[2011]中部女子アマチュア≪第1日/記事≫
2011.05.26
第41回 中部女子アマチュアゴルフ選手権競技
開催日/平成23年5月26・27日(木金)
会 場/名四カントリークラブ
参加人数 136名
天候 曇り
トップは、愛大2年の長田選手。
3年ぶりに出場の河北さやか選手が大健闘
中部ゴルフ連盟今年初の公式競技本戦が名四CCで行われました。出場選手136名のうち10代が51名。今やアマチュアゴルフのクイーンは、年々若年傾向にあります。
首位は69を出した長田紫野香(愛大・中部学連)、続いて2位が高2・鈴木麻綾選手(チェリーレイク)、20歳の西方亜友美選手(白山ヴィレッジ)。4位に高2・浜上佳奈選手(ジャパンクラシック)、5位に高2・土田沙弥香選手(金沢リンクス)、大学2・山田成美選手(中部学連)と若手が試合を引っ張っています。
そんな中で、今年の話題は2001年のクイーンに輝いた河北さやか選手(旧姓・春日井)。子育ても一息つける状況になりカムバック。73で上がり7位タイにつけました。落ち着きのある試合運びが注目を集めています。
明日は、87ストローク102名までの選手で決勝が行われ、上位18名までの選手が日本女子アマ、30歳以上の選手上位19名までに日本女子ミッドアマへの出場権が与えられます。
【JGA競技】
日本女子アマチュアゴルフ選手権競技 6月21~25日(火~土)宝塚GC
日本女子ミッドアマチュアゴルフ選手権競技 11月17・18日(木・金)四日市CC
<インタビュー>
長田紫野香選手(中部学連:愛大2年) 69=34、35
初日予選の最終組で回った長田選手が3アンダーの首位に躍り出た。インからのスタートで11番をボギーとした後の12番H(340Y、P4)で130ヤードの第2打を8番アイアンで直接カップイン、イーグルの快挙。人生2度目のイーグルだとか。「いいところもあったけど、悪いところもあった」と長田選手が言うように、1イーグル5バーディ4ボギーと出入りの激しいゴルフだったが、69は競技でのベストスコア。昨年に比べ、ちょっぴりふくよかになったね、と聞くと、「オフに兄たちと一緒に走り込んだりして鍛えました。これから競技が続いていくうちに、また戻る。毎年こんな感じ・・」と笑顔で答えてくれた。
鈴木麻綾選手(チェリーレイク:いなべ総合学園高2年) 70=35、35
インスタートで11番(370Y、P4)をバーディとし35で折り返し、後半を2バーディ1ボギーの35として2アンダー。2位タイで初日を終えた鈴木選手。「ドライバーが曲がって、7番(525Y、P5)でOB寸前だったけど、リカバリーできてバーディ獲れたのは、今日のいちばんかな」と振り返ったが、好スコアの秘訣は、この2週間でマスターしたコントロールショットだった。鈴木選手は、4月後半の三重県アマチュアで上位に入れず、国体出場を逃した。その悔しさから、7番アイアンを中心に、軽く打つコントロールショットをひたすら練習。その成果が今日の18ホールで現れたのだ。「明日もこの調子でいきたい」。
西方亜友美選手(白山ヴィレッジ) 70=33、37
インスタートで、12,13,15番と続けてボギーを打ち、「いやなスタートを切ってしまった」が、16,17番で連続バーディをとり、1オーバーで折り返した。後半に入り、2,7,8番でバーディの33。堂々の2アンダーだった。中学時代から競技でも上位を争っていた西方選手ももう20歳に。中部女子アマではすっかりお姉さん的存在である。目下、プロテストに挑戦中だが、「この中部女子アマでいい結果を出していないから、けじめをつける意味でも今回出場しました」アマチュア時代の、いい花を咲かせて欲しいもの。
浜上佳奈選手(ジャパンクラシック:佐久長聖高2年) 71=35、36
前半と後半にひとつずつのバーディを奪い、トータル1アンダーでホールアウト。「全体によかった。惜しいパットもはずしたけど、ひろったパーもあったから。キャディさんがよかった」と、無難にまとめたことを喜んだ浜上選手。愛知県から長野県の佐久長聖高校にすすみ、寮生活をしている。今年の目標は、「日本女子アマでマッチプレーをしたい」。
河北さやか選手(ニューキャピタル) 73=37、36
3年ぶりの競技復帰となった河北選手。1バーディ2ボギーの73、7位タイの見事なスコアでのホールアウトだった。二人の子育てをしながらの復帰に向けての練習は3月頃から少しずつ。週1回の練習からはじめて徐々に週に2,3回の練習、そして、GW明けに2回のラウンドをこなした。「あんまり張り切ると、疲れすぎて、家事や子育てができなくなるから」「バーディパットは長かったけど、最後にコロンと入ってくれた。ラッキーでした。明日もがんばってみます」。時間を上手に使って、勘をきっちり取り戻してきた河北選手は、子供の公文教室があるからとあわててハウスを飛び出していった。33歳。
今大会の最年長&最年少選手。
花岡享子選手(東名古屋)は70歳。55歳に初ラウンドをした遅咲きゴルファーで、競技生活はまだ10年ほど。中部女子アマには4回目の出場である。88ストロークで惜しくも1打足らず、決勝には進出できなかった。
一方、最年少は立浦琴奈選手(中部日本パブ:旭西中1年)。3歳からゴルフを始め、昨年の中部小学生ゴルフ選手権の優勝者。今日も78ストロークで35位タイで予選を突破した。
もう一人の中学1年生、橋本千里選手
立浦琴奈選手と同学年の橋本千里選手(東名古屋:萩山中1年)だが、誕生日の違いで、最年少とは成らなかったが、こちらも実力派である。先日行われた中部日本パブリック選手権で見事優勝、全国切符を手に入れた。