中部女子ミッドアマチュア・2R成績表、記事、フォトギャラリー

2018.09.20

平成30年度(第1回)中部女子ミッドアマチュアゴルフ選手権競技

開催日/平成30年9月19日(水)、20日(木)
会場/岐阜カンツリー倶楽部 6141ヤード Par73
天候/雨

第2日 成績表(PDF)

河北さやか選手(東海CC)が独走。2位に6打差をつけ、

新設・中部女子ミッドの初代女王に輝く

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第1回中部女子ミッドアマチュアの決勝ラウンドは、晴天の初日から一転、雨となった。

初代女王の座、そして、日本女子ミッドアマチュア17人の枠をかけた戦いは、初日にただ一人2アンダーで首位に立った河北さやか選手(東海CC)が通算1アンダーで独走V。2位は6打差の5オーバーで多賀章子選手(グリーンヒル関GC)、3位は通算9オーバーの松山香織選手(豊田CC)だった。

★競技は序盤に、河北、多賀両選手のマッチレースに

初日2アンダーで首位の河北選手、イーブンパー2位の多賀選手、そして、4オーバー3位の山内司織選手(明智GC)の3人の最終組がスタートした時はまだ小雨だった。スタートホールの1番Hは河北選手が右のバンカーへ入れる。2打差で追う多賀選手は左サイドのフェアウェイ。2打目、河北選手が右のバンカーに打ち込んだが、50センチにつけ、パー。多賀選手はグリーンオーバーしたが、奥からのアプローチを80センチにつけてパーとした。

勝負が動いたのが3番H(パー5)。多賀選手が左に曲げ、前、左下がりのライの悪い場所。そこからユーティリティで打ったがチョロしてしまい、4オン、3パットの痛恨のダブルボギーで差は4打に開く。一方、山内選手はここでダブルボギーを叩いてしまい、早くも序盤で河北、多賀両選手のマッチレースの様相に。
しかし、6番H(パー3)で、多賀選手は手前カラーからパットで打った20メートルが入る。河北選手は左15メートルのパットを1メートル弱につけたが、返しが入らずボギー。差はスタートの2打差に戻った。
勝負のあやは次の7番H。多賀選手は左に切ってあったピンを果敢に狙ったが、左バンカーに。このバンカーショットが寄らず、ボギーにすると、次のパー5でもボギー。このホール、河北選手が8メートルのバーディを入れて5打差に開き、勝負あった。
後半は前日に続き、河北選手は8番Hまでパー、9番Hをボギーにするも、勝負は前半でついていた。

(表彰)

優勝 河北さやか(東海CC)  145=71、74(36、38)
2位 多賀章子(グリーンヒル関GC)  151=73、78(39、39)
3位 松山香織(豊田CC)  155=78、77(37、40)
3位 長田紫野香(CRC白山ヴィレッジ)  155=78、77(36、41)
5位 川上澪(美岳CC)  156=78、78(41、37)

★通算168ストロークまでの17人に日本女子ミッドアマ出場権

今日の結果、上位17人に日本女子ミッドアマへの出場権が与えられた。タイが生じたのでマッチングスコアカード方式で決定された。このうち、50歳以上のシニア世代は4人、花井正子選手(新南愛知CC)12位、阪本知子選手(レイク浜松CC)と井田千帆選手(スプリングフィールドGC)13位、菊川由美子選手(CRC白山ヴィレッジ)16位だった。

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河北さやか(東海CC)、 多賀章子(グリーンヒル関GC)、 松山香織(豊田CC)、 長田紫野香(CRC白山ヴィレッジ)、 川上澪(美岳CC)、山内司織(明智GC)、栗原悦子(富士OGM伊勢大鷲)、本山泉(岐阜セントフィールドCC)、鈴木智子(岐阜関CC)、明珍あかね(美濃関CC)、前田英里(TOSHIN Princeville)、花井正子(新南愛知C C)、阪本知子(レイク浜松)、井田千帆(スプリングフィールドGC)、川口啓子(さなげCC)、菊川由美子(CRC白山ヴィレッジ)、車華蓮(富士C可児C)

<インタビュー>

優勝
「マネジメントを考えてゴルフができることが楽しい」
河北さやか選手(東海CC)  145=71、74(36、38)

batch_th_DSC_0711「第1回目の中部女子ミッドだから、どうしても優勝したかった。うれしいです。今日はパープレーを目標にしました。といって、前日も目標はパープレーでしたけど。今日はピンの位置がきびしかったし、バーディは欲しかったけど、むずかしいところばかりで難しかった。でも、うまくいったと思います。(どうして強い?)自分に期待しなくなって、逆に勝てるようになりました。ミスをするとモヤモヤはするけど、無理はしなくなった。ここは右からとか、攻め方を楽しむようになりましたね。マネジメントでゴルフがやれるようになりました。四日市CCで日本一になった時は、地元だからと出場してうまくいっただけです。今年の日本女子ミッドアマには出場したいと思っています」。

2位
多賀章子選手(グリーンヒル関GC)  151=73、78(39、39)

batch_th_DSC_0688「3番ホールの2打目は大事を取ってウッドより、Uを持った。でも、ボールの手前に石みたいなものがあったようで少ししか飛ばなかった。今日はショットが悪くて話になりません。39、39で回れたのが上出来でした。ミッドは池田の試合からずっと出てます。日本でがんばります」。

シニア世代で日本女子ミッドアマ出場感を獲得した選手

13位
最年長61歳で日本行きを獲得。
阪本知子選手(レイク浜松)  166=85、80(42、43)

batch_th_DSC_0722「長いので疲れちゃった。日本? 私なんか行っちゃだめでしょ。まだ、行くかどうかわからない。だだ、日本女子ミッドは岐阜関でマッチングで負けてから行ってないの。(佐々木祥子さんあたりから行かなければだめよと言われて)そうね、いって見ようかな」。阪本選手はJGAナショナルチームの女子監督として、今年も世界アマを始めとする国際競技に選手を引率、忙しい日々。なかなか練習する時間がない中での出場権ゲットだった。

16位
菊川由美子選手(CRC白山ヴィレッジ)  168=83、85(42、43)

batch_th_DSC_0694「ああ、びっくりしちゃった。9番で7を打ったり、10番で8を打って、今年は無理と思ってたのに。10月にカレドリアンに行くし、成田のそばのコースに続けていくのね」

12位
花井正子選手(新南愛知CC) 165=85、80(39、41)

batch_th_DSC_9463「きのうは集中できなくて、だらだらとやった。きょうは前半、後半3オーバーを目標にした。前半9番でバーディーがとれて39。後半は41だったけど、パー37だし、上出来です」

13位
井田千帆選手(スプリングフィールドGC)  168=81、85(42、43)

batch_th_DSC_9949「がまん、がまんで回りました。日本女子ミッドは昨年出てなくて、3回目。がんばってきます」

<日本女子ミッドアマの出場権獲得選手、会場風景 フォトギャラリー>