[2011]中部学生≪男子第3日、女子第2日/記事≫
2011.08.10
開催日/(男子の部)平成23年8月8~10日
(女子の部)平成23年8月9・10日
会 場/中日カントリークラブ(中・西コース)
距 離/男子=7016Y PAR72 女子=6344Y PAR72
参加人数/男子95名 女子21名
天候/猛暑
最終日
男子、小島選手が2連覇。女子は柏井選手
柏井選手は身長152cmと小柄で、男子の小島選手と並ぶと(優勝写真)30cm以上の開きがあります。しかしパワーはあなどれません。
個人でもスーパースターが見あたりません。経済状況が影響するゴルフというスポーツですが、中部の学生ゴルフ界は、逸材登場が待ち遠しいかぎりです。
男子 優勝
小島大輝選手(愛学院大4年) 217=73、72、72(35、37)
2日目首位の根本選手とは1打差でスタートした。出だしの1番H(497Y、Par5)で2メートルのバーディパットを決め、根本選手に並んだ。続く2番H(434Y、Par4)、4番H(382Y、Par4)でバーディを決め、通算3アンダーとして「僕の日かも」と感じたとか。ところが、次の5番H(412Y、Par4)でOBを打ってダブルボギー。優勝の考えは打ち消された。8番H(437Y、Par4)ではティーショットを隣のホールに打ち込み、山越えしてグリーンを狙うという荒技だったが、ボギーでまとめた。そして前半最後の9番H(428Y、Par4)はピン手前2.5メートルからのパットを強めで、見事に沈めバーディ。「入れ入れ、とおまじないしてました。あのパットが大事だった。並んで後半に入れましたから」。
通算イーブンパーで並んた小島選手と根本選手。先手を打ったのは小島選手だった。11番H(209Y ,Par3)で7メートルのバーディパットが「たまたま」入って1打リード。続く12番H(378Y、Par4)で根本選手はまさかのOB2連発。一気に4打差になった。13番H(394Y、Par4)では小島、根本ともに暫定球を含め3球ずつ打ち、ともに1球目がセーフというドタバタも演じた。その後、2つのボギーをたたいたものの後半を37で上がり、この日イーブンパー、通算1オーバーで小島選手は2連覇を成し得た。
「連覇がかかっていたけど、優勝を狙っていたわけではない。でも、パットが初日も昨日もショートして入ってなかったから、今日はパターがうまくいけば、チャンスがあると思って、打っていこうと考えてました。で、パットはよくなったんだけど、ま、ティーショットはよく曲がりましたわ」と小島選手は振り返った。今年はこの中日CCで開催のアマプロ競技で勝ち、中日クラウンズの出場権を得たが予選落ちだった。「去年も一昨年も日本学生は予選落ちなんで、今度こそ、4日間プレーしたいですね」。愛知学院大学ゴルフ部キャプテンとして、「後輩たちにゴルフで見せることができてよかった。それに、今年は4人が通ったんで、うれしい」。経営学部の卒業単位はほぼ完了している。焦点はもちろん2週間後である。
女子 優勝
柏井麻衣選手(名商大2年) 149=74、75(36、39)
前半が終わって通算2オーバーで、呉山選手と並んでいた。後半に入り、3連続ボギーを打ってしまった柏井選手はその時点で2打差となった。「2打差なのを知って、ここからガンバローと気持ちを切り替えました。17番H(173Y、Par3)でバーディきたけど、18番H(386Y、Par4)でボギーしちゃって・・・。呉山さんがスコアを落としたのでラッキーでした」。
今年は好調で、4月の中日杯、中日女子オープン、CBCマッチプレー、先週の愛知県学生に次いで、今年5勝目となる。昨年の日本学生は4位入賞、今年は優勝を目標とするが「パターがよくないから、練習して臨みます」。とはいうものの、「8月は連戦で、来週は大学団体戦の中部予選があって、そのあと日本学生、そして、ゴルフ5レディスの予選とか、あとまだ5試合あります」と柏井選手。小学生時代から優勝経験は数知れず、それでも全国となると、昨年の全日本女子パブリックが初。中部の柏井から日本の柏井へ、いざ。
根本伊織選手(名商大4年) 5位タイ 221=73、71、77(36、41)
「後半にOB2連発して、4打差になった時、気が抜けた。集中力を欠いてしまった」。
「最後の18番Hでバンカーに入れて上手く出せずにダブルボギーにしちゃいました。もったいないことしました」。
杉下圭史選手(中京大3年) 3位 219=76、72、71(38、33)
後半に3バーディ1ボギーの34として、一気に浮上した。「今日はメンバーに恵まれて楽しくできました。ゴルフの内容はよくもなく悪くもなく、だったけど、そのわりにはスコアはよかった。初日に打ちすぎました」。
呉山美波選手(愛知大4年) 2位 151=76、75(34、41)
「後半に入って、ドライバーがひどかった。どこ向いてるかわからなくなるほど・・。14番HでOB出して、そこからがたがたでした」。
木野史恵選手(中部学院大2年) 3位 152=81、71(36、35)
「同組の内田選手のホールインワンを目の前で見て、なんだかうれしくて、みんなでがんばれた。昨日は熱中症みたいでフラフラしてたけど、今日はよかった。71はベストスコアなんです」。