中部女子グランドシニア 成績表、速報記事、フォト 掲載しました

2024.05.29

2024年度(第10回)中部女子グランドシニアゴルフ選手権競技

開催日/2024年5月29日(水)

会場/岐阜カンツリー倶楽部

 

成績表(PDF)

 

 

第10回中部女子グランドシニアゴルフ選手権競技
2024年5月29日(水)
会場/岐阜カンツリー倶楽部  5335yd、Par72
参加人数/112名(うち欠場4名)
天候/晴れ

 

強風の中、75をマーク。

岡村泰子選手(岐阜CC)が初優勝。

84までの16人に日本女子グランドシニア出場権。

 


今年の中部女子グランドシニアゴルフ選手権競技は、歴史のある名門、岐阜カンツリー倶楽部で開催された。昨年は8月に開催されたが、熱中症などの危険も伴うため、5月での開催となった。

 

昨日激しく降った雨の影響によるコース整備のため、スタート時間を30分遅く、午前8時からのティーオフだった。昨日とは一変し、朝から広がる青空と強い日差し、ただ、10メートルはあるのではないかと思われるような強い風が吹き続けた。岐阜CCをよく知る選手からは「ここでこんなに強い風は経験したことがない」ほどの強風に、選手たちも手を焼いた。たとえば10番H(447ヤード、パー5)は飛ばされそうな強烈なアゲンストの風に球が戻されたり、左隣のホールに落ちてしまったりするほどだった。

 

60歳以上が対象の女子グランドシニアは年々参加者が増加の傾向にある。今大会では82歳を最年長に、70代が14人、60代が89人、59歳(今年60歳になる選手)が8人。いわゆるルーキーは14人だった。

 

第1組のホールアウトは12時40分だった。強風に加え、スティンプ10.5、コンパクション22に設定されたグリーンコンディションもあり、80台、90台のスコアが続いた中で、最初に70台をマークしたのが、インスタート19組の岐阜CCをホームとする岡村泰子選手で、75ストローク。すると続けて、アウト6組の鈴木裕美選手(ザ・トラディションGC)が79ストロークをマークしてホールアウトした。が、70台はその後さっぱり現れず、アウト最終組の花井正子選手(新南愛知CC)が78をマークして2位に飛び込んだ。結局、最後までリーダーボードのてっぺんに立ち続けた岡村選手が初優勝に輝いた。
 

 
表彰

 

優勝 岡村泰子(岐阜CC) 75=37、38
2位 花井正子(新南愛知CC) 78=38、40
3位 鈴木 裕美(ザ・トラディションGC)  79=39、40

 

今大会では、今年から新設された日本女子グランドシニアゴルフ選手権競技への出場権16人の戦いにも注目が集まっていた。競技の結果、84ストロークまでの16人が出場権を獲得。タイが生じたためマッチングスコアカード方式により決定された。この中で70歳代の通過は、77歳の北原治美選手(名古屋グリーンCC)と73歳の有城美代選手(伊勢CC)の2人で、ともに84ストローク、
日本女子グランドシニアは10月31日(木)・11月1日(金)に埼玉県の武蔵カントリークラブ(笹井コース)で開催される。

 

 

<インタビュー>

 

「クラブセッティングを変えて臨みました」
優勝 岡村泰子選手(岐阜CC) 75=37、38

インからのスタートで前半を1バーディ、3ボギー、後半は1バーディ、2ボギーだった。「今日はティーショットもドライバーだけでなく、苦手なホールは3Wにしました。アプローチもよく寄ったと思います」とプレーを振り返った。そして、岡村選手は勝因が事前の準備だったと話した。「普段は白マークとか黄マークで回ることが多いので、今回の試合に合わせて、赤マークから何度も回りました。その上でクラブセッティングを変えてきました。いつも170ヤードで使う7Wや150ヤードの6アイアンをやめて145ヤードの6Uにして、ウエッジも46度を入れました。そんなことができるのも、私がここのメンバーで、何度もプレーすることができるからですね」。
すると、隣にいた同じくメンバーの大塚せつ子選手が褒めた。「岡村さんは真面目で努力家なんです。ご主人も協力的で一緒にラウンドしているし、球はよく飛ぶし・・」。実際、岡村選手は去年の暮れから体幹トレーニングを始めている。接骨院の先生に「フィニッシュでグラッとする」と話したことがきっかけで、その先生がトレーニングも見てくれるようになったのだとか。「おかげで距離が伸びました。今は200ヤードくらい」だそうだ。ゴルフを始めて23年目、昨年に続き2度目の出場の60歳。

 

 

「パッティングの感覚が戻ってきた」
2位 花井正子選手(新南愛知CC) 78=38、40

最終組でホールアウトし、2位に入ったと知り、ニコッと笑った。なんだかホッとしたような笑顔だった。「一昨年くらいから、ずっとパッティングがイップスみたいになってて打てなかったんです。あれこれ試してみたけど全然ダメだったのが、この1、2ヶ月で急に良くなってきたの。逆ハンドにしたらショートパットが打てるようになって・・・」とパッティングの悩みが解消しつつあることがスコアメイクの鍵になったと教えてくれた。61歳。2017年の中部女子シニアで優勝している。

 

 

「気負わずにできたのが良かったかも」
3位 鈴木裕美選手(ザ・トラディションGC)  79=39、40

アウトからスタートし、1バーディ、2ボギー、3ダブルボギーでホールアウト。「昨日は雨で練習ラウンドに来るのをやめて、近くの練習場で練習しただけだったんです。でも、逆に気負わずにできたことが良かったかもしれません。ドライバーがよく飛んだし、2打目のアイアンも良かった」と鈴木選手。バーディは6番のショートで4メートルが入った一つだけだったが、パーをよく拾えたし、バンカーからもナイスパーが取れたとか。今年8月に60歳になるルーキー。JGA競技は日本女子シニア、JGA杯アンダーハンディキャップに出場経験がある。

 

 

4位T  朝倉美和子選手(片山津GC) 81=41、40

4位T  大塚せつ子選手(岐阜CC) 81=41、40

「6番Hでは1メートルから3パットしちゃった。ショットが良くて、パーオンもできたのに、パットが思うように入らなかった」。CGA競技委員。

 

4位T   林美絵選手(名四CC) 81=39、42


 

7位T 平田優子選手(富山CC) 82=40、42

 

 

7位T 佐々木祥子選手(レイク浜松CC) 82=39、43

「4パットやOBもあってダブルボギーもありましたが、今日はアプローチが良かった。よく我慢したと思います。ただ、後半は疲れが出てきたようで、球が当たらなくなっちゃいました」。病気治療中での出場だったが、見事に日本女子グランド出場権を獲得。さすが、2013年と19年の中部女子シニアチャンピオンである。CGA競技委員、ジュニア委員会育成部会委員。

 

7位T 菊川由美子選手(CRC白山ヴィレッジ) 82=38、44

 

10位T 川田千沙選手(呉羽CC) 83=42、41

 

10位T 佐々木賢恵選手(ローモンドCC) 83=40、43

 

10位T 松本美保選手(CRC三重フェニックス) 83=40、43

 

 

13位T 北原治美選手(名古屋グリーンCC) 84=44、40

 

13位T 田島和美選手(鈴峰GC) 84=42、42

 

13位T 有城美代選手(伊勢CC) 84=42、42

 

13位T 金山公三子選手(富山CC) 84=42、42

 

<会場フォト>