中部女子ミッドアマチュア 2R成績表 速報記事 を掲載しました
2021.09.15
2021年度(第3回)中部女子ミッドアマチュアゴルフ選手権競技
開催日/2021年9月14日(火)・15日(水)
会場/ザ・トラディションゴルフクラブ
河北さやか選手(東海CC)が第1回に続き、
2度目の栄冠。2位に5打差の完勝!!
上位11人に日本女子ミッドアマ出場権。
第3回中部女子ミッドアマチュアゴルフ選手権競技
2021年9月14日(火)・15日(水)
会場/ザ・トラディションゴルフクラブ 5990yd Par72
参加人数/61名(うち欠場4名)
天候/第1日 雨、 第2日 曇りのち晴れ
中部女子ミッドアマチュアゴルフ選手権競技の決勝ラウンドが終了した。
今日のザ・トラディションゴルフクラブは、最終組スタートの朝8時半の気温は22℃とひんやりした風も吹いていたが、曇り空から徐々に晴れ間が出始めるにつれて気温も上昇、午後には汗ばむほどの陽気となった。
2オーバーで首位発進した河北さやか選手(東海CC)がこのまま独走を続けるか、追いかける選手たちがどこまで伸ばせるか。注目された決勝ラウンドは、河北選手が出だしから2連続ボギーで通算4オーバーとする展開だったが、同組の名和里依選手(CRC白山ヴィレッジ)や栗原悦子選手(EGC伊勢大鷲)、青木ももこ選手(中部日本パブ)もボギーが先行し、なかなか差が縮まらなかった。今日の河北選手は、常に腰を気にする仕草があるなどショットやパットが今ひとつの立ち上がりで、前半を終えた時点では、通算6オーバーになっていた。この時点で、3位タイでスタートした長田紫野香選手(中仙道GC)が36をマークして通算6オーバーで首位タイに並んでおり、前半を35とした松山香織選手(豊田CC)が通算9オーバーにつけていた。栗原選手は通算8オーバーで2位で折り返した。
後半に入ると、河北選手は10番(329yd、パー4)でバーディ、1組前をゆく長田選手もバーデイを奪取し、ともに通算5オーバーとしたが、12番(461yd、パー5)で長田選手は3パットのボギーとし通算6オーバーに。さらに14番(353yd、パー4)でOBを打ちダブルボギー、通算8オーバーに後退してしまう。一方、河北選手は、パーセーブを続け、15番(357yd、パー4)でグリーンを捉えることができずにボギー、通算6オーバーで首位をキープしたまま最終18番へ。2度の池越えが待つロングホール。手前から7ヤード、右から6ヤードに切られた難しいピンポジションまで、84ヤードを残した第3打を、河北選手は高い球でピタリとピン左2メートルにつけた。そして、バーディパットがカップを揺らし、通算5オーバーで完勝。中部女子ミッドアマ2度目のタイトルを獲得した。
また、166ストロークまでの11人が日本女子ミッドアマゴルフ選手権競技の出場権を獲得した。
日本女子ミッドアマは、11月11日(木)・12日(金)に福岡県の福岡カントリー倶楽部で開催される。
◆入賞◆(敬称略)
優勝 河北さやか(東海CC) 149=74、75(40、35)
2位 栗原悦子(EGC伊勢大鷲) 154=78、76(38、38)
2位 長田紫野香(中仙道GC) 154=78、76(36、40)
4位 松山香織(豊田CC) 155=82、73(35、38)
5位 鈴木智子(岐阜関CC) 160=83、77(39、38)
阿部CGA副会長から河北選手にレプリカが贈られた。
<インタビュー>
優勝
腰痛と付き合いながら、盤石V
河北さやか選手(東海CC) 149=74、75(40、35)
18番でバーディパットを決めた直後、「おめでとう」と言われた河北選手は、「紫野香ちゃんじゃないの?」と自分の優勝はないと最後まで思っていた様子だった。「今日のプレーはヘタだった。前半で並んでいると聞いて、調子の良い紫野香ちゃんが伸ばしていると思った」とか。
