中部学生 1R成績表、2R組合せ表、速報記事、フォト 掲載しました

2024.08.08

2024年度(第53回)中部学生ゴルフ選手権競技

開催日/2024年8月8日(木)・9日(金)

会場/中日カントリークラブ(西・中コース)

 

第1日成績表

男子の部(PDF)

女子の部(PDF)

 

第2日組合せ表(PDF)

第2日トップスタートは午前6時45分です。

クラブハウス開場は午前5時30分です。

 

 

第53回中部学生ゴルフ選手権競技
2024年8月8日(木)
会場/中日カントリークラブ(西・中コース)
男子6997yd、女子6176yd ともにPar72
参加人数/男子128名(うち欠場2名)、女子36名
天候/晴れ、微風

 

好スコア続出の初日。

男子は8アンダー、永田丞選手(中部学院大3年)。

女子は4アンダー、服部仁美選手(福井工大4年)と神谷桃歌選手(中京大1年)の2人。


今年の中部学生ゴルフ選手権競技は、三重県鈴鹿市の中日カントリークラブ(西・中コース)で開催された。中日CCでCGA競技行われるのは1985年の中部オープン、1990年の中部アマ、そして中部学生は1993年、2005年、2011年に続き4回目の開催になる。
競技は朝7時に第1組がスタート。今回も熱中症対策がとられ、スタートで塩アメが配られたほか、カート乗車もOK、ハーフ終了時点で15分のクーリングタイムがとられ、休憩中のパッティング練習やホールアウト後の練習も禁止になった。
競技はセルフプレーで行われたが、プレー中に気分が悪くなった場合、後続を通過させ、15分の休憩を摂るよう言い渡された。大学の試合でも、こういった配慮がなされる時代になったが、それでもリタイヤ選手が2人出た。想定外の猛暑は競技を運営する側にとっても、細心の注意を払わなくてはならない時代になった。
決勝の2日目はさらにスタート時間を15分繰り上げて6時45分としたほか、温度の上昇によっては途中中止もありえるとした。

 

今年の中部学生の頂点を決める大会にエントリーした学生たちの顔ぶれは、大学別にみると次の通りで、参加人数は128人。昨年より2人増えたが、女子は昨年より6人多い。

 

●男子(92人)/中部学院大21人、中京大17人、愛知学院大15人、福井工大12人、愛工大9人、金沢学院大6人、愛知大4人、朝日大1人、岐阜聖徳大1人、岐阜大1人、名古屋大1人、南山大1人、日本福祉大1人、名工大1人、名城大1人

 

●女子(36人) 中京大9人、福井工大8人、中部学院大7人、金沢学院大4人、愛知学院大3人、朝日大3人、愛知大1人、名城大1人

 

 

◆男子の部◆

 

男子の部は、アウト4組目の松山怜生選手(福井工大1年)が1イーグル、5バーディの7アンダー65をマークしてきて周囲を驚かす。その後は71の選手が上がってくるくらいで、松山選手が大きく抜け出ていた。ところが、終盤になって60台のスコアが続出する。10番スタートだった河邉匠選手(中部学院大4年)工藤僚選手(福井工大2年)が68と69で上がる。さらにディフェンディングチャンピオンの石垣敢大選手(中京大3年)と建部晶紀選手(中京大2年)が首位に2打差の67をマークしてきたのだ。さらに、トリは一昨年優勝の永田丞選手(中部学院大3年)が1イーグル、6バーディ、ノーボギーの64を叩き出して、初日の首位に躍り出ていた。

 

 

◆女子の部◆

 

一方の女子も好スコアが続出する大混戦だ。68をマークして首位に立ったのが服部仁美選手(福井工大4年)と神谷桃歌選手(中京大1年)。さらに1打差の69で蟹江美羽選手(福井工大 2年)。70の4位タイには春山愛選手(朝日大1年)と池戸梨緒選手(中部学院大3年)、栗原幸選手(中部学院大3年)が並ぶ。イーブンまでが11人と男女とも明日9日の最終日が面白い様相となった。

 

また、2日間の成績により、男子は上位11人、女子は上位6人が日本学生ゴルフ選手権競技の出場権を獲得する。

 

<インタビュー>

◆男子の部◆

 

1位
永田丞選手(中部学院大3年) 64(33  31)

イン(中コース)スタート組最終から6組目だった永田選手が8アンダーをマークして一気に首位に躍り出た。「最近、ずっとショットがよくなかった」という永田選手だが、3日前、何げなくバックスイングに気を付けると「ボールをうまく乗せられるようになったし、手を使っている感じがしなくなった」という。イーグルはスタートの10番で4メートルが入った。「気分よくスタートできて」と難しい中コースで5アンダーの31。後半の西コースも33。
2年ぶりの優勝がかかっているが「ショットがよかったのは今年初めてだし、日本学生に行くことを目標にして、あすはゆったり回ります」と静かに話していた。

