[2011]中部ミッドシニア≪第1日/記事≫
2011.09.01
第18回中部ミッドシニアゴルフ選手権競技
開催日/平成23年9月1、2日(木・金)
会 場/日本ラインゴルフ倶楽部(西コース)
距 離/6351Y PAR72
参加人数/135名
天 候/晴
伏兵・名張の岡本選手がトップに立つ。
元気な70代、今田選手は2位と絶好調
大型の台風12号がゆっくり北上中で、今日の天気は蒸し暑い晴の状況でしたが、明日の空模様が気がかり。フェアウェイは湿度が高くやや重いグリーン状態にも集中力がとぎれることなく、70台スコアが55名と参加人数の4割を占めるレベルの高いゲームとなりました。
1日目のトップは、名張の岡本光治選手で関西を主競技の舞台としている方です。
その岡本選手を追っているのが今田幸雄選手(浜松)。首位と2打差の70でホールアウトしました。今田選手は、今年74歳でこの大会参加者の中では年長2番目にあたります。年齢差4打も少ない堂々のエージシュートを達成しました。今年は絶好調でこの大会の練習ラウンドでもエージシュートを出してご満悦。“俺が優勝する”と自分自身に確信を持っている様子ですが、上には上がいる。伏兵・岡本選手が逃げ切るか、それとも3位の春日井選手(ニューキャピタル)が初めてのミッドシニア挑戦で初栄冠に輝くか、明日は、興味津々の展開になりそうです。でも心配なのが台風12号の進路。東海直撃とならなければよいのですが、勝利の女神は、どの選手に味方するでしょうか。明日は、今日のスコア84でカットオフ。96位までの102名で競われます。
なお日本ミッドシニア選手権の出場権は、2日目の成績上位18名に与えられます。日本ミッドシニアの開催は11月7・8日、玉名カントリークラブ(熊本)行われます。
<インタビュー>
「上出来です」
岡本光治選手(名張) 1位 68=34、34
1番Hからのスタートで6番H(478Y、PAR5)で残り60ヤードをSWでアプローチしたら「ワンバウンドで入ってびっくりした」というイーグルを奪った他、4バーディ2ボギーの4アンダー68で首位発進。岡本選手は「2,3メートルのパットもよく入ってくれて、できすぎです」と謙遜したが、ステディなゴルフをしていたと、同組の青山八朗選手が絶賛した。名張CCでは50歳頃の10年間インタークラブの選手でも活躍、現在は競技副委員長を務めている。ゴルフ暦36年の66歳。中部ミッドシニアには2回目の出場である。
8月から6度目のエージシュート
今田幸雄選手(浜松) 2位 70=36、34
「ショットはいいね、パターもよかった」と2アンダー70で2位につけた今田選手は74歳、だから、これはれっきとしたエージシュートであり、しかも、8月から実に6回目となるエージシュートなのだとか。「通算で22回目だけど、17回目でずっと足踏みしてたんだよ」と今田選手。それが、このところ、絶好調なわけで、その理由は「元気だから、スコアもいいんだ」。というのも、今田選手は今年になって肝臓の検査で機能が落ちてきていることがわかり、ドクターからアルコールがいけないと言われた。そこで、一念発起して断酒に踏み切ったのだ。以来7ヶ月、体重も落ちて、体が軽くなり、飛距離は伸び、スコアもよくなる、というグッドなスパイラルに。今回出場の中で、最年長の山本英弥さんより2歳若い長老組のひとりとして、明日はさらなる好記録に挑む。
3位タイ 73グループ
春日井修選手(ニューキャピタル) 73=38、35
柴田正選手(日吉) 73=37、36
田中勝巳選手(葵) 73=38、35
西水流光雄選手(日本ライン) 73=37、36
今回会場の日本ライン所属の西水流(にしずる)選手は、はじめてミッドシニア競技に参加した67歳。「4番Hでセカンドを木の根元に落としたけど、そこから左打ちしてグリーンオーバー、そこからボギーで上がれたのがよかった」とピンチを最小限におさめたのが今日の一番だった。「ホームですから隅から隅まで知ってますからね、明日はあまり考えずにやれたらいいね」。アプローチとパターが得意という西水流選手。中2を筆頭に9人の孫たちのためにもいいところを見せたいもの。
山本英弥選手(知多)
今大会の最年長出場 76歳
左から
青山八朗選手(三鈴)78、佐野俊正選手(愛岐)75、佐藤勝美選手(四日市)77
佐藤選手は昨年の日本ミッドシニア選手権で2位入賞、シード権を持っている