今日の河北選手は朝から時折ストレッチをしてみたり、腰に手を当てたりと腰が痛そうだった。そんな状態もあってか、前半は4ボギーの40。「痛かったので、腰がきれなかった。いつもなら番手は短い方を選ぶんだけど、今日は大き目を持ってコントロールしようとした。でも、あまりうまくいかなかったですね。前半はバーディチャンスが来なくて立て直すのが苦しかった。後半になって、パーオンしていくホールが増えたのは良かったかな」。
腰痛ながらも随所に素晴らしいショットを披露した。17番では右ラフからの40ヤードを「キャリー35ヤード」でロブショットし60cmにつけ、パーセーブした。「あれは今日イチのショットでした」。
今朝も高校生の長女にお弁当を作ってから会場入りをした河北選手。2011年、2018年に日本女子ミッドを制覇し、2019年は優勝の松山香織選手と競り合い、3位タイ。今年も中部から優勝者が出れば3連覇となる。
2位
栗原悦子選手(EGC伊勢大鷲) 154=78、76(38、38)
「さやかちゃんについていこう」とスタートして、前半で2打まで縮んだんですけど、後半に出だしで3打差になり、11番で自分がボギーとしたことでまた差が開いてしまった。ピンにつけられなかったので仕方ないですね。ここは、遠くなるとラインが複雑になって難しくなるグリーンだから、3パットがなかったことは良かった。最終ホールで、さやかちゃんがピタリとつけたショットの精度と、あのバーディパットはすごかった」と、栗原選手は今日のプレーを振り返った。ディフェンディングチャンピオンで挑んだ今大会、今年の中部女子シニアに続く勝利は叶わなかったが、「まだミッドで頑張れる」ことを証明した。2週間後にはパブリック・女子シニアの地区予選にルーキーとして出場する。
2位
長田紫野香選手(中仙道GC) 154=78、76(36、40)
首位と4打差の3位タイからスタートした長田選手は、前半をイーブンでまとめ、通算6オーバーで首位タイに並んだ。後半に入って、10番でバーディを奪い、通算5オーバーに伸ばすも、12番で3パットしボギー、15番ではOBでダブルボギー、15番、17番もボギーとし、通算10オーバーでフィニッシュとなった。「途中からパッティングが悪くなってしまいました。OBも打っちゃったし・・・」と追い上げられなかったことを残念がった。日本女子ミッドアマは2007年(第22回)大会で4位タイに入賞している。
4位
松山香織選手(豊田CC) 155=82、73(35、38)
前半に2バーディ、1ボギーの35をマークし、初日10位タイから一気に4位に浮上した。後半は思うように伸ばせなかったが、73は今日のベストスコアだった。「昨日がとにかく悪すぎました。特にパッティングがひどくて、3パットが8回! 今日は普通に戻ったって感じです」と振り返った松山選手は、2019年度の日本女子ミッドアマチャンピオンである。昨年は中止となった大会だけに、連覇ができるのは松山選手だけ。「頑張ってきます!!」と明るい笑顔でクラブを後にした。
5位
鈴木智子選手(岐阜関CC) 160=83、77(39、38)
初日の12位タイから5位にジャンプアップして日本行きの切符を手にした。「昨日が悪かったから、今回は無理かなあと思っていましたが、今日はドライバーがちょっとマシになってフェアウェイに半分くらい行きました」とスイング改造中のショットがなかなか思うようにいかなかったことを教えてくれた。「良かったです。この先、何回、日本ミッドアマに行けるかわからないけれど、今年もさやかちゃんたちと一緒に福岡に行って、試合ができるのが嬉しいですね」。日本女子ミッドアマはほぼ毎回連続出場を果たしている鈴木選手はシニア世代の51歳、今年はすでに愛知県女子シニアと岐阜県レディスシニアで優勝している。
<会場風景 フォトギャラリー>