中部女子アマチュア 第1日成績表 速報記事 掲載しました
2022.05.18
2022年度(第51回)中部女子アマチュアゴルフ選手権競技
開催日/2022年5月18日(水)~20日(金)
会場/芦原ゴルフクラブ(海コース)
池ヶ谷瑠菜選手(涼仙GC)が4アンダー68で首位に立つ
第51回中部女子アマチュアゴルフ選手権競技
2022年5月18日(水)
会場/芦原ゴルフクラブ(海コース) 6340yd Par72
参加人数/104名(うち欠場2名)
天候/第1日 晴れ
2022年度最初の中部ゴルフ連盟主催の本戦競技である中部女子アマチュアゴルフ選手権競技、その初日が終了した。コロナ禍での競技であり、選手、付き添いの方には抗原検査が実施されるなど万全の感染防止対策が取られた。
会場の福井県・芦原ゴルフクラブは来年に日本女子オープンゴルフ選手権競技を控えており、コース全体の松の木を思い切って伐採、海コースは日本海が目の前に広がる見晴らしの良い18ホールに大変身している。海を左に見ながらスタートするアウトの1番、続く2番もグリーンの奥には海が広がる、というように、今日のような快晴の日はまさに絶景ホールが続いていく。
今日のグリーンコンディションはスティンプ10.0。選手からは「砲台グリーンでお椀型なので、難しかった」という声も多かった。
出場選手は12歳から22歳までが100人、40歳代が2人、50歳代が2人。若い世代が圧倒的な今大会となった。
第1日は、朝7時30分からティーオフ。順調に競技は進み、アウト3組目の田中こころ選手(岐阜北CC)が69をマークしてきた。このスコアを上回る選手がなかなか現れないまま、競技は終盤へ。そして、ついにイン最終組。ここで池ヶ谷瑠菜選手(涼仙GC)が4アンダー68をマークし初日の首位となった。池ヶ谷選手、田中選手ともに、芦原GCを攻略する作戦として、「ボギーを打たないようにする」「ピンを狙わず、パーオンを意識する」「バンカーに入れない」が同じだった。また、ディフェンディングチャンピオンの神谷そら選手(明世CC)は1アンダー71で6位タイ。
明日の2日目は、朝7時30分からティーオフする。また、2日間36ホールを終わり上位80位タイまでの選手が第3ラウンドに進出する。
<インタビュー>
首位
芦原対策をしっかりして挑んだ初日に成果!!
池ヶ谷瑠菜選手(涼仙GC) 68=34、34
最終組でホールアウトして、トップにたった池ヶ谷選手は、スタートの10番から丁寧に1日を振り返った。10番から16番までパーを続け、17番で2メートルを決めバーディ、次の18番(パー5)もバーディとした。「18番は2オンはできないので、手前40ヤードを残し、そこから2メートルに寄せました」。すると、後半1番(パー5)もバーディ、6番(パー4)で3パットをし初めてのボギーを叩き2アンダーにするも、8番と9番で連続バーディを沈め、4アンダーとしたのだ。「この大会のために3回、練習ラウンドにきました。それで攻略をいろいろ考えましたが、今日一番良かったのは、欲を捨てられたこと、です。バンカーに入ったらダメなので、花道か横に乗せようと心がけて、ほぼパーオンできました。ショットもまずまず良かったと思う。筋肉トレーニングを続けてきて、ドライバーの飛距離が20ヤード伸びて240ヤードくらいになったのもスコアに繋がったと思う」。津田学園高をこの春卒業し、いまは涼仙GCで練習生をしている池ヶ谷選手は、これまで、2位はあっても優勝にはなかなか繋がらなかったが、今年はスキルアップし自信もついてきたようだ。明日も楽しみである。
2位
「センター狙いがうまくいきました」
田中こころ選手(岐阜北CC) 69=34、35
