中部女子アマチュア1R成績表、速報記事を掲載しました

2024.05.15

2024年度(第53回)中部女子アマチュアゴルフ選手権競技

開催日/2024年5月15日(水)~17日(金)

会場/愛岐カントリークラブ(中・東コース)

 

【第1日】成績表(PDF)

 

第2日目の組み合わせ表はこちらのページでご確認ください。

 

 

第53回中部女子アマチュアゴルフ選手権競技
2024年5月15日(水)
会場/愛岐カントリークラブ(中・東コース) 6323yd、Par72
参加人数/122名(うち欠場6名)
天候/1R 晴れのち曇り

 

首位は4アンダー68の、3選手。

神谷もも選手(明世CC)、日比野邑香選手(岐阜国際CC)、伊藤せあら選手(東名古屋CC)


中部ゴルフ連盟の今年度最初の本戦、中部女子アマチュアゴルフ選手権競技が開幕した。初日の今日は、朝は晴れ間が広がっていたが、徐々に雲が多くなった。風はなく、しのぎやすい一日となり、選手たちは7時30分からティーオフをスタートしていった。

 

参加選手は中学1年生の12歳から58歳まで幅広い年齢層だが、そのほとんどは10代、20代と中学生、高校生、大学生が占めており、25歳以上のミッド世代はわずかに5人(うち欠場1人)という内訳だ。女子アマチュアのジュニア&学生化の流れは昨年以上となった。

 

競技は順調に進み、12時20分にアウト1組目がアテスト会場に現れた。

 

スティンプ10.0に設定された初日。「グリーンは案外止まってくれた」と選手が振り返ったが、スコアは予想を大きく超えるレベルの高さだった。

 

トップに立ったのは、4アンダー68をマークした、神谷もも選手(明世CC)日比野邑香選手(岐阜国際CC)、伊藤せあら選手(東名古屋CC)の3選手。1打差69に丸山夏蓮選手(養老CC)と大橋莉生選手(名阪チサンCC)の2人、さらに1打差の70に田中こころ選手(三甲GC谷汲)が続いた。そして、1アンダー71には実に8人が並んでおり、14人ものアンダーパーがひしめく状況に、関係者も目を丸くする。
「女子アマのレベルがとても高くなっている」
「日本女子アマへの17人枠も厳しいカットラインになりそうだ」

 

明日の予選第2ラウンドも朝7時30分からアウト、インからティーオフとなる。

 

<インタビュー>

 

◆1位は68の3選手

 

神谷もも選手(明世CC) 68=35、33

インからスタート、6バーディ、2ボギーの4アンダーとした。「今日はドライバーが自分の思うような球が打てなかったけど、アイアンとパターでカバーできたと思います。2週間くらい前に調子のピークがきていて、ちょっと下がり気味の時期になっちゃっていて、少し心配だけど頑張ります!!」。
この春、麗澤瑞浪高校を卒業したばかり。今は、毎日近くのジムでトレーニングをしてからゴルフの練習やラウンドに打ち込んでいる。昨年の女子プロテストに失敗しており、今年こそ合格をもぎ取る覚悟はできている。姉はツアーで活躍中のプロ・そら選手、妹は今大会に出場している高校2年のひな選手だ。

 

日比野邑香選手(岐阜国際CC・帝京大可児高3年)  68=35、33

アウトから出て4バーディ、ノーボギーでホールアウトした。「前半はいろいろとうまくいかないこともあったけどボギーなしで折り返せた。後半になって思い通りにピンに寄ってくれて3つのバーディが取れました。11番で2打目がグリーンオーバーしてアプローチが難しいところで4メートルのパーパットを入れることができたのは良かったと思います」。24年度CGA強化指定選手。

 

伊藤せあら選手(東名古屋CC・ルネサンス豊田高1年) 68=34、34

7バーディ、1ボギー、1ダブルボギーだった。その内容について伊藤選手は、「後半の3番H(174ヤード、パー3)で13メートルほどの長いパットが入った。あとのは1〜3メートルくらいだった。ショットが良くてチャンスに付けられたし、パッティングも良かったです」と振り返った。高校は通信制を選んだ。この春はJLPGAのツアー「スタジオアリス」でマンデーを通過して出場している。24年度CGA強化指定選手。

 

 

◆4位タイ 69に2人

 

丸山夏蓮選手(養老CC・ルネサンス豊田高1年) 69=35、34

それまでの71のトップを抜き去り、最初の60台でホールアウトしてきたのがアウト5組目の丸山選手だった。「今日はショットがうまくいったし、パッティングも良かった」とニコニコ。それもそのはず、アウトから出て、2番H(513ヤード、パー5)で第1打が曲がって右の木の下へ、第2打は出すだけだったが、残り150ヤードを7番アイアンで打つと、見事にカップインし、イーグルを奪ったのだ。「入るのが見えました!! そのあとは8番と11番でボギーでしたが、14番から3連続でバーディが取れた。取りたいと思うところで取れたのが良かったです」。
愛知県の蒲郡市立西浦中からこの春、高校に進学した。「通えてゴルフ部のある高校が近くになかった」という理由で通信制のルネサンスを選んだ。167cm。

 

大橋莉生選手(名阪チサンCC・浜松学芸高2年) 69=33、36

アウトからスタートし、4バーディ、1ボギーだった。「今日はアイアンがまとまっていました。パーオン率も高かったのが良かった」と大橋選手。69のスコアはベストスコアタイだった。去年の中部女子アマでは決勝の3日目には届かなかったリベンジを今年こそ。

 

 

◆70は6位

 

田中こころ選手(三甲GC谷汲・岐阜聖徳大3年) 70=34、36

「良かった、ほっとしています」と開口一番。というのも、今年になってスイングが乱れ始めて絶不調になっていたのだとか。「前半をノーボギーで回れて、少し自信がついて後半に繋げることができました。アンダーパーが出たのも今年初めてなのですごく嬉しいです」。笑顔で振り返った田中選手の明日からが楽しみである。

 

 

<会場フォト>