中部小学生本戦 成績表 記事 フォトギャラリー 掲載
2018.07.31
平成30年度(第12回)中部小学生ゴルフ大会 本戦
開催日/平成30年7月31日(火)
会場/三好カントリー倶楽部(東コース)
男女とも 5685ヤード/Par72
天候/晴れ
成績表・男子 (PDF)
成績表・女子 (PDF)
地区予選を通過した男女55名が熱戦。
男子は5アンダー、橋本拓英選手(津南が丘小6年)
女子は1オーバー、勝見莉衣選手(金沢戸板小6年)
7月最終日も朝から日差しが降り注ぐ暑い1日だった。中部小学生は、今年も愛知県の三好カントリー倶楽部(東コース)で開催された。
今回も45人を定員として地区予選を行ったが、特別通過枠の85ストロークまでが多く、55人での大会となった。レベルの高さが予想された試合、小学生といえどショットの飛距離、正確さ、そして歩測やグリーン上でのライン読みなど大人顔負けのプレーが各ホールで見られた。
今大会も、中部アマゴルフ研修会の有志がボランティアで各組のカート運搬係をしてくれた。中部のトップアマたちも、小学生のゴルフの上手さに大いに感心していた。
<男子>
第2組でスタートした橋本拓英選手(津南が丘小6年)が6バーディ1ボギーの5アンダー67をマークし、首位に立つと、そのスコアを超える選手は最後まで現れず、橋本選手の優勝が決まった。2位は2アンダー70の松山寿輝也選手(春日井不二小5年)、3位は1オーバー73で酒井遼也選手(名古屋大森北小6年)と松山茉生選手(名古屋白沢小4年)の2人だった。33人の学年別内訳は、6年生48人、5年生9人、4年生6人。
◆成績◆
優勝 橋本拓英(津南が丘小6年) 67=34、33
2位 松山寿輝也(春日井不二小5年) 70=36、34
3位 酒井遼也(名古屋大森北小6年) 73=39、34
3位 松山茉生(名古屋白沢小4年) 73=38、35
5位 林謙吾(瀬戸效範小6年) 74=39、35
6位 伊藤奨真(岐阜島小6年) 76=36、40
以上、76ストロークまでの6人に、9月24日に千葉県の森永高滝カントリー倶楽部で開催される全国小学生ゴルフ大会への出場権が与えられた。
<女子>
優勝は、1オーバー73でホールアウトした勝見莉衣選手(金沢戸板小6年)が手にした。今大会、北陸からただ一人出場した選手だった。2位は76ストロークの木ノ下美宇選手(名古屋国際学園6年)、3位は79ストロークで4人。22人の学年別内訳は、6年生10人、5年生8人、4年生4人。また、79ストロークまでの4人に全国小学生ゴルフ大会への出場権が与えられた。同スコアだったため、マッチングスコアカードで決定された。
◆成績◆
優勝 勝見莉衣(金沢戸板小6年) 73=37、36
2位 木ノ下美宇(名古屋国際学園6年) 76=40、39
3位 日比野邑香(可児旭小6年) 79=40、39
3位 松田雫(蟹江小5年) 79=40、39
3位 神谷ひな(土岐土岐津小5年) 79=39、40
3位 西村雛(大垣東小4年) 79=39、40
9月24日に千葉県の森永高滝カントリー倶楽部で開催される全国小学生ゴルフ大会への出場権は、勝見選手、木ノ下選手、日比野選手、松田選手の4人に与えられた。
男子優勝
6バーディ1ボギーはベストスコア、「気持ちいい〜」
橋本拓英選手(津南が丘小6年) 67=34、33
アウトからのスタートで4番で10メートルのスネークライン、5番で8メートルのフック、8番で2メートルと3バーディを決めた後、9番で第1打を右の森の中に突っ込んでしまい10メートルのパーパットを決めきれずボギー、前半を34で折り返した。後半に入ると、11番、12番を連続バーディ、そして、難しい14番で1メートルにつけバーディ。実に5アンダーという素晴らしいスコアでホールアウトした。「今日はパットがよく入った。ラインを読んだら、何も考えずに打ちました。入る感じがしていた」と勝因をあげた橋本選手。「嬉しいのはベストスコアなんです。今までは68が2回、4年生と5年生で1回ずつでした」。
今ドキの飛ばす小学生には5685ヤードは短いのかもしれない。橋本選手もドライバーは240ヤード。「まだお父さんの方が飛ぶ」と言うが、スコアでは「僕が勝つ」とニコニコ。小学1年からゴルフを始め、三重県のジュニア育成の一環である津ジュニアに所属。三重県のトレセンメンバーでもある。今年は5月に開催された三重県ジュニア小学男子の部でも優勝した。全国小学生は昨年に続いて2回目の出場権だが「去年は台風で中止になってしまったので、今年の大会では優勝したい!!」156cm、53kg。
男子2位
「18番Hでボギーが悔しい」
松山寿輝也選手(春日井不二小5年) 70=36、34
前半を2バーディ2ボギーのイーブンパーで折り返すと、後半でいきなり10番から12番まで連続バーディを奪取。11番は8メートルのロングパットだった。「今日はパットが良く入りました。でも悔しいのは、最後の18番でボギーにしたことです。アプローチが寄らずパットが入りませんでした。いつもはドライバーが得意なんだけど、今日はフェアウェイのキープが少なかった」と松山選手は振り返った。ゴルフは5歳から。父親について練習場に行き、「ウッドが上手く打てて楽しくなった」。今は週に2回ほど地元の練習場で練習している。
女子優勝
こちらもベストスコアで嬉しいV
勝見莉衣(れい)選手(金沢戸板小6年) 73=37、36
3バーディ4ボギーで優勝を飾った勝見選手も、ベストスコアをマークしての勝利だった。「それまでは75。石川県の和倉ゴルフ倶楽部で大会の時のスコアです。昨日の練ランで82だったから不安でいっぱいだったけど、今日は12、3ホールもパーオンできたし、パッティングがよかった」と満足した様子。少子化が叫ばれる中、北陸地区の小学生が減っているのか、昨年も今年も勝見選手一人だけの参加だ。今年で3年連続で中部小学生に出場し、初めての全国小学生となる。
ゴルフ始めは5歳。祖父母に基本を教えてもらった。「当たった時やまっすぐの球が打てた時は、気持ちいい。ゴルフの好きなところです!!」。
女子2位
「思うようなゴルフができなかった」
木ノ下美宇選手(名古屋国際学園6年) 76=40、39
3バーディを奪うもボギーが多すぎた。「ドライバーが良かった。でも、ショットが決まってもパットが入らなければ、いいスコアにはならない。今日は自分にイライラしてた。自分がしたい通りにできなかった」と残念がった木ノ下選手。アメリカで生まれ、まもなく日本に来て育ち、現在はインターナショナルスクールに通っている。「両親は韓国人なので、韓国語と日本語、それから学校は英語で授業だから、英語も話せます」と木ノ下選手はハキハキと素敵な笑顔で話す。小4からゴルフを本格的に始め、今はコーチにレッスンを受けている。将来はプロになりたいと目標もはっきりしていた。
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