佐々部杯 成績表1R、組合せ表2R、記事 掲載

2018.11.21

平成30年度(第40回)佐々部杯ゴルフ選手権競技

開催日/平成30年11月21(水)、22日(木)
会場/南山カントリークラブ
参加人数/145名(内欠場4名)
距離/7034ヤード PAR72
天候/第1日 晴れ

第1日 成績表(PDF)

第2日 組み合わせ並びにスタート時刻表(PDF)

高校3年の土肥龍星選手(フクイCC)と大学1年の織田信亮選手(杉ノ木台GC)が
1オーバー73で首位発進。

85ストロークまでの102人が明日の決勝ラウンドに進出。

CGA主催競技の最後を飾る佐々部杯ゴルフ選手権競技の第1日が愛知県・南山カントリークラブで終了した。今年一番の冷え込みとなった今朝、標高200メートルの南山CCでは7時10分のスタート時には1℃を記録。防寒ウェアが欠かせない寒さだったが、日差しに恵まれ、徐々に気温は上昇、ゴルフ日和となった。

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CGA加盟倶楽部の今年のクラブチャンピオンが一堂に集まり、キング・オブ・クラブチャンピオンを決める佐々部杯。例年であれば、今年の中部アマと中部学生の優勝者、さらに、歴代の佐々部杯優勝者がシードとして参加するが、今大会は出場しておらず、真にクラブチャンピオンだけの勝負となっている。
選手は最年長71歳の小川竹男選手(涼仙CC)から最年少15歳の林伶夏選手(長良川CC)までと実に幅広く、しかも、林選手の他にもう一人、山本真生選手(東建多度GC)という2人の女子チャンピオンも出場した。

各年代の参加人数は次の通り。
70歳代 2人
60歳代 13人
50歳代 43人
40歳代 48人
30歳代 16人
20歳代 11人
10歳代 12人
また、このうち大学生は5人、高校生は9人。

風もなく穏やかに晴れた青空の下、難関コースで知られる南山CCの今日のスティンプは10.5、コンパクションは24、コースレイアウトの難しさに加えてグリーンでも手こずる選手が多く、スコアは伸びなかった。
首位に立ったのは、1オーバー73でホールアウトした北陸高3年の土肥龍星選手(フクイCC)と福井工大1年の織田信亮選手(杉ノ木台GC)の2人。1打差の74に、谷光治選手(ナガシマCC、45歳)、鈴木千貴選手(サン・ベルグラビアCC、星城高2年)、村上将選手(新陽CC、38歳)、佐野琢朗選手(セントクリークGC、愛工大3年)の4人が続いた。

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また、4番ホール(206Y、パー3)で山下典佑選手(金沢CC)がホールインワンを達成した。

第1日の結果、85ストロークまでの102人が明日の決勝ラウンドに進出する。

廣瀬1<インタビュー>

首位 1オーバー73

土肥(どひ)龍星選手(フクイCC・北陸高3年) 73=37、36
batch_DSC02125アウトからスタート。3バーディ4ボギーでホールアウトした。「今日のバーディはショットで取ったもの。アイアンが良かったです。グリーンは難しかった。ラインが違ってた」と振り返った土肥選手は、今回が佐々部杯初出場。首位に立ち、少し戸惑っているようにも見えた。ゴルフは小学生の頃から始め、現在は福井県の北陸高3年、来春は金沢学院大に進む。

織田信亮選手(杉ノ木台GC・福井工大1年) 73=34、39
batch_DSC06585-crop「前半のインで1バーディ4ボギー。後半は16番Hでイーグルでした」と織田選手。「ショットがぶれて、パターも入らず。パーオンしてないですねえ。今日は悪いところが全部出た感じでした」。織田選手は今年は北陸オープンベストアマ、先日開催された中部日本ゴルフマスターズで優勝し、来年の中日クラウンズの出場権を獲得している。杉ノ木台GCには昨年入会、佐々部杯は初めての出場だが、明日は実力発揮で初Vとなるか?!

谷光治選手(ナガシマCC、45歳) 74=37、37 3位タイ
batch_DSC066324バーディ4ボギー1ダブルボギーだった。「ダブルボギーは18番H(400Y、パー4)で第1打をミス、3打目のアプローチが奥5メートル、そこから3パットでした。それでもバーディがそれなりに取れたので、明日はパーを拾いつつ、スコアメイクしていきたい。今年はミッドアマで失敗して全国に行きそびれたのが悔しい。最後の試合だから頑張りたいですね」。谷選手は10年連続10回目の佐々部杯出場。

鈴木千貴選手(サン・ベルグラビアCC、星城高2年) 74=37、37 3位タイ
batch_DSC06641インからスタート。11番、16番でバーディを奪ったが、13番で1メートルを外してボギー、続く14番では第2打をプッシュアウト、3パットもしてダブルボギーを叩いた。「ショットが安定しなかった。パラパラというか・・・」と首をかしげた鈴木選手。「明日はラッキーがあるといいなあ」。(写真右が鈴木選手。左は山本幸広選手)
山本幸広選手(名古屋グリーンCC) 75=39、36
「7、8、9番と連続ボギーでした。良くもなく悪くもなく、だったけど、連続は残念。アップダウンがあって大変でした。」。

佐野琢朗選手(セントクリークGC、愛工大3年) 74=37、37 3位タイ
batch_DSC066513番、4番、5番と3連続バーディを奪ったが、9番では奥から3パットでダブルボギーを叩いた。「前半はパッティングが良くて入ったけど、後半は別人のように入らなくなった。途中で1オーバーになった時から、あわせに行ったのが原因だと思う」と佐野選手。試合後、アプローチの練習を念入りにし、明日に備えていた。佐々部杯は3回目の出場。

ホールインワン達成
山下典佑選手(金沢CC) 79=37、42

batch_DSC066294番H(206Y、パー3)で放ったボールは一直線に飛び、スーッと転がって消えた。山下選手の4回目のエースの瞬間だ。「ショットは完璧でした。ホールインワンは2010年に2回、2016年に1回、今回で4回目です。試合では初めてのことで嬉しい」。使用クラブはタイトリストの21度ユーティティ、ボールはスリクソン。39歳

最年長71歳と最年少15歳
小川竹男選手(涼仙CC) 79=41、38 25位タイ
林伶夏選手(長良川CC・岐阜県立岐阜商業高1年) 85=43、42 94位タイ

batch_DSC06645小川選手は「上がりの3ホールで1.5メートルくらいを連続ボギーにしてしまった。もったいなかった。明日に残れたから頑張るね」。小川選手は72歳とはいえ毎日1時間以上のトレーニングを欠かさない筋肉アスリート。飛距離も十分。日本グランドシニアでは7位タイで来年のシードを獲得したばかり。
初めてのクラチャンになり出場した林選手は「パットが入らなかった。アプローチで寄っても、距離感はよかったけど入らず。7000ヤードはやっぱり長いです。でも明日はもう少しいい内容にしたい」。高校にはゴルフ部はないが、「自転車で通学できるからいい。体力アップにも役立ってる」とか。

山本真生選手(東建多度GC・愛大1年) 90=46、44 130位タイ
batch_DSC06543-crop今大会、2人の女子選手の一人、山本選手は名古屋女子高校からこの春、愛大へ。175センチの長身、飛距離250ヤードを生かし、大学リーグではすでに成績を残しているが、今日はOBをはじめショットの乱れが目立った。思うようにゴルフを展開することができず、涙の予選敗退となった。