中部学生 2R成績表、速報記事、フォト、日本学生・日本女子学生出場選手を掲載しました
2024.08.09
2024年度(第53回)中部学生ゴルフ選手権競技
開催日/2024年8月8日(木)・9日(金)
会場/中日カントリークラブ(西・中コース)
第2日
男子の部 成績表(PDF)
女子の部 成績表(PDF)
第53回中部学生ゴルフ選手権競技
2024年8月8日(木)
会場/中日カントリークラブ(西・中コース)
男子6997yd、女子6176yd ともにPar72
参加人数/男子128名(うち欠場2名)、女子36名
天候/1R 晴れ・微風、2R 晴れ
男子は永田丞選手(中部学院大3年)が2年ぶり2度目V
女子は神谷桃歌選手(中京大1年)が初優勝
2日目の決勝は初日より暑さがグンと増した。風は前日より強く、日陰に入れば心地よく、選手たちは木陰に身を隠しながらプレーした。こんな猛暑の中、試合は男女とも盛り上がった。
男子は初日首位の永田丞選手(中部学院大3年)と松山怜生選手(福井工大1年)が大熱戦を展開し、最後は上級生の永田選手が1打振り切って、2年ぶり2度目の優勝を決めた。
男子の日本学生出場をゲットしたのは11人で、うち初出場は松山選手のほか、建部晶紀(中京大2年)、加藤將(福井工大3年)、宇佐美友亮(愛知大4年)の各選手。また、11人目は通算1アンダーの中から中嶋太造選手(福井工大4年)がマッチングスコア方式で滑り込んだ。
入賞
優勝 永田丞(中部学院大 3年) 132=64、68(34、34)
2位 松山怜生(福井工大 1年) 133=65、68(34、34)
3位 石垣敢大(中京大 3年) 136=67、69(36、33)
4位 新井龍紀(中部学院大 2年) 137=70、67(34、33)
5位 河邉匠(中部学院大 4年) 138=68、70(36、34)
女子はハーフターン時点で神谷桃歌選手(中京大1年)が2位に4打差をつけて独走に思えた。しかし、後半、蟹江美羽選手(福井工大2年)が追い上げ、緊張感たっぷりの試合に。最終的に神谷選手が蟹江選手に2打つけて逃げ切り初優勝を決めた。
6人が日本女子学生出場を獲得したが、2回目出場の服部仁美選手(福井工大4年)以外は初出場となった。また、ナショナルチームの小宮千鶴選手(朝日大1年)が67をマークして5位タイに入った。
夏真っ盛りの2日間36ホールの競技。カート乗車を許可するなど、運営する側にとっても気の休まらない長い2日間だった。
入賞
優勝 神谷桃歌(中京大 1年) 135=68、67(34、33)
2位 蟹江美羽(福井工大 2年) 137=69、68(32、36)
3位 池戸梨緒(中部学院大 3年) 139=70、69(33、36)
3位 服部仁美(福井工大 4年) 139=68、71(34、37)
◆第77回日本学生ゴルフ選手権競技は、8月20日(火)〜23日(金)に兵庫県の加古川ゴルフ倶楽部にて開催される。
◆第60回日本女子学生ゴルフ選手権競技は、8月21日(水)〜23日(金)に兵庫県の加古川ゴルフ倶楽部にて開催される。
<インタビュー>
優勝
永田丞選手(中部学院大 3年) 132=64、68(34、34)
「なんとか耐え切れました」と言って、中部学院大3年の永田選手はフーッと息を吐いた。試合は福井工大1年の松山との一騎打ちで開戦した。
中1番の出だしパー5でバーディ発進して松山選手に2打差をつけたものの2番ボギー。4番でバーディを奪ったが、この1年生は2、4、5番とバーディを獲ってきて1打逆転された。
7番のパー5で、松山選手がOBを打ちダブルボギー。一方、永田選手はバーディを決め、再度2打リードした。が、この1年生は次の8番でいとも簡単にバーディを決めてきたのだ。
後半に入っても、中1番のパー5でバーディを取り合ったあと、3番のパー4でまたも松山選手がOBを打って3打差が付いた。ところが、この1年生は次の4番から3連続バーディを決めてくるのだ。
