中部女子ミッドアマ １R成績表、２R組合せ表、速報記事＆フォト掲載
2023.09.20
2023年度（第５回）中部女子ミッドアマチュアゴルフ選手権競技
開催日／2023年9月20日（水）・21日（木）
会場／片山津ゴルフ俱楽部（白山コース）
第5回中部女子ミッドアマチュアゴルフ選手権競技
2023年9月20日（水）
会場／片山津ゴルフ倶楽部（白山コース） 6073yd Par72
参加人数／72名（うち欠場1名）
天候／１R 雨のち晴れ
長田紫野香選手（中仙道GC）が73をマークし、首位発進。
2位は2打差の 渡辺亜矢子選手（富士C可児C）。
北陸の片山津ゴルフ倶楽部で今年の中部女子ミッドアマチュアゴルフ選手権競技が始まった。初日の今日は、７時３０分のティーオフだったが、5組目の８時ごろから30分間、かなりの雨が降った。その後は少しぱらついたものの、日差しが照りつける展開。蒸し暑さが選手たちを消耗させた。
石川県随一の難コースを誇る片山津CC白山コース。砲台グリーンと、深いアリソンバンカー、長いラフ、そしてキャディーさんがカートを押しながらの歩きスタイル。今大会出場の24歳から61歳までの71人は、いずれも体力に自信のある女子アスリートばかりだが、ホールアウト後の声は、「難しかった」「ラフやバンカーにに入ると大変」「長く感じた〜〜」などなど。
第1組のホールアウトはすこぶる早く11時45分。その後も順調にアテスト会場に選手たちが現れ、競技終了は14時すぎだった。
初日首位に立ったのが、長田紫野香選手（中仙道GC）で、３バーディ、４ボギーの73。2打差の75に渡辺亜矢子選手（富士C可児C）、さらに3打差の78に山内司織選手（明智GC）が続いている。難コースを象徴するように、70台をマークしたのは3人だけだった。
明日の決勝ラウンドは、７時３０分からティーオフする。
上位12人には日本女子ミッドアマチュアゴルフ選手権競技への出場権が与えられる。
＜インタビュー＞
1位
「1番Hのパーセーブで、今日はいけるかも！！」
長田紫野香選手（中仙道GC） 73＝36、37
アウトからスタートした長田選手は、出だしの1番でバンカーに捕まったが、50センチにつけてパーセーブができ、「今日はいけるかもしれない」と期待を持ったという。そして、続く2番も３Wの第1打が木の後ろに行ったがパー。3番はバンカーからピン奥5メートルにオンし、「ゲキ早下りのフックライン」が決まってパーが取れた。「あのホールが今日の一番だったと思う。次の4番のバーディに繋がったし・・」と序盤でいい流れを引き寄せることができたと長田選手。３バーディ、４ボギーの１オーバーは、「ショットがよかった。それに、キャディーさんの言うラインが打てた。ダブルボギーがなかったのもよかった」と納得のいくプレーだった。25歳から中部女子ミッド、日本女子ミッドに連続出場している長田選手だが、未だタイトルが取れていない。明日こそチャンス。最後まで笑顔でまわって、勝ち取りたいものである。南山CCでキャディーとして務める32歳。
2位
9年ぶりの競技復帰で好スタート
渡辺亜矢子選手（富士C可児C） 75＝38、37
実に9年ぶりに競技復帰となった渡辺選手。練習に来ることができず、深いラフだと聞いてきて、80を切りたいとやってきた。「久しぶりで、緊張もしましたが、難しいコースなので耐えて耐えてのゴルフでした。２バーディは7番と13番で、どちらもショートホール、１.５メートルくらいでした」とにこやかに話す。
25歳で一度だけ、この中部女子ミッドアマに出場して以来、９年間。ゴルフはずっとお休みしていた。「ゴルフから離れようと思って、違う業種の会社に勤めましたが、今は、またゴルフアパレルのアルキビオで働いています。母が亡くなった後、もう一度ゴルフをしようと思い、今年の3月からこの試合を目指して練習しました。25歳でイップスになってしまったので、今はパッティングは左打ちです」。
3位
「１週間、考えてきた戦略がうまくできた！」
山内司織選手（明智GC） 78＝41、37
すこぶるペースが早くホールアウトしてきたイン1組目で、見事に３オーバーでフィニッシュした。「４時間を切れるスピードで回ろうと思ってたけど、少し時間がかかっちゃった」と笑う山内選手は2年前までキャディを仕事にしていただけに、プレーファストが身についているようだ。プレーに関しては「先週練習ラウンドにきて、難しさを実感して、今日までいろいろと作戦を練りました。それで、バンカーはいつもは58度だけど52度に、アプローチは58度を使うことにして、それがうまくできたと思う。フェアウェイをキープすることと無理をしないこともできたかな。練ランでご一緒した（鈴木）智子さんに感謝です。」と山内選手は素直に喜んだ。今は、トリマーの資格をとってサロンで仕事をしている40歳だ。（写真左が、山内選手）
4位タイは同じ所属の2人
渡部良紗選手（岐阜北CC） 80＝37、43
インからのスタートだった。「去年より飛距離が伸びたこともありますが、バンカーが木になるホールが多くて、実際にバンカーやラフに入ってしまうと出すだけになってしまい、前半にダブルボギーも２つありました。後半は、160〜170ヤードを無理にキャリーで狙わず、刻んで、５０ヤードから１パットを続けられた。キャディーさんのおかげもあって３パットなしでこれたのがよかったです」。渡辺選手は中部女子ミッド出場3回目の27歳。昨年は3位に入り、日本へも行っている。（写真右が、渡部選手）
岡部るみ子選手（岐阜北CC） 80＝43、37
同スコアの渡部選手と「チーム岐阜北！」と笑顔の岡部選手。今年の中部女子シニアで優勝した53歳が堂々の初日3位タイに食い込んだ。「今日も全然覚えてないんですけど、難しかったあ。インから出て、16番、17番でバーディが取れましたが、後半は10番から４連続ボギー、7番はバンカーに入れ３パットのダブルぼぎー、8番もボギーだった」と後半に崩れてしまったと反省気味。「でもね、練習ラウンドよりはよかったんですよ。ユーティリティーを使う場面が多いんだけど、それがもっと良くなるといいんだけど・・・」。明日への課題は見つかっている。
＜会場フォト＞
