中部ミッドシニア本戦・1R成績表、組合せ表、記事掲載
2018.09.06
平成30年度(第25回)中部ミッドシニアゴルフ選手権競技
開催日/平成30年9月6日(木)・7日(金)
会場/グレイスヒルズカントリー倶楽部
天候/曇り
第1日成績表(PDF)
第2日組み合わせ並びにスタート時刻表(PDF)
ディフェンディングチャンピオンの小島朋広選手(名倉CC)が5アンダー67で首位。
82ストロークまでの109人が明日の決勝へ。
関西地方に大きな被害をもたらした台風21号が通過して2日、強風で折れた木や枝も綺麗に取り除かれ、穏やかに晴れたグレイスヒルズカントリー倶楽部で、中部ミッドシニアがスタートした。
スタート時の朝7時には秋を感じさせる涼しい風も吹いたが、徐々に気温が上昇し、同時に雲が広がってきた。選手にとっては、やや蒸し暑さを感じるものの、まずまずのゴルフ日和に恵まれた。
競技は順調に進み、午後3時前には全選手がホールアウトした。首位に立ったのは、昨年のチャンピオン、小島朋広選手(名倉CC)で実に5アンダー67をマーク。インからスタートして前半を3アンダーで折り返し、後半も2バーディを奪取した。小島選手は69歳で同時にエージシュートも達成した。
2位は、2打差の69で、鈴木博選手(葵CC)、さらに2打差の71に中村幸造選手(フクイCC)が続いている。
また、エージシュートを達成した選手は小島選手の他に、もう1人。75歳の青山八朗選手(三鈴CC)が74でホールアウトした。
今日の結果、82ストロークまでの109人が明日の決勝ラウンドに進出する。
◆出場したのは3会場で行われた予選を通過した65歳以上の精鋭選手138人。予選はグランドシニアと同時に行われているため、今大会も70歳以上(1948年生まれ以上)のグランド世代は多く、実に41人。最年長は76歳の宮園秋則選手(西尾GC)と吉川廣司選手(岐阜北CC)だ。一方、65歳(1953年生まれ)のルーキーは25人。
◆今大会は、台風の影響もあり、フェアウェイに対してプリファードライが採用された。
「今日は妻の命日。神が降りてきたよ」
1位&エージシュート
小島朋広選手(名倉CC) 67=34、33
インからのスタートで、12番H(169Y、パー2)、13番H(486Y、パー5)、14番H(376Y、パー4)を連続バーディとした後、15番H(390Y、パー4)でバンカーに入れてしまいボギーとするも、18番H(375Y、パー4)でまたもバーディを奪い、3アンダーで折り返した。「なんか調子がいいんだけど、後半はそうはいかないよね」と笑いながらアウトに向かった小島選手だったが、後半も1番H(360Y、パー4)と3番H(166Y、パー3)でバーディを決めた。4番Hからもバーディチャンスにつくも惜しくも逃した好調なラウンドだった。ホールアウト後、「いやあ、すごいスコアが出ちゃった。実は今日は2年前に急逝した妻の命日なんだ。空から神が降りてきたって感じだね」と興奮気味。昨年の優勝の時も、「一周忌を終えたばかりで試合に出るのも迷ったけど、出て勝てた。応援してくれたんだと感謝」と話し、見えない力が背中を押してくれているのを感じていた。
小島選手は今年になって、ドローにしたくて、スイングを変えてみた。ところが、うまくいかないので、また元のような軸回転のスイングに戻した。すると、「安定して距離も出て、しかもドローになった」のだとか。「クラブのセッティングもあってるのかもしれないけどね」と嬉しそうに教えてくれた。安定したショットと見えない力の後押し!! 明日は、もちろん連覇を狙う。69歳。
ポイントは2番のパーセーブ。
2位
鈴木博選手(葵CC) 69=36、33
アウトを1バーディ1ボギーのイーブンで折り返すと、後半の10番Hから鮮やかに4連続バーディを決めた。「ラインが読めて、その通りに打てた。自分でもびっくりしました。でも、ポイントになったのはそこではなく、アウトの2番H(402Y、パー4)だったかな。パーオンできずに、下から15ヤードのアプローチがピッタリついて、パーセーブできたんです。あれを拾えたのが大きかった」と鈴木選手は目を細めた。ルーキーの65歳にとって、距離がそんなに長くないことでアイアンで打てるのが好スコアに繋がっている。「2日目に崩れないよう、頑張ります!」
「パットが今ひとつだった」。
3位
中村幸造選手(フクイCC) 71=34、37
4バーディ3ボギーだった。「ボギーがどれもパッティングが入らなかったので、1アンダーでもよかったって感じがしない。でも、ドライバーとアイアンはよかった。フェアウェイにキープできてたので満足しています」と中村選手。
65歳のルーキー出場だが、ゴルフはサラリーマン時代からずっと競技に出場してきた。「定年は65でしたが、ゴルフにもっと時間を使おうと63で会社を辞めました。そして、気になってたスイング改造を自分なりに続けてきてるんです。少しずついい感じになってはいます」。明日は優勝はもちろんだが、初の日本ミッドシニア出場権は外せない。
お見事!エージシュート達成
青山八朗選手(三鈴CC) 74=36、38 7位タイ
75歳の青山選手が74をマーク。見事なエージシュートを達成した。「今日はドライバーもアイアンもよかった。ゴールドからのエージシュートは69とか出しているけど、この距離なのでスコアはまあまあかな。いい位置だから、久しぶりに日本に行けるよう明日も頑張ってみるわ(笑)」。青山選手は2008年のスプリングフィールドGC大会で、ルーキー優勝をしている。<写真中央が青山選手。同組で回った金村選手(右)と木村選手(左)>
◆◆今日の会場風景◆◆