「なんとか5番でバーディを取って、1打リードしていたけど、OBを打ったあとに取り返してくるというあの松山君の気迫は嫌だったですね」と振り返った。どうにか残りの3ホールをお互いにパーで勝負は付いたが、まさに先輩としても意地でしかなかった。「最後の(4メートルの)バーディパットは決めたかった。実は入れておくと、2年前に優勝したときのスコア、64、67で一緒だったんですよ」
日本学生は2年前にこの試合を勝って出場してから2回目となる。「あのときは予選落ち。こんどはなんとか頑張りたい。僕は伸ばし合いより耐える試合が好き。耐えながら、なんとか上位に入っていきたいですね。きょうもボギーを打たないことをテーマにしていたんですが、1個だけ打っちゃいましたね」と笑った。
独学で覚えたゴルフ。得意はパターだが、夏場のグリーンスピードは重く「今回は入らなかった」そうだ。日本学生の健闘に期待したい。
優勝
神谷桃歌選手(中京大 1年) 135=68、67(34、33)
中コースからスタートして17ホール目になる西8番のパー4。後半3バーディで追い上げてきた蟹江選手がこのホールでも10メートルのバーディパットを入れてきた。
2打リードとはいえ、この4メートルのバーディを決められなければ差はわずか「1」となって、最終ホールに向かうことになる。が、神谷選手はものの見事に、このバーディパットを決めていた。
追う蟹江選手が正直に言った。「その前の6番でもそう。入れると必ず入れ返してきた。悔しいけど、あのガッツ、凄かったです」
2打差で逃げ切った神谷選手もまた、激闘のあとを振り返る。「いきなりスタートの4ホールで3バーディ取って前半33でターンして、4打差あったけど、後半、楽ではなかったです。入れ返せたけど、入らなかったらどうなっていたか」
とはいえ、最終日、5バーディ、ノーボギーの67は立派だ。「きのうの方がショットはよかったけど、全体的には悪くはなかった」という。9月に入れば、プロテストの二次が始まる。日本学生も頑張らなくてはならないが、最終目的はここだ。
「うれしいのは最近、バーディが取れるようになったこと。平均3つは取れています。原因はパッティングがよくなったこと。転がりがよくなったし、3パットもしなくなった」とうれしそう。前途は洋々のようだ。
◆日本学生ゴルフ選手権競技 出場権獲得選手(敬称略)
優勝 永田丞(中部学院大 3年) 132=64、68(34、34)
2位 松山怜生(福井工大 1年) 133=65、68(34、34)
3位 石垣敢大(中京大 3年) 136=67、69(36、33)
v4位 新井龍紀(中部学院大 2年) 137=70、67(34、33)
5位 河邉匠(中部学院大 4年) 138=68、70(36、34)
6位 建部晶紀(中京大 2年) 140=67、73(35、38)
7位 加藤將(福井工大 3年) 142=75、 67(35、32)
7位 糟谷仁希(愛知学院大 4年) 142=71、71(37、34)
7位 宇佐美友亮(愛知大 4年) 142=71、71(36、35)
7位 水谷拓慎(愛知学院大 4年) 142=70、72(35、37)
11位 中嶋太造(福井工大 4年) 143=71、72(38、34)
◆日本女子学生ゴルフ選手権競技 出場権獲得選手(敬称略)
優勝 神谷桃歌(中京大 1年) 135=68、67(34、33)
2位 蟹江美羽(福井工大 2年) 137=69、68(32、36)
3位 池戸梨緒(中部学院大 3年) 139=70 、69(33、36)
3位 服部仁美(福井工大 4年) 139=68 、71(34、37)
5位 小宮千鶴(朝日大 1年) 140=73、67(33、34)
5位 春山愛(朝日大 1年) 140=70、70(35、35)
<フォト>