 

2位
松山怜生選手(福井工大1年) 65(33 32)

1イーグル、5バーディの65をマークした松山選手は「大学に入ってから段々と調子が上がっていたんですが、やっとアイアンでピンが指せるようになりました」とうれしそう。今年は弟の茉生選手(福井工大福井高1年)がトヨタジュニア個人優勝に続き、日本アマも制した。
「弟ばかりが目立っちゃって、僕もなんとかついていこうと、その気持ちがよかったのかもしれない」と振り返る。ドライバーショットは弟には負けるが、それでも300ヤードは飛ばす。イーグルは中の5番で残り248ヤードを3番アイアンで2メートルに付けて入れた。「自信のあったアイアンの調子が戻った」そうで、あすが楽しみだ。

 

3位
石垣敢大選手(中京大3年) 67(33 34)

前年優勝の石垣選手も首位に3打差の好位置につけた。グリーンを外したのは3回だけだったそうで、付いた分だけパットが入っただけ」と余裕の5アンダーだった。
「昨年は日本学生に行ければと思ってやっただけ。でも、今年は勝ちたいと思う」とキッパリ。そう言わせるのも、ショットの好調さが裏付けているからである。

 

3位
建部晶紀選手(中京大2年) 67(34 33)

5バーディ、ノーボギーの67。「ショットがよくてパーオンしなかったのは2回だけだった」という。パットが入った分だけのスコアだったようで「前半のインは入ってくれたのに、後半は付いた分だけ。メンタルが弱いんですかね」と笑った。「1アンダーか2アンダーで回れればいいと思っていただけなので上出来です」と謙遜していた。

 

5位
河邉匠選手(中部学院大4年) 68(35 33)

「5バーディ、1ボギーでした。ここは2年前の中部アマプロで勝って中日クラウンズに出場できたし、相性がいいんですかね」と言いながらも「チャンスを決めていないし、バーディもピンに絡んだやつだけ」とやや不満そうだった。(写真左が河邉選手)

 

6位
工藤僚選手(福井工大2年)  69(33 36)

7バーディ、1ダボ、2ボギーの3アンダーに「曲がらないゴルフなのにきょうは前半曲がっちゃって。あしたは優勝を狙って、攻めるゴルフをやります」と強気だった。(写真右が工藤選手)

 

 

◆女子の部◆

 

1位
服部仁美選手(福井工大4年) 68(32 36) 

6バーディ、2ボギーの内容に「きょうはたまたまです」と謙遜した。「パターは長いのが入ったし、短いのも外したから」とまたまた反省。「ティーショットもきょうは曲がらなかったけど、あすはわからない」とまた首を振る。女子のプロテストは一次は通過しているが「ぼちぼちでやります。あしたも何も考えずに気楽にやります」
ムラッ気のあるゴルファーと言われて長い。そのことを知っているのも彼女自身だ。

 

1位
神谷桃歌選手(中京大1年) 68(34 34)

5バーディ、1ボギーの68で首位タイ。「よくもないし、そんなに悪くないし」でこのスコアにうれしそうな、そうでもないような。「でも、こんな感じでアンダーで回るのがいいんですよね」。プロテストはセカンドから。頭の中はプロテストのようだ。

 

3位
蟹江美羽選手(福井工大2年) 69(36 33)

4バーディ、1ボギーに「全体的に悪くなかったし、パターがよくラインに乗ってくれました」とか。目標は6位に入って日本学生に出場することだそうだ。

 

4位
春山愛選手(朝日大1年)  70(35 35)

福岡第1高から今春、岐阜の朝日大に入学した。3バーディ、1ボギーの70のスコアは「アプローチで必死に耐えたって感じで満足はしていません」。先の日本女子アマは16位。でも目標はあくまでプロテスト。「昨年ファイナルまで行っているので二次から出場できるけど、もっとセカンドの精度を上げないと」と反省しきりだった。

 

4位
池戸梨緖選手(中部学院大3年)  70(34 36)

「ショットがよくなくて、バーディも短いのじゃ入っただけ」と2アンダーにも不満そう。先の中日杯岐阜女子を勝って東海クイーンズの出場をゲットしており「来年のプロテストを受ける前にそこでがんばらないと」と話していた。

 

4位
栗原幸選手(中部学院大3年)  70(34 36)

3バーディ、1ボギー。「前半パットが入らずに後半も2番でボギー」で心が折れそうになったが、3、7、9番を取って2アンダー。広島の瀬戸内高校からやってきて3年。そろそろタイトルが欲しいところだ。

 

 

<会場フォト>