中部女子ミッドアマチュア 1R成績表、2R組合せ表、記事を掲載しました
2019.09.18
2019年度(第2回)中部女子ミッドアマチュアゴルフ選手権競技
第1日成績表、第2日組み合わせ並びにスタート時刻表を掲載しました。こちらからご覧ください。
第2回中部女子ミッドアマチュアゴルフ選手権競技
2019年9月18日(水)
会場/グレイスヒルズカントリー倶楽部
6075yd、Par72
参加人数/92名(うち欠場7名)
天候/第1日:曇り
栗原悦子選手(EGC伊勢大鷲)が2アンダーで首位に立つ
25歳以上の女子が出場できる中部女子ミッドアマチュア。第2回大会は、三重県のグレイスヒルズカントリー倶楽部で開催、1日目の競技が終了した。
朝方に雨がぱらついたが、競技は概ね曇り空のもと、気温もほどほど、風も少なく、選手には嬉しい天候になった。
今日のコンディションはスティンプ9.5フィート。このところの雨続きで止まりやすい状況だったが、「数字以上に早く感じた」「スライスかフックか、ラインが読みにくかった」「フェアウェイキープが大事だった」などの声が聞こえた。
競技は、実力に定評ある選手たちが順当に上位に顔を揃えていった。
今年の全日本女子ミッドアマチュアゴルファーズ(6月に兵庫県で開催)で2位となった28歳の長田紫野香選手(中仙道GC)が2オーバー74で上がると、先週開催された日本スポーツマスターズ女子の部で個人優勝した鈴木智子選手(岐阜関CC)が1オーバー73で首位に、さらに昨年の第1回チャンピオンであり、日本女子ミッドアマチュアでも優勝を果たした河北さやか選手(東海CC)は2オーバー74でホールアウト、2位タイに入った。ところが、その直後に、伏兵とも言える選手が2アンダーをマークしたのだ。栗原悦子選手(EGC伊勢大鷲)、48歳だ。3バーディ、1ボギーの70は、初日ただ一人のアンダーパーであった。
明日は、この4人が最終組で、午前9時にアウトからティーオフする。
◆今大会参加者の内訳(大会時の年齢)
25〜29歳 2人
30歳代 3人
40歳代 46人(うち欠場3人)
50歳代 33人(うち欠場4人)
60歳代 7人
70歳代 1人
25歳以上に出場権のある女子ミッドアマチュアとはいえ、若い世代は、子育てや仕事でなかなかゴルフ競技に参加するのが難しいのが現状。今大会でもシニア世代が約半数を占めているが、ゴルフに打ち込む情熱も技術も皆高く、年齢を感じさせない選手ばかりだ。
<インタビュー>
「2アンダーは競技で初めて。頑張れたかなあ〜」
1位
栗原悦子選手(EGC伊勢大鷲) 70=36、34
前半のアウトはオールパーのスコアカード通り、後半を3バーディ、1ボギーでまとめた。「前半は上についたところが多かったので、我慢して取りにはいかなかった。後半は10番(344yd、パー4)で3メートルの上りだったので、強めにいってバーディが取れた。そのあと、12番(146yd、パー3)で左から10メートルでしたが、ピンにコーンと当たって入ったんです」と、後半のナイスプレーを振り返った栗原選手。そして、15番(364yd、パー4)を3パットのボギーとするも、続く16番(549yd、パー5)で6メートルを沈めバウンスバックに成功した。「前半を我慢したので、後半に上りが残ったら攻めようと思っていたのが、その通りになった。すごく嬉しい」と競技で初めての2アンダーを素直に喜んだ。
明日の最終組のメンバーは、今年になって、栗原選手がプライベートでラウンドしている友人たちばかりだとか。「みんな、選手としてのキャリアも長く、実力あるので、いつも、すごく勉強させてもらってます。明日は緊張しすぎることなく回れたらいい」。今年の全日本女子ミッドアマチュアで5位入賞している48歳のワクワクドキドキがどう花開くのか、決勝が今から楽しみである。
左から、長田選手、鈴木選手、河北選手
2位
鈴木智子選手(岐阜関CC) 73=39、34
先週、岐阜県の愛岐CCで開催された日本スポーツマスターズ女子の部で、愛知県代表として出場、堂々の個人優勝を飾ったばかり。シニアルーキーの50歳だが、鈴木選手は、すでに全国区の選手。日本女子ミッド出場の常連で、全日本パブリック女子ミッドは過去3度優勝している。今日は、前半を3ボギーの39としたが、後半に入り、ロングで2バーディを奪い、1オーバーでフィニッシュした。「前半はティーショットがばらけていたのでラフに手こずりました。出だしの1番(350yd、パー4)から3パットしちゃいました。後半は力が抜けたというか、フェアウェイがキープできたのが良かった。パッティングは距離とラインが全く合わなかったですね」。明日はパッティング次第で、”シニアでV”が見えてくる。
3位
長田紫野香選手(中仙道GC) 74=38、36
インからのスタートで、2バーディ、2ボギーのイーブンで折り返したが、後半は2ボギーとスコアを伸ばすことができずにホールアウトした。「今日は3パットがいっぱいでした。パット数は前半も後半も18、全部で36パット。4つのボギーは全部3パットです。その代わり、ショットは良くて、ほぼパーオンできました」と長田選手は今日を振り返った。28歳は今大会2番目に若い。愛知県の南山CCでキャディーの仕事をしながらゴルフ競技を続けている。今年は、6月に兵庫県のグランドオークプレーヤーズコースで行われた全日本女子ミッドアマチュアゴルファーズで2位入賞。2年前の2017年日本女子ミッドアマチュアで4位タイだった。パワフルなドライバーを武器に、明日の決勝で頂点に挑む。
3位
河北さやか選手(東海CC) 74=38、36
昨年の第1回大会、そして日本女子ミッドアマチュアで2度目のチャンピオンに輝いた河北選手は41歳、今回も最有力選手として注目された。前半を2ボギーの2オーバーで折り返し、後半の挽回に期待がかかったが、2バーディ、2ボギーのイーブンで3位タイで初日を終えた。「前半は1番でいきなり3パットのボギーして、ずっとパッティングが入らず、読みきれませんでした。後半は少し浅めに読むようにしたら、少し入るようにはなりましたけど」と河北選手。結局、最後までグリーンを攻略できなかったのだが、今年は中学2年の娘さんの学校でPTA役員をしている関係で、先週の練習ラウンドに来れなかったのも一因。「ブッツケ本番になっちゃいました。ドライバーもぶれてるし、明日は調整できれば・・」と話した河北選手。連覇に向けて、持ち前の集中力と抜群のマネジメント力が決め手となる。
<会場風景、フォト>