[2011]中部オープン≪本戦第2日/記事≫

2011.09.08

gifuseki no10第41回 中部オープンゴルフ選手権競技(第2日)
開催日/平成23年9月7~9日
会 場/岐阜関カントリー倶楽部(東コース)
距離/ 7256Y PAR72
参加人数/プロ102名 アマ42名
天候/ 晴
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三品選手がトップへ。

森本選手が急浮上、谷岡選手も2位に踏ん張る

2日目も快晴に恵まれコースコンディションはベストに近い状態です。文句のつけようのないグリーンの仕上がり、しかも “やすやすパットを決めさせない”と選手たちを奮い立たせるような挑戦的なカップの位置。明暗はパッティングで分かれました。昨日3位の三品貴泰選手(法仙坊)が、調子の悪いドライバーに頼らず、手堅くパープレーに徹した戦略が実を結びトップへ躍り出ました。急浮上の森本雄選手(フリー)は、今年QTへトライする若手、2007年片山津大会でローアマに輝いています。明日の決勝の台風の目かもしれません。

今日の結果で、決勝には152ストロークまでの81名が進出しました。アマチュア選手は42名のうち16名が決勝進出を果たしました。

中部オープンは、日本オープン出場権がかかっています。わずか2名という狭き門ですがトップの三品選手に7位(14名)までが4打差。大会としては、思わぬ番狂わせも予想できる面白い試合になりそうです。

なお日本オープンは、10月13~16日(木~日)・千葉県・鷹之台カンツリー倶楽部で行われます。

2R mishina三品貴泰選手(法仙坊) 首位 139=69、70(36 34)
「パッティングはいいです。でも、ドライバーが曲がりすぎで、今日はアウトでは2回しか使いませんでした」。三品選手は、ドライバーを封印し、スプーンとクリークで対応した。この2日間、同組だった林照康選手((株)ウイル・ビー)も「いいゴルフをしていたよ」とにこやか。林選手も、今日を73で回り、通算148、41位タイで残った。三品選手は明日に向け「欲張らないよう、謙虚にいきます!」(写真左:三品選手、右:林選手)CGA11オープン9.8mishina&hayashi
2位タイ 通算140に3人

inoue kiyotaka井上清貴選手(岐阜関) 140=70、70(36、34)
10番Hからのスタートで、前半を2バーディで通算4アンダーまで伸ばしたが、後半2番Hでアプローチのミスからボギーをたたき、「調子が少し狂った」と井上選手。岐阜関CCに所属を移して4年目となる。中部オープンは3回目の出場だが、「今回はチャンスだと思う。それに、明日は、娘(琴葉ちゃん)の4歳の誕生日だから、勝ちたいですね」と目を細めた。かくいう井上選手も2日前の9月6日が37歳の誕生日。今年前半はツアー参戦したが思うような結果を出せなかっただけに、プロ11年目の明日を、特別な一日にしてほしいもの。CGA11オープン9.8inoue
morimoto yuu

森本雄選手(フリー) 140=71、69(35、34)
4バーディ1ボギー、ロングパットもよく決まった。「ピンチはあまりなかったですよ。何より、一緒に回った幹仁君は、昔からの友だちだから、リラックスして回れた」と話す森本選手の横で、黒宮幹仁選手(ライオンズ:日大2年)がウンウンと頷いていた。(写真右:森本選手、左:黒宮選手)CGA11オープン9.8morimoto&kuromiya
CGA11オープン9.8tanioka谷岡達弥選手(白山ヴィレッジ) 140=68、72(36、36)
「ティーショットがバタバタしてしまって、4バーディ4ボギーだった」と谷岡選手。「パターは問題ないから、明日は楽しみ。1打差でしょ、ほんと、射程圏内、がんばるよ」ニコニコ顔でハウスを後にした。
2日目のベストスコアは69。全部で5人

2位タイの森本選手のほかにも、今日のベストスコアは4人がマークした。

CGA11オープン9.8kondo近藤龍一選手(フリー) 142=73、69(34、35) 5位タイ
6バーディ3ボギーだが、「ショットが散って、よくなかった。昨日よりもパターが入った分よかったかな」。奪った6バーディのうち、後半の2番Hから4番Hまで3連続バーディが光る。昨年プロテストを合格したばかりのルーキーイヤー。8月に開催されたPGAウイニングツアーで初優勝している。

CGA11オープン9.8ando安藤寿晃選手(名南CC) 143=74、69(33、36) 7位タイ
5番Hから7番Hまでを3連続バーディで決めた。「昨日までパターがよくなかったけど、今日は友人のパターを借りて回りました。それがよかったのかな、よく入りました」。今日は、コーチを務めている「ANDY GOLF」の生徒が応援についてくれた。

CGA11オープン9.8nakamura中村龍明選手(ジャック・ニクラウス) 144=75、69(36、33) 16位タイ
10番Hスタートで、前半を3バーディ、後半も1番Hでバーディとして、4アンダーまでいったが、3番Hで2メートルのパーパットを決められなくてボギーにした。「それから、ちょっとリズムがおかしかったかな。コースコンディションもいいし、3メートルくらいのがよく入った。欲を言えば、もうひとつふたつ、いきたかったけどね。まあ、明日は凡ミスをしないように、いきますよ」。プロ23年目の46歳、初日トップだった山本選手とは同期。

CGA11オープン9.8hosoda細田尚孝選手(フリー) 144=76、69(32、37) 21位タイ
「長めのパットがよく入って4バーディ。ショットは今ひとつでしたね」。21歳でゴルフを始め、プロをめざしてから10回ほどテストを受け合格を手にしたのが3年前という苦労人。石川県金沢市在住の37歳。

ローアマを狙う!

CGA11オープン9.8jun&ryoyamaguti アマチュア1位の山口量選手(明智)144=70、74(38、36)総合16位タイ:写真右
アマチュア2位の斎藤潤選手(関ヶ原)145=72、73(37、36)総合21位タイ:写真左

CGA11オープン9.8fukuikou3ninn福井工大福井高・中から3人ともに予選通過した。
写真左から、

金子直矢選手(中部日本パブ:福井工大福井高1年)146=76,70(33、37)アマ3位、福岡康文選手(芦原:福井工大福井高・中ゴルフ部コーチ)149=73、76(38、38)アマ10位タイ、小木曽喬選手(富士可児:福井工大福井中3年)151=74,77(37、40)アマ14位タイ

福岡選手はコーチとして「目標は3人でアマチュア5位まで、と言いたいところですが、ベストアマが狙える位置に金子君がいるので、がんばってもらいたいですね」。

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