中部小学生 成績表、速報記事、会場フォトを掲載
2023.08.03
2023年度(第16回)中部小学生ゴルフ大会
開催日/2023年8月3日(木)
会場/三好カントリー倶楽部(東コース)
第16回中部小学生ゴルフ大会
2023年8月3日(木)
会場/三好カントリー倶楽部(東コース) 5685yd Par72
参加人数/男子 21名、女子 15名(うち欠場2名)
天候/晴れ(一時雷中断)
男子は、瀧田琥白選手(尾張旭市旭小6)が4アンダーで、
女子は、寺町美友海選手(豊山町豊山小6)が1アンダーで、それぞれ優勝。
今年の中部小学生は、連日の猛暑を考慮して、午前7時にスタートを早め、女子の部、男子の部ともにアウトから元気よくティーオフしていった。
今大会も中部アマゴルフ研修会のメンバーがカート運転係を引き受けた。
競技は順調に進んでいたが、突然の雷鳴。怪しい雲が広がってきた。そして、午前9時59分に中断のサイレンが鳴り響いた。雷雲接近による中断は35分間続き、午前10時34分に再開された。幸い、雨は中断中に少し降っただけで、その後はまた夏の日差しが注いだ。
大人顔負けのスイング、躊躇のないパッティングなど小学生の技術レベルは、カート運転の中部アマ研のボランティアからも「僕らも参考にしたいプレーがいっぱいあったよ」と感心しきりだった。
◆男子の部◆
6組21人が出場した男子の部は、4アンダー68をマークした瀧田選手が2位に3打差をつけて優勝した、全国小学生大会への出場権は4位の福井選手までの4人が獲得した。今年度の全国小学生大会は、9月18日(金)に三重県のスリーレイクスカントリークラブで開催される。
優勝
瀧田琥白選手(尾張旭市旭小6) 68=34、34
前半を2アンダーで折り返した瀧田選手は、後半も2アンダーをマークし、堂々の4アンダーで優勝を飾った。実に5バーディ、1ボギー、後半の11番、13ばんはどちらも1メートル以内にぴたりとつけた。得意な距離は85〜95ヤード。そのため、「ロングでは得意な距離が残るようにセカンドの距離をコントロールしています」と小学生らしからぬコースマネジメントを披露した。
年長さんの頃、スナッグゴルフを初めて体験して、「面白くて、本球のゴルフを始めた」と言う瀧田選手だが、1年生の時に、大会に出て、ダントツの最下位になり、「灯がついて、真剣に練習するようになった。今は瀬戸の大樹でコーチに習っています」。堀川未来夢プロの「面白くて、マネジメントが上手なところ」が好きだとか。
2位
高柳大河選手(名古屋市立相原小6) 71=36、35
2バーディ、1ボギーだった。「ショットが良かったので、1、2メートルについたところが多かったけど、パッティングがダメで入らなかったのが残念です。でも、その割にスコアは出たのかなと思います」と明るく、ハキハキと答えてくれた高柳選手。1年生の時、お兄ちゃんに影響を受けてゴルフを始めた。そのお兄ちゃんは今はゴルフでなく陸上をしているらいいが、高柳くんは「ゴルフは飛ばすことが楽しい、バーディが取れた時が嬉しい」とゴルフに夢中。昨日は、静岡県ジュニアにオープン参加してきた、と教えてくれた。
3位
小池悠太選手(尾張旭市立三郷小6) 72=37、35
2バーディ、2ボギーのイーブンパーだった。後半の16番、18番でバーディ奪取した。「今日はドライバーが良かった。パーオンもたくさんできて、自分なりにいいゴルフができたと思います」。4歳から始めたゴルフの先生はお父さん。中部小学生には初めて参加し、全国への切符を手にした。
4位
福井誠ノ介選手(東郷町立兵庫小5) 73=38、35
「今日はパッティングが良くなくて、全然入りませんでした」。
◆女子の部◆
4組15人が出場した女子の部は、寺町選手が1アンダーで優勝。1打差の72に宮田選手がつけた。3位の木下選手までの3人が全国小学生大会への出場権を手にした。
優勝
寺町美友海選手(豊山町豊山小6) 71=36、35
5番、9番、14番と奪った3バーディはいずれも50センチ以内にぴたりとつけた。「今までバーディも取れるけど、ボギーも多かったので、今回はボギーを少なくする練習をしてきた」と言う寺町選手。具体的には「打つ前に、どう打つか、どこに打つかをちゃんと考えること」で、それが功を奏した。小学6年生で決して大きくないが、ドライバーは230ヤード飛ばす。そのドライバーとアプローチが得意という寺町選手は、昨年に続き、今年もアメリカ・サンディエゴで開催の世界ジュニアに出場。「去年は5位だったけど、今年は11歳〜12歳のカテゴリーで29位だった。来年も出たいので頑張ります!!」とニコニコ。さらに「小学生最後の全国大会に行けるので、8月のスリーレイクスでは優勝を狙います」と瞳を輝かせた。
2位
宮田愛菜選手(暁小6) 72=38、34
前半に2ボギーを打ったが、後半は、3バーディ、1ボギーのナイスプレーだった。「後半は流れに乗ることができました。17番で1メートルについてバーディ、18番は10メートル以上の長いパットが入ってバーディで、連続でとれたのが嬉しい」と宮田選手。これまでのベストスコアを5打も上回る72でのフィニッシュに、「大会でいいスコアが出せたことが一番いい」と笑った。
3位
木下陽菜子選手(津市成美小6) 74=37、37
雷中断になった時、木下選手は12番のグリーン上だった。10番の茶店で皆が待機している間、「集中力が切れないようにしたい」と、元気いっぱいの男子選手をよそに、軒下で過ごしていた。そして、中断が明け、最初のプレーは7メートルのバーディパットだったが、見事にそれを沈めたのだ。「あの後、最後まで集中を切らすことなくプレーできたことが何より嬉しい。いつもは途中で切れちゃうことがあるから・・・」と木下選手。見事に3位に入賞し、初の全国小学生の切符を手にした。
<会場フォト>・・・準備中