佐々部杯 1R成績表、2R組合せ表、記事&写真 掲載
2017.11.21
平成29年度(第39回)佐々部杯ゴルフ選手権競技、第1日成績表 第2日組み合わせ並びにスタート時刻表を掲載しました。
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平成29年度(第39回)佐々部杯ゴルフ選手権競技
開催日/平成29年11月21日(火)・22日(水)
会場/桑名カントリー倶楽部
7280ヤード、Par72
参加者数/144名(内欠場5名)
天候/晴れ
超高速グリーンに挑んだCGA加盟倶楽部チャンピオンたち。
初日の首位は72ストローク、高校2年の冨田幸暉選手(飛騨高山)。
CGA主催競技の最後を飾る佐々部杯、今年の会場は三重県の桑名カントリー倶楽部だ。
佐々部杯は、中部ゴルフ連盟初代の会長であり、中部ゴルフ界育ての親である佐々部晩穂氏の功績と遺徳を偲び昭和54年に始まった競技である。
今日の桑名カントリー倶楽部は、朝の気温5℃、12月中旬並みの寒さだったが、青空が広がる好天で風も少なく、選手もついて歩いた応援団も陽射しがありがたい一日であった。
グリーンコンディションは、クラブチャンピオンの雄を決する戦いにふさわしく、スティンプ12、コンパクション24と最高難度に仕上げられていた。選手たちは、とにかく速い(特に下り)状況への対応に皆苦労したようだった。
第1日が終了し、首位は、72をマークした高校2年生の冨田幸暉選手(飛騨高山、福井工大福井高2年)で2014年度のチャンピオン。2位は、1打差73で、53歳の後藤繁生選手(明智)。2打差の74に中学3年生の金子駆大選手(白山ヴィレッジ、南光中3年)、3打差の75に酒井進選手(岐阜北、44歳)、青山晃大選手(中部日本パブ、西陵高3年)、田中悠太選手(加賀、福井工大3年)、奥田智也選手(新城、星城高1年)、源野智紀選手(朱鷺の台、37歳)が続いている。
今日の結果、86ストロークまでの101人が明日の決勝ラウンドに進出する。
明日は7時10分、アウトインからキングオブチャンピオンを目指す戦いがスタートする。
首位
「ティーショットがばらついてるけどアプローチでカバーできた」
冨田幸暉選手(飛騨高山、福井工大福井高2年) 72=35、37
アウトスタートで前半を2バーディ1ボギー、後半を1バーディ2ボギーとした。「まだ絶好調ではないです。でも、少しずつ良くなってきていて、今日は、曲がりつつもパーセーブができたのがよかったと思う。パッティングはボギーになりそうなのがよく入りました」と冨田選手。今年もCGA強化指定選手としてトレーニングを続けてきたが、今年は調子が今ひとつで、なかなか結果に繋がらない1年だった。3年前の佐々部杯優勝者のシードで出場した今回、2度目の勝利で来年へのいい弾みにしたいもの。
2位
「明日は若い子たちに負けないようにはしたいけどね」
後藤繁生選手(明智) 73=37、36
「今日はグリーンが難しくて、3バーディ4ボギーでした。3パットは1回。後半のインで良かったのは、8番H。左に乗って10メートルのスライスラインが入りました」と振り返った後藤選手は、実に53歳。ホームの明智ではインタークラブの選手でもある。若い頃は鈴峰GCで研修生をし、QTでファイナルで結果を出してチャレンジにも出場していた。しかし、「食べていくのは大変」だったので、35歳で会社員の道を選んだ。そして、一旦はクラブを置き、10年近くゴルフをしなかったのだとか。しかし、会社でコンペに出てと言われ再開、道具を一新。今もその時のホンマを使っているとか。明智のメンバーになってからは7回目のクラブチャンピオンとして、今回の佐々部杯に参加した。「明智で、先週のシニアオープンで優勝した伊藤プロが師匠です。明日は、若い子たちに負けないようにはしたいけど、無理かなあ」ちょっぴり弱気な発言だったが、きっとしっかり強気で望むことだろう。(写真 左が後藤選手。右は冨田選手)
3位
最年少出場15歳が、Vを狙う
金子駆大選手(白山ヴィレッジ、南光中3年) 74=37、37
「前半の7番H(パー5)で2オンを狙ったら、ふかしてしまって右の林に入れてしまい、ダブルボギーにしちゃいました。その後、9番Hでバーディがきて、1オーバー。後半は、16番Hと17番Hでバーディ、ボギーは12番H、14番Hと18番Hでした」。金子選手は、18ホールを丁寧に振り返った。冨田選手同様、今年度CGA強化指定選手の一人。今大会の最年少出場、15歳の一人。
青山晃大選手(中部日本パブ、西陵高3年) 75=39、36
「今日はショートパットが入った。こんなにいいコンディションでできて、すごく嬉しい」。
奥田智也選手(新城、星城高1年) 75=39、36
「ドライバーは悪かったけど、アイアンが良かった。」今年度CGA強化指定選手。
源野智紀選手(朱鷺の台、37歳) 75=36、39
「朝3時半に起きてきました。先週、日本ミッドアマで熊本に行っていたので、仕事しないといけなくて、昨日は来れなかった。」
今大会の話題
兄弟で出場
荒木彰崇選手(東名古屋)30位タイ 80=38、42 と、
荒木義和選手(リオフジワラ)11位タイ 77=41、36
荒木家の次男の彰崇選手は26歳、会社員4年目で「ゴルフの時間は土日。それも、あまりしっかりできないから、今回は練習不足です」。そして、4男の義和選手、17歳は津田学園高2年生。「今日は、グリーンが速くて、むつかしかった。それに、寒かった。兄よりスコアは良かった。明日も頑張ります」。若い二人が、それぞれ、別のゴルフ場からクラブチャンピオンで出場してきた今大会。兄弟でもゴルフはライバル。明日はどちらに軍配?!? (写真 左が彰崇選手、右が義和選手)
最年長は71歳
天野和雄選手(葵) 131位タイ 94=44、50
今大会の最年長は、71歳だった。残念ながら、予選突破はならなかったが、距離のある桑名CCで、しかも歩きのゴルフ。ジョイント部分はカート場用が認められていたとはいえ、その体力だけでも頭が下がります。素敵なクラブチャンピオンでした。
<会場風景 フォトギャラリー>