中部女子グランドシニア 成績表、速報記事、会場フォトを掲載しました

2023.08.04

2023年度(第9回)中部女子グランドシニアゴルフ選手権競技

開催日/2023年8月4日(金)

会場/三好カントリー倶楽部(東コース)

 

成績表(PDF)

 

 

第9回中部女子グランドシニアゴルフ選手権競技
2023年8月4日(金)
会場/三好カントリー倶楽部(東コース) 5685yd Par72
参加人数/90名(うち欠場5名)
天候/晴れ

 

ただ1人、アンダーパー71をマーク。

2位に6打差をつけ、藤河家和美選手(スプリングフィールドGC)が初V。

 

 

毎年、参加人数が増える傾向にあった中部女子グランドシニアゴルフ選手権競技。今年からは単独の1日競技になり、愛知県の三好カントリー倶楽部(東コース)で開催された。

 

60歳以上の85人が出場した今大会。昨日の中部小学生と同じ会場での開催だったが、天候は昨日に比べて風もなく、湿度も高く、選手にとっては厳しい1日となった。

 

朝7時にアウトとインからティーオフ。最初の組がホールアウトしたのは11時30分過ぎであった。アテスト会場に選手たちが戻り始めてまもなく、アウト3組目の藤河家和美選手(スプリングフィールドGC)が「すごいスコアが出ちゃった」と、1アンダー71のスコアカードを提出。この暑さの中、誰もの予想を大きく上回るオドロキの好スコアだった。そして、この数字を超える選手は最後まで現れず、藤河家選手の初優勝が決まった。2位は、大塚せつ子選手(岐阜CC)が77ストローク、3位には78ストロークの金山公三子選手(富山CC)が入賞した。
また、10番(120ヤード、パー3)で長村啓子選手(東名古屋CC)がホールインワンを達成した。

 

 

<インタビュー>

 

優勝
藤河家和美選手(スプリングフィールドGC) 71=36、34

皆の度肝をぬく1アンダーをマークし、見事な優勝を飾った藤河家選手は、「私が一番驚いています。こんなスコアが出るなんて、信じられない。さっきまで手が震えてました」と最後まで崩れることなくプレーを続け、初めてのアンダーパーが出たことに、ただただびっくりしている様子だった。
4番で3メートル、12番で5メートル、16番では10メートルのバーディパットを沈めた。ボギーは、5番と14番。「練習ラウンドの時、全部グリーンオーバーしてしまい、パットも全く入らなかったんです。それで、今日は、エッジまでの距離をキャディーさんに聞いて、ショットもその通りに打てました。パッティングもラインを読みすぎないように、素直に打っていったのが良かったみたいです」。まさに作戦成功といった今日のラウンドだったが、それにしても素晴らしいの一言!!
藤河家選手がゴルフを始めたのは結婚してから30年ほどになる。競技は15.6年前からだが、成績はパッとしなかった。スプリングフィールドや名倉CCのメンバーにいろいろ教えてもらって、最近は少しずつ良くなってきていたのだとか。
「同じ組の人たちがとても楽しくて、おしゃべりしながら、のびのびと回ることができた。途中からはキャディーさんにも応援してもらって、皆さんに感謝です!!」。中部女子グランドシニアは2度目の出場となる62歳。

 

2位
大塚せつ子選手(岐阜CC)  77=37、40

アウトからスタートし、1番をボギーとした後、9番までオールパーで折り返した。インコースは11番で3メートルを3パットしてダブルボギー、15番、18番でボギーとした。「ノーバーディです。3パットが2回、前半はパーオンして2パットが続いて、バーディパットは入らずでしたが、本当にパッティングが下手でしたね。ショットは悪くなかったと思いますが、一緒の組にディフェンディングチャンピオンの岩佐さんがいらして、飛距離が全然違うんです。私が必死で乗せていくところをショートアイアンで打てるっていう、もう少し飛ばせるようになりたいなって思いました」。
結婚を機にゴルフを始めたのが35歳ごろ、シングルになった44歳から競技に出るようになった大塚選手。50歳からCGAやGAGの競技委員になったことで、競技にはなかなか出られず、今大会は久しぶりの出場となった。62歳。(写真:競技委員仲間の山口委員と)

 

3位
金山公三子選手(富山CC)  78=40、38

「今日は、拾って拾って、ノーバーディでした」。金山選手は3位入賞も、ゴルフの内容はまだまだといった雰囲気。「実は昨日、練習ラウンドに来たんですが、熱中症みたいになって、ホテルに帰ってから、吐き気とだるさで大変だったんです。友人との食事もパスして、とにかく寝ていました。今朝はなんとか出てこられて良かった。完走できたことが何よりです」とハラハラドキドキのプレーだったようだ。
コロナ禍で、4年ぶりに競技に出場した金山選手。今年はまだ15ラウンドしかしておらず、「試合は今年はこれだけです。試合勘もなかったけど、ほんとよかった!」62歳。

 

★ホールインワンを達成
長村啓子選手(東名古屋CC)  

10番ホール(120ヤード)は打ち上げのショートホールのため、「いい方向に行ったな、とは思ったけど、まさか入っているとは思わなかった。見えなかったのよね」と、4度目のエースを振り返った長村選手。7番アイアン。ボールはキャロウェイだった。長村選手には、倶楽部から記念品が贈られた。


 

★最年長は実に81歳
山田伸子選手(法仙坊GC)  

「81歳で出場できて嬉しい。これからも大好きなゴルフを続けて、85歳まで試合に出ていたい」と元気にホールアウトした山田選手。「ただね、今はものすごく忙しいんですよ。ゴルフの練習ももっとしたいけど、畑仕事やら芝刈りやら。夫が倒れて施設にいるので、家のことなど全部やらないといけなくてね」と多忙な中でもなんとかゴルフの時間を作り出している。写真右が山田選手。左は同組で回った垣内あきよ選手(恵那峡CC)。垣内選手も78歳と山田選手に次ぐ年長者。「今週火曜水曜と、中日レディスに参加したし、今日は疲れました。暑かったですよ〜」。

 

<会場フォト>