アウトからスタートし、前半は6番、7番を連続バーディ、後半は11番で下から2メートルを沈めてバーディ、ノーボギーでホールアウトした。「今日はセンター狙いで、ピンはあえて狙いませんでした。バンカーはキツイので入れないように。ショットミスがなくてうまくいきました」と笑顔の田中選手。ドライバーの飛距離は240〜250ヤード。「ここは川奈ホテルGCに似ていると思うんです。以前、川奈で失敗して予選落ちをしました。それで、今回はとにかくグリーンセンターを意識しました。リズム良く回れてほぼ100点かな」と納得のラウンドができたようだ。
昨年の中部女子アマでは最終日に伸ばせず3位に終わっている。今回に賭ける気持ちは大きい。岐阜聖徳大学1年。
3位は3人
「14番で連続ボギーにならなかったのが良かった」
小宮千鶴選手(明智GC) 70=35、35
インからスタート、3バーディ、1ボギーだった。「今日は安定したゴルフができたと思います。去年の女子アマの1日目と比べたら、ずっといいのが良かった」とホッとした様子の小宮選手。13番でボギーを叩いた後の14番(パー4)でピン左奥から14メートルほどのロングパットが7メートルもオーバーしてしまい、連続ボギーかという場面で、返しがきっちり入ってパーでおさまった。「あのパーで、切り替えられた」とポイントのホールを教えてくれた。聖霊高2年。
「リカバリーできると思えるようになってきた」
清本美波選手(JGAジュニア) 70=35、35
「今日はボギーを打たないことを目標にしてきた」という清本選手だが、スタートして2ホール目の11番(パー4)で早くもピンチに。「ティーショットがバンカーに入り、顎っぽかったけど気合いを入れて打ったら今度はグリーン左のバンカーに。片足を出して打つようなスタンスだったけどおもいきり砂をたたいたら、お先にくらいについてパーが取れたんです。もう、すごく元気が出ました。それからは、ピンチもあったけど、パーセーブができてました。ただ、6番で初めてボギーしました。セカンドのミスでした。でも、次の7番でバーディが取れて、楽しくなってきて、8番も5メートルのバーディパットが決まりました」。耐えて、耐えてのゴルフだったが、リカバリーができると思えるようになったことが去年との違いだ。ひとまわり成長した清本選手の明日からに期待したい。誉高2年。
「1イーグル、5バーディでこのスコアはがっかり」
山本瑠奈選手(JGAジュニア) 70=35、35
インからスタートした山本選手は、実に1イーグル、5バーディを奪う一方で、3ボギー、1ダブルボギーも叩いた。「こんなにたくさんバーディ取れたのに、こんなスコアではがっかりです。ボギーが多すぎです。イーグルは1番(パー5)で2オンして6メートルが入りました。バーディは3メートルくらいが多かったです。でも、やっぱりこんなに取ったのに、ショットのミスや3パットがあって、ダメでした」とミスを反省しきりだった。津田学園高3年。
6位は2人
昨年覇者は、ただいま悩み中。
神谷そら選手(明世CC) 71=35、36
ディフェンディングチャンピオンの神谷選手は、4バーディ、3ボギーの内容に、「ショットもパッティングもパッとしない。このところずっと不調で、少し上向きにはなってきていると思うのですが、不安の方が大きい」と苦笑い。「気持ちの問題だと思うんですけどね・・・」。あと2日間、すっきりとプレーできますように・・・。麗澤瑞浪高を卒業し、いまは、瑞浪高原GCで日々練習中の19歳。
「3日間と通じて安定するように」
稲葉千乃選手(JGAジュニア) 71=33、38
インからスタートして10番でいきなりバーディ発進するも、14番でボギー、17番では3パットのダブルボギーをたたいた。「立て直さないといけないと思って、スイングがオーバー気味になっていると思い、気をつけたら、後半は少し持ち直しました」と、1番、7番、9番でバーディ奪取し、1アンダーでフィニッシュした。5月に入り、三重県ジュニア優勝、三重県女子オープンでは首位と1打差で2位になっている稲葉選手だが、今回の目標はこうだ。「3日間連続の競技で(スコアが)安定しないので、今回はそれができるように頑張りたい」。津田学園高3年。
<会場フォトギャラリー>