中部学生・1R成績表・2R組合せ表 記事 掲載
2018.08.09
平成30年度(第48回)中部学生ゴルフ選手権競技
開催日/平成30年8月9日(木)・10日(金)
会場/さなげカントリークラブ
参加人数/男子102名(内欠場1名)、女子26名(内欠場1名)
距離/男子 6530ヤード PAR70、女子6060ヤード PAR72
天候/1R晴れ
【第1日】
男子・成績表(PDF)
女子・成績表(PDF)
第2日組み合わせ並びにスタート時刻表(PDF)
酷暑の第1日。
男子首位は5アンダー、福井工大1年の織田信亮選手。
女子首位は2アンダー、愛知大2年の酒井里奈選手。
今年の中部学生は、愛知県のさなげカントリークラブが舞台。第1日は、朝から日差しは強く、38度越えの酷暑となった。そのため、例年と異なり、インターバルだけでなく、全てカート乗用が認められた。
今回の設定は、さなげカントリークラブの2グリーンのうち、バミューダ芝のグリーンを使用。日頃はベント芝に慣れている学生たちにとって、バミューダ芝は馴染みが薄く、練習グリーンでパッティングしていても、転がりや芝目など「難しい」という声が多く聞かれた。また、距離は男子は6530ヤード、パー70、女子は6060ヤード、パー72。
中部学生は個人戦ではあるが、大学ごとに「今日の色」を決めて選手たちが着用しているので、遠くから見ても一目瞭然。さながら団体戦のようでもある。
首位に立ったのは、織田信亮選手(福井工大1年)で5アンダー65。6バーディ1ボギーの素晴らしい内容だった。2位は1打差の4アンダー66で、加藤陽輝選手(中部学院大2年)と作田大地選手(金沢学院大3年)の2人、さらに1打差の3アンダーに青山晃大選手(中京大1年)、そして2アンダーに水田竜昇選手(中部学院大1年)と横井優星選手(福井工大2年)といずれも力のある選手たちで大学もさまざま。またイーブンパー70までに14人とレベルは高く、この中に、昨年のチャンピオンの三島泰哉選手(中部学院大3年)、一昨年のチャンピオンの上田敦士選手(名古屋大3年)も入っている。明日の決勝ラウンドは混戦が予想される。日本学生への出場権は上位13人だ。
今回の参加大学と人数は次の通り。
<男子 102人>
中部学院大 21人 愛知学院大 17人 愛工大 15人
福井工大 13人 中京大 8人 名商大 7人
金沢学院大 5人 名城大 5人 名古屋大 3人
中部大 2人 愛知大 1人 南山大 1人
日福大 1人 名経大 1人 四日市大 1人
25人の出場と少し寂しい感じもする女子の部。愛知大2年の酒井里奈選手が2アンダー72で首位、1打差の71に同じく愛知大3年の嶋貫友紀選手、上位に愛知大学勢がくるという昨年の大会に似た展開となった。3位には1オーバーの円角有希選手(中部学院大2年)と清水友莉耶選手(中京大3年)が続いている。日本女子学生への出場権は6人。女子の部も明日は混戦となることだろう。
<女子 26人>参加大学と人数
愛知大 6人 愛知学院大 6人 中部学院大 5人
名商大 3人 福井工大 2人 中京大 2人
金沢学院大 1人 南山大 1人
<インタビュー>
男子1位
織田信亮選手(福井工大1年) 65=30、35
アウトからスタートし、1番、3番、6番、7番、9番でバーディノーボギーで折り返した。「前半はドライバーがよく、責めることができた。アイアンもよくついたしパッティングも良かった」と絶好調なゴルフを展開した織田選手だったが、「後半はコース自体も難しいこともあったけど、距離のあるパーパットが残って、しのいだ、耐える方になりました」と15番までパーセーブした後、16番でバーディとするも続く17番でボギーで、イーブンとした。
耐えながらもイーブンパーでまとめた織田選手はこのところ、「ノっている」。中部オープンでアマ2位になると、翌週の北陸オープンではベストアマ、錚々たるプロたちに混じって総合3位の成績を上げた。「ショットが良くなって自信がついた」ことで我慢強くなってきた。慌てなくなってきた。好調キープで明日の決勝ラウンド、大学1年の夏に、栄冠を狙う。
