[2011]中部学生≪男子第2日、女子第1日/記事≫
2011.08.09
第41回 中部学生ゴルフ選手権競技
開催日/(男子の部)平成23年8月8~10日
(女子の部)平成23年8月9・10日
会 場/中日カントリークラブ(中・西コース)
距 離/男子=7016Y PAR72 女子=6344Y PAR72
参加人数/男子95名 女子21名
天 候/猛暑
男子・第2日 根本選手、小島選手がワンツー
女子・第1日 柏井選手が首位スタート
昨日、男子1日目で“自分でも信じられない成績”と脱兎のごとく飛び出した大橋和真選手(愛工大1年)は、14位へ後退。前半9ホールで痛いOB3発を出してしまいました。本領を発揮してきたのが東北ジュニアチャンピオンの履歴を持つ根本伊織選手(名商大4年)です。唯一人1アンダーで回り首位につきました。
この大会のディフェンディングチャンピオン小島大輝選手(愛学院大4年)、安定度の高い山本絃史選手(愛知大3年)の2人が73、75のスコアで、根本選手を追っています。
今日までの2日間の成績から50位タイ、168ストローク・51名が明日の決勝戦へ進出します。明日の結果で、上位19名に日本学生の出場権が与えられ、上位5名に中部オープンの出場権が与えられます。
学生は、スコアを意識しながらも“飛ばし屋”気分があり、荒削りなプレーが魅力ですが、同時にOBを出すケースが多く暫定球を打つために、プレーの進行がヤキモキさせられます。猛暑の中の競技ですから、すみやかなプレー進行を選手たちに促したいものです。
さて今日から学生女子競技がスタートしました。名商大10名、愛知大4名、愛産大3名、中部学院2名、名城大、愛工大1名の計21名の中から11名の日本女子学生ゴルフ選手権のエントリーをかけて競います。
柏井麻衣選手(名商大2年)は好調な滑り出し。今年地区大会をはじめ4勝を上げている実力通りのプレーで首位に立ちました。昨年は日本女子学生4位という成績、今年こそ日本ナンバーワンを密かに誓って堅実なプレーを見せていました。2位は法崎佳成子選手(名商大4年)と長田紫野香選手(愛知大2年)。法崎選手は4年生で初めての日本女子学生への挑戦。大いに期待しましょう。長田選手は、昨年もルーキーで中部学生首位争いに加わった力の持ち主です。いずれも目標・日本女子学生に強い気持ちでのぞんでいますので、明日の2日目は、実力伯仲の接戦が予想されます。
ただひとりのアンダーパーで首位に
根本伊織選手(名商大4年) 1位 144=73、71(36、35)
1番Hと10番Hでバーディ、5番Hで3パットのボギーという内容に、「今日も特に悪くはないけど、よくもない。アイアンが近くに行かないからバーディがとれないですね」と自己評価。東北ジュニアを制して名商大に入学して、もう4年が経った。名商大の強い先輩たちを間近に見て育った根本君だが、今年三好CCで開催された日本アマでは2日目にOBを出してしまい、ストローク41位でマッチに残ることができなかった。日本学生には毎年出場している。「明日は狙っていきます」と学生最後の夏を見据えた。
連覇に向けて好位置に
小島大輝選手(愛学院大4年) 2位 145=72、73(35、38)
昨年の覇者である小島選手は、やはり好位置をマークしてきた。「ここの17番H(207Y、Par3)が苦手なんです。練ランでも他の時でもOBばかりで・・・。で、今日もまたやっちゃいました。OBでダブルボギー。全体にはパターが入らないけど、明日は連覇目指しますよ」。写真右は、後輩の北野周平選手(愛学院大1年)小島選手曰く「187cmの長身、うちのホープですよ」
山本紘史選手(愛知大3年) 3位 147=72、75(36、39)
2日間の通算147で3位タイに食い込んだ山本選手。「寄せワンが今日は多かったかなあ。パターはわるくないですけど、アイアンが今ひとつ」。明日は、日本学生初出場を狙う。写真は山本選手(左)と、6位タイの木下貴文選手(愛知大2年)
4位タイ、通算148は6人
犬飼翔太選手(愛学院大2年) 4位タイ 148=71、77(40、37)
「前半の7番H、8番Hで連続ボギー、9番Hでダブルボギー。もう、今日はアベレージ、でした」。
杉下圭史選手(中京大3年) 4位タイ 148=76、72(37、35)
三重中京大から中京大へこの春から編入した杉下選手。2番HでOBを出し、ドライバーを封印。「その分、セカンドがよくついてくれたんで、よかった」と振り返った。写真中央は、今年5月から中京大ゴルフ部コーチとして週に1度の指導にあたる鈴村照男プロ。右が杉下選手、左は寺嶋優介選手(中京大3年)43位タイで決勝進出。
宮原大輔選手(名商大4年) 148=76、72(35、37)
4バーディ4ボギーのイーブンパーをマークし、4位タイに浮上してきた。「今日はショットがよかった。後半にボギーを出し過ぎました」。明徳義塾高から名商大へやってきた宮原選手だが、あまり目立った成績はこれまでなかった。今年に入り好調、東海テレビ杯で2位に入り、秋の東海クラシックマンデーの出場権を得ている。
杉浦斎選手(中京大3年) 148=72、76(35、41)
「13番Hから17番Hまで連続ボギー、やってしまった。ティーショットはよかったんだけど」。
島崎辰也選手(愛産大3年) 148=75、73(36、37)
女子のトップは、2オーバー74
柏井麻衣選手(名商大2年) 74=35、39
インからのスタートで10番Hから12番Hまでを3連続ボギーした。「3パットばかりで、どうなるかと思った」そうだが、そのままずるずると行かないのが麻衣選手。後半は35でまとめてきた。昨年の日本女子学生では4位に入賞、すでにシード権を持っている。先週開催された愛知県学生優勝で、今シーズンはすでに4勝と調子は上向き。
法崎佳成子選手(名商大4年) 2位タイ 75=39、36
「前半はよかったけど、後半にくずれてしまいました。待ちも長くて、体力使いますね・・」。日本学生には1年生の時に出場、ベスト10に入ったが、2年3年と出場を逃した。「今年は最後なので、ぜひ行きたい」。
長田紫野香選手(愛知大2年) 2位タイ 75=38、37
「バーディは3つ取れたけど、ボギー6つだから。今日はショットはいいんですが、距離感が今ひとつよくなかった」。写真左は、川合翔平選手(愛知大4年)、14位タイ(151)で明日の決勝に進出。「毎日OB出してます、昨日3つで、今日は1つ。明日はなしにしたい」。
呉山美波選手(愛知大4年) 4位 76=39、37
「今日はまあまあでした。暑さに負けてます、体力不足を感じました。明日は気合い、かなあ」。
<フォトギャラリー>
会場に応援に駆けつけていた宮本唯さんと比嘉拓也君。
唯さんは愛産大のOBで2009年の中部学生覇者、先日の女子プロテストに見事合格。比嘉君は名商大OBで2008年中部学生覇者。