中部ミッドシニア本戦1R成績表、2Rスタート表、記事を掲載
2017.09.07
■平成29年度(第24回)中部ミッドシニアゴルフ選手権競技第1日成績表、第2日組み合わせ表 を掲載しました。
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平成29年度(第24回)中部ミッドシニアゴルフ選手権競技
開催日/平成29年9月7日(木)・8日(金)
会場/スプリングフィールドゴルフクラブ
参加人数/143名(うち欠場12名)
天候/曇りのち雨
68歳の小島朋広選手(名倉)が73ストロークで首位。
86ストロークまでの105人が明日の決勝ラウンドへ
65歳以上の男子ゴルファーが競い合う中部ミッドシニアゴルフ選手権競技の第1日目が終了した。
朝方降った雨はスタート時には止み、曇り空のもと、競技はスタートした。やや蒸し暑さを感じたが程よい気温でプレーしやすい天候であった。ただ、インの第2組がホールアウトした午後13時過ぎに雨が降りだした。
会場のスプリングフィールドゴルフクラブは、アメリカのゴルフ設計家、ロバート・トレント・ジョーンズ・Jrによる設計で、池やクリークを巧みに配した戦略性の高いコース。グリーンの難しさでも定評がある。選手たちからも「距離はそんなにないけれど、落としどころが肝心」「グリーンのアンジュレーションが難しい」など感想が聞こえてきた。そして、そんな嘆き節の通り、スコアメイクには皆苦労した様子で、首位は、73ストロークの小島朋広選手(名倉)、1打差の74に木村雄一選手(名阪チサン)、木下晶夫選手(ライオンズ)、矢田義孝選手(三重)の3人、さらに1打差の75には神谷悠朗選手(西尾)、中村行宏選手(名古屋)、松井栄一選手(敦賀国際)の3人が続いている。
今回の出場選手は、6月に3会場で行われた予選を通過した精鋭たちだが、この中にはグランドシニア世代が実に39人も含まれており、最年長は、76歳の友安京三選手(名倉)で、今日は83でホールアウトし、見事に明日の決勝に進む。
今日の結果、86ストロークまでの105人が明日の決勝ラウンドに進出する。競技は朝7時30分からアウトとインからティーオフとなる。
首位
5番Hで4オーバーから盛り返し1オーバーに
小島朋広選手(名倉) 73=38、35
アウトからのスタートだった。「2番Hでダブルボギー、3番Hと5番Hでボギー叩いて、その時点で4オーバーだった。もう予選落ちかなって思ったけど、我慢はしてみるもんだねえ。7番Hで8メートルのバーディパットが決まって、9番Hは30センチについてバーディ。それで2オーバーまで戻せてリセットできた。後半は16番Hで5メートルが入ってバーディで、あとはパーだった」と、前半の大変な流れからまさかトップとはびっくりといった様子だった。第21回大会(芦原GCで開催)でルーキー優勝を飾った小島選手は今、68歳。2度めの優勝に向けて、明日はどんなゴルフを展開するのだろう。
2位タイは3人
自作メモを作り続けて17年
木村雄一選手(名阪チサン) 74=37、37
バーディは4番H、9番H、11番Hの3つだった。「18ホール、頭を使いました。疲れました〜」とニコニコの木村選手。「僕の手作りメモです」と見せてくれたのは、小さな手帳だった。俗に言う「サイモンメモ」だが、コースごとに手作りしているのだ。50歳ごろから競技に出るようになって、それから試行錯誤でメモを作り始めた。家にはもう何十冊もあり、同じコースなら書き加えていく。「このコースは難しいから、ボールを置く位置が大切。どこへ持っていくか、クラブは何か、ピン位置でどこを狙うかもメモが役に立つ」と木村選手。頭脳派ゴルファーは、明日、最終組で初の優勝を狙いにいく。67歳
木村選手の手作りメモ。
木下晶夫選手(ライオンズ) 74=36、38
当初のスタート表ではインからのスタートだったが、欠場者の関係で、急遽アウトスタートに変更となった木下選手。「今日はショットが良くて、刻み具合もうまくいきました。クリークを多用した。バーディチャンスといっても、4、5メートルだったからね。もう少し近ければチャンスになった。明日も落ち着いていけるようにしたいね」。68歳
矢田義孝選手(三重) 74=37、37
最終組でプレーし、2位タイに入ってきた矢田選手。「インスタートで、後半の7番Hまで1オーバーだったんだけど、8番Hで4パットしてダブルボギー。9番Hでバーディとれたからよかったわ」。ルーキーだった昨年は4位タイ、さて、今年はいかに。65歳
5位タイも3人
神谷悠朗選手(西尾) 75=36、39
「ドライバーが良くないので、ほとんど3Wでした。アイアンはまあまあだった。パッティングの距離感があったことで、スコアがまとまりました」。66歳。(写真右端が、神谷選手)
中村行宏選手(名古屋) 75=40、35
インスタートで前半を1アンダーの35で折り返したが、後半の7番ショートホールで池に2回も入れてしまい7打。「あのホールが痛かった。明日は、日本ミッドシニアに行けるようにしたいね」と言う中村選手は、昨年は3位の成績。69歳
松井栄一選手(敦賀国際) 75=38、37
「バーディチャンスは結構ありましたが、入ったのは5番Hだけ。グリーンが難しかったですね。ティーショットはドライバーは2回、あとは3Wでした」。今回初めての出場で、5位タイといい位置につけた松井選手は66歳。一緒に福井県からきた昨年覇者の赤壁光夫選手(加賀)とは同学年の仲良し。赤壁選手は今日は今ひとつの調子で、86。明日の決勝ラウンドにはギリギリセーフで通過した。(写真、左が松井選手。右が赤壁選手)
最年長は76歳
友安京三選手(名倉) 83=44、39
「出だしからダブルボギーで、大変だった。トリプルボギーもあったし、3パットも2回あった。全体にはショットが悪かった。もっと精進せねばあかんね」と振り返った友安選手だが、実は昨日まで、名古屋港GCでミッドシニアパブの予選に出場しており、今日は3ラウンドめ。明日は4ラウンドめとなるのだ。体力十分の76歳、そのプレーを見ていたら、全く年を感じさせません。綺麗色のポロシャツがとてもよく似合う最年長選手です。
エージシュート達成
吉川廣司選手(岐阜北) 77=37、40
友安選手に続く年長者の吉川選手は、今月26日で76歳になる。競技ゴルファーの超ベテランとして毎年元気な姿を披露しているが、今回もミッドシニアに登場。「本命は来週のグランドだけどね、予選に通ったから、頑張ってくるよ」。そう言って、スタートして行った吉川選手だったが、ホールアウトしてみれば、77のエージシュートを達成した。「数え年だけどね」と笑顔。「今日はいい感じで回れた。インからのスタートで、8番Hのショートでボギーにしちゃったんだけど、最後の9番Hで8メートルのバーディパットが入って77になった。もう何回めか忘れちゃったけど、嬉しいね。明日も来れるから、頑張るよ」。おめでとうございます。明日もぜひエージシュートを!!
<今日の会場風景>