男子2位
加藤陽輝選手(中部学院大2年) 66=32、34
インからスタートし、最初の13番ショートホールで左のバンカーからチップインバーディを奪った。「あれで気持ちが乗った」と言う加藤選手は、実に7バーディを奪った。しかし、17番のショートホールで、右バンカーからうまく出せずにダブルボギー、後半の6番でのボギーも響いて、4アンダーでフィニッシュした。「ドライバーはスライスばかりでしたが、アイアンが良く、しかもバーディパットが良く決まりました。下りラインは難しくなるので、下につけることを意識してました」。
男子2位
作田大地選手(金沢学院大3年) 66=33、33
インからスタート、5バーディ1ボギーだった。「今日はショットがよかった。バーディは1メートルと、2メートルが2つと、4メートルでした。後半はずっとパーを拾い続けて、最後の7、8番でようやくバーディがきました」と笑顔の作田選手。ジュニア時代から活躍しているが、まだCGA競技での優勝はない。今年の石川県アマに優勝している勢いで、明日はてっぺんを目指す。
男子4位
青山晃大選手(中京大1年) 67=34、33
「いつもドライバーにこだわって失敗してきたので、今日は、3Wを多用して、ゴルフを組み立て流と決めてスタートしました。それがうまくいったと思います」とホールアウト後、ニコニコして戻ってきた。5バーディ2ボギーだった。確かに、ここ最近の青山選手のゴルフは、いいなと思うとどこかで大叩きしてスコアを崩していた。今日の作戦は成功した。「明日もドライバーが持ちたくなる気持ちを抑えて頑張ります!!」。
ディフェンディングチャンピオンは1アンダー
三島泰哉選手(中部学院大3年) 69=35、34
2年前のチャンピオンはイーブンパー
上田敦士選手(名古屋大3年) 70=34、36
女子1位
酒井里奈選手(愛知大2年) 70=35、36
女子は全員インからのスタートだった。出だしの10番Hと11番Hで連続バーディでいい流れを作った酒井選手。「今日はショットが良くて、2.3メートルにつけることができました。グリーンが難しいとわかっていたので、下りは3パットにならないように慎重にしました」。酒井選手は、昨年の大会でも初日に2位となり、最終組となっている。「去年はスコアを崩したので、明日は耐えていきます。優勝争いに最後までいられるようにしたい」。
女子2位
嶋貫友紀選手(愛知大3年) 71=35、36
女子3位
清水友莉耶選手(中京大3年) 73=35、38
嶋貫選手は5バーディ4ボギーだった。「ドライバーの調子は悪く、真に当たらない感じでした。バーディも外からのチップインや、短いのなので、5つも取ったのに、スッキリしていない気分です。去年は2日目に叩いてしまったし、その前の年は初日の朝に階段から落ちて捻挫したりと、中部学生はあまりいい思い出がないので、今年は明日に結果を出したい」。
清水選手は「前半の10番でダブルボギーして後はパー。後半は6番でバーディ、後はパーでした」。そう話す横から、嶋貫選手が「ものすごく飛ぶんです。今日も飛ばない人と100ヤードくらい違っていた」と言うと、「そんなには飛ばないけど、キャリーで230から240Yくらいです」と清水選手。仲良しな2人だが、清水選手は中1までゴルフをしていて一旦やめ、中京大に入って、再度始めたのだとか。「小さい頃に試合とかで会っていて知ってたんです。大学生になって、また試合で会ってびっくり。仲良くしています」。(写真、左が嶋貫選手、右が清水選手)
女子3位
円角有希選手(中部学院大2年) 73=34、39
7月中旬に大学の体育の授業中に左膝の靭帯を痛め、先週ようやく歩けるようになったばかりだという円角選手。ゴルフも久しぶりで、「ちゃんとできるか不安でした」と言うが、しっかりと3バーディを奪った。「グリーンは上からは早くて難しかった。ショットが曲がっていないので、まずまずのゴルフができました」。