 )が続いている。
1位
橋本拓英選手(三重高 2) 69=34、35
アウトからスタートした橋本選手は前半を3バーディ、1ボギーで折り返すと、後半は1イーグル、1バーディ、2ボギーでフィニッシュした。イーグルは最終18番(パー5)で、残り250ヤードの第2打を3Wで2メートルにつけた。「今日はドライバーが良くて、まっすぐいきました。パットも良かったです。ただ、3パットやアプローチミスなどのボギーがあったのが残念。明日はボギーを減らすようにプレーしたい」。全国小学生で優勝した橋本選手ももう高校2年になった。目標は、もちろん優勝だ。
2位
矢野仁貴選手(名古屋高 2) 70=36、34
5バーディ、3ボギーだった。バーディパットは3メートル以内が3つ。「ティーショットは良かった。フェアウェイをキープできたけど、パッティングはダメでした。3メートル以内が7、8個はあったけど入れることができなかった」と矢野選手。小学校で優勝以来だね、と言うと、「勝ったことも覚えていない」と言う。小6まではゴルフと野球を両方していたが、中学時代は野球のみ。「体力づくりを野球でしました。ゴルフは高校に入って6月から、改めて始めた」とか。昨年は予選通過できず、今年初めての中部ジュニアだ。
2位
松山怜生選手(福井工大福井高 3) 70=34、36
アウトからスタートし、5バーディ、3ボギーだった。「ティーショットが良くなくて、アイアンがピンに絡まなかった。前半はまだパットも良かったんだけど、後半は良くなかったです」と反省しきり。昨年の中部ジュニアは2位だった。「追う方が好きだから」と言う松山選手は明日どんなゴルフを展開するのだろう。(写真 右から2番目が松山選手。福井工大福井高ゴルフ部監督、コーチたちと)今年度CGA強化指定選手。
2位
山口大騎選手(中部大第一高 3) 70=37、33
1イーグル、5バーディ、5ボギーと出入りの激しい1日だった。「イーグルは18番です。残り265ヤードを3Wで左5メートルにつけました。今日は前半からドライバーのチーピンが止まらなくて、やばかった。グリーンオーバーしたホールも多くて、苦労しました。明日はその辺りも気をつけて回りたいです」と山口選手。去年は3位入賞。
◆男子12歳〜14歳の部◆
首位に立ったのは、2アンダーをマークした清本貴秀選手(一宮市立南部中3年)。1打差で岡田健太郎選手(津市立西郊中 2)、さらにイーブンパーに森春喜選手(名古屋市立宝神中 3年)と加藤金次郎選手(水無瀬中1年)が続き、明日は混戦必須となりそうである。
1位
清本貴秀選手(一宮市立南部中 3) 70=34、36
インからスタートし、4バーディ、2ボギーだった。「今日はアイアンが安定していました。その代わりウッドがあちこち散っていて、パットは3パットがなかったのが良かったです。全体にはいい感じでした。と清本選手。60台を目指していたという清本選手だけに、1打目が今ひとつだったことを残念がった。昨年の日本ジュニアで4位に入り、シード権を持っている。今年度CGA強化指定選手。
2位
岡田健太郎選手(津市立西郊中 2) 71=35、36
3バーディ、2ボギーだった。「今日はドライバーも悪くなく、全体として安定していました。パットはそこそこでした」笑顔で答えてくれた岡田選手。「明日は今日みたいにドライバーでキープして、ショートアイアンの50度が大きすぎたので、コントロールできたらいいなと思います。首位と1打差で、後ろにもいっぱいいるから大変だあ」と笑った。今年度CGA強化指定選手。
◆女子12歳〜14歳の部◆
ただ一人アンダーパーをマークしたのが平山心暖選手(鈴鹿市立白子中 3年)で2アンダー70。2位には3打差の73で伊藤柚葵選手 (岐阜東中 2年)、4打差の74に伊藤せあら選手 (聖霊中 3年)、5打差の75に金谷希優選手(名古屋志段味中 3年)が続き、この4人が明日の最終組となる。
1位
平山心暖選手(鈴鹿市立白子中3) 70=35、35
インからのスタートだった。10番(パー4)で第1打を右の林へ。樹の下で打てないような状況で出すだけとなり、ボギー発進となった。しかし、その後の3バーディで見事に2アンダーをマークした。「ショットが悪くて、アプローチで耐えてパーを撮ってました。ドライバーがフェアウェイにいかなくて苦労しました」と平山選手は思ったようなゴルフができなかったと振り返った。「ロングパットもショートしてしまい、びびってるなあって思った」とも。点数をつけるとしたら?と尋ねると「う〜ん、60点かな」ととても辛口!好スコアで上がれたことよりも、ゴルフの内容が納得できないことの方が気になっていたようだ。今年の国体(鹿児島大会)の三重県女子代表に選ばれたばかりの中学3年生である。
2位
伊藤柚葵選手(岐阜東中2) 73=35、38
「今日はドライバーがまっすぐいかなくて、ショットで寄せて耐えました」と振り返った伊藤選手は、4バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの1オーバーだった。すごかったのは、8番Hだった。第1打を右にOBとして、打ち直しはフェアウェイに。そこからの4打目がなんとカップに直接イン。パーとしたのだ。OB&イーグル?的なパーだった。「奥へ探しに行ってもなくて、そしたらカップに入っていて、ビックリしました」。小6ときに中部小学生女子の部で優勝している。
<会場フォト>