[2011]中部シニアオープン≪本戦第2日/記事≫

2011.10.14

第11回
中部シニアオープンゴルフ選手権競技(2日目)
開催日/平成23年10月13、14日(木・金)
会 場/伊勢カントリークラブ
距離/6782ヤード PAR72
参加人数/プロ53名 アマ78名
天候/曇

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シニアルーキー川瀬順次プロが

5打差を大逆転し、初優勝

中部シニアオープン決勝ラウンドは、どんよりとした曇り空の中、時折雨がぱらつく程度の天候下で行われました。
勝負は、最終組の4選手(菅原洋一、鈴木光治、柴田猛、藤木穣治)が思ったほどスコアを伸ばすことができない間に、前組の川瀬順次選手(フリー)が順調にバーディを重ね、前半折り返し時点でトップは菅原選手が通算4アンダー、2位に川瀬選手と鈴木選手(フリー)が通算2アンダーでした。後半に入り、菅原、川瀬選手はパーセーブを守る中、鈴木選手は11番Hでダブルボギーをたたき一歩後退。勝負は菅原、川瀬両選手に絞られました。14番Hでは菅原選手がボギー、15番Hでは川瀬選手がバーディとして通算3アンダーで並び、勝負はますますわからなくなりました。その後川瀬選手は16番Hから18番Hまでをパーで切り抜け、一足先にホールアウト。一方の菅原選手は15番Hボギー、16番Hダブルボギーと立て続けに叩いてしまい、万事休す。
川瀬選手が初日の5打差を大逆転してシニア初優勝を果たしました。

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左から、佐々木、吉川、川瀬、竹下選手

<各部入賞者紹介>
総合優勝 川瀬順次選手(フリー)141(73 68)

アマチュア50歳代の部
1位  佐々木清士選手(グランディ浜名湖)150(74 76)
2位  奥山良信選手(芦原)151(75 76)
2位  小澤啓二選手(岐阜関)151(75 76)
2位  新美金之介選手(新南愛知)151(74 77)
5位  中川盛満選手(タートルエース)154(79 75)
5位  赤坂壽彦選手(各務原)154(75 79)

アマチュア60歳代の部
1位  吉川広司選手(岐阜北)159(77 82)
1位  天野和雄選手(葵)159(78 81)
3位  栗原荘太郎選手(岐阜国際)160(79 82)
3位  青山八朗選手(三鈴)160(77 83)

プロの部
1位  川瀬順次選手(フリー)141(73 68)
2位  菅原洋一選手(緑ヶ丘)143(68 75)
3位  柴田猛選手(フリー)145(70 75)
4位  鈴木光治選手(フリー)147(69 78)
5位  中村彰男選手(フリー)148(75 73)
5位  時田陽充選手(伊勢シーサイドGC)148(76 72)

プロ60歳以上の部
1位  竹下忠直選手(新城)149(75 74)
2位  出口栄太郎選手(鈴峰)150(76 74)
3位  野口裕樹夫選手(フリー)153(72 81)

ベストスコア賞(各日10万円が贈られた)
1日目  菅原洋一選手 68
2日目  川瀬順次選手 68

ホールインワン賞 該当なし

インタビュー
DSC07183総合優勝
川瀬順次選手(フリー) 141=73、68(33、35)

2番、5番、6番、15番の4バーディ、ノーボギーの68をマークして、5打差を大逆転した。「2番は15メートル、5番は10メートルのロングパットでした。よく入ってくれましたね」と、平成12年の三重県オープン以来の11年ぶりの優勝を喜んだ川瀬選手。「昨日、5番アイアンを入れてたんですけど、5番も17番もボギーでした。それで、今日は代わりにユーティリティ(25度UT)にしたんですよ。正解でしたね、楽にふれたし、どちらのホールもうまくいったから」。首位と5打差あったことについては「追いつきたい気持ちははじめからあったけど、なんせ5打差だから、2位までにいければいいなあ、自分なりにのばせるだけ伸ばして、ベストスコアを狙ってみよう」あくまでも前向きな気持ちですすめた18ホールだった。「今回は球筋などをイメージしてみようと決めた。イメージすると自然に体が動きますからね」。
DSC0717523歳で脱サラして研修生になり、29歳でプロテスト合格。去年までは中部プロ会のお手伝いで、この競技も運営側にいた川瀬選手だが、今年からシニア入りとなり、PGAシニアツアーにも全戦出場。現在は賞金ランキング34位で、残り2試合で30位までに食い込めば来年のシードがとれる状態だ。「まあ、やれるだけやってみますけど、とれなくても、また予選会からでればいいし」と、この2日間もこの先も、なるようになるさ的な思いが功を奏しているのではないかと思わせる川瀬選手だった。

アマチュア50歳代の部 1位
佐々木清士選手(グランディ浜名湖) 150=74、76(38、38)

ハーフターンのときに、アマチュア50歳代の部は、同スコアが5人ほどいるよ、と聞かされたのだとか。同じ組の新美金之介選手(新南愛知)もそのひとりで、後半も17番H
(173Y、パー3)ティーグラウンドまでは新美選手がリードしていた。ところが、新美選手は第1打を左に曲げてボギー。佐々木選手はピン1.5メートルにつけてバーディを奪い、通算6オーバーとした。この1打が2位タイの3人との1打差となり、1位を手にしたのだ。「その前の15番Hもバーディだったけど、上がりの4ホールがよかったので助かりました。今日はひろってひろってのゴルフだったから・・・」。11月の日本シニアでの活躍、期待しています(`ー`)

DSC07144アマチュア60歳代の部 1位タイ
吉川広司選手(岐阜北) 159=77、82(42、40)

今大会出場者の中の最年長でもある吉川選手、70歳。「先月、木から落ちて2本骨折したんで、まだ、背中とか痛いよ。今日はスコアもよくないから、帰ろうと思ってたけど、(1位と聞いて)びっくり」。1位の銀皿と、副賞のキャディバッグをもらい、笑顔でハウスを後にした。(写真右が吉川選手、左は青山八朗選手;三鈴)

<会場フォト>