佐々部杯 1R成績表、2R組合せ表、速報記事&フォト掲載
2023.11.29
2023年度(第44回)佐々部杯ゴルフ選手権競技
開催日/2023年11月29日(水)・30日(木)
会場/南山カントリークラブ
第1日成績表(PDF)
第2日組合せ表(PDF)
※トップスタート午前7時30分より
第44回佐々部杯ゴルフ選手権競技
2023年11月29日(水)
会場/南山カントリークラブ 7034yd、Par72
参加人数/151名(うち欠場7名)
天候/1R 晴れ
光山尚宏選手(岐阜本巣CC)が1アンダー首位発進。
中部ゴルフ連盟主催競技の最後を飾る佐々部杯ゴルフ選手権競技の第1日目が終了した。
今年の会場は愛知県の南山カントリークラブ、名匠・井上誠一氏の設計による難度の高いレイアウトで知られるコースだ。今日のグリーンコンディションは、スティンプ11、コンパクション23と発表された。
朝から青空が広がったもののスタートの7時20分は流石に寒かった。が、太陽が上がるにつれて徐々に気温も上昇、風もさほど強くないゴルフ日和に恵まれた。
CGA加盟倶楽部の今年の倶楽部チャンピオンが一堂に会し、「キング・オブ・クラブチャンピオン」を決める佐々部杯。これまでは今年の中部アマ優勝者、中部学生優勝者、中部オープンベストアマにも出場権が与えられていたが、今年度からは倶楽部チャンピオンのみの出場となった。
今年の出場者は、73歳から12歳の小学6年生までと幅広い年齢層であり、そのうち女子選手は2名だった。
首位に立ったのは、71とただ一人アンダーパーをマークした光山尚宏選手(岐阜本巣CC)、48歳。「今日はショットがまあまあだった。長いパットが入ったことでスコアができました」と首位発進に少し驚いた様子だったが、今年は中部ミッドアマで3位タイ入賞し、日本ミッドアマで12位タイとなった実力を十分に発揮する初日となった。
1打差の72に、59歳の後藤繁生選手(明智GC)、さらに1打差の73に、中京大4年の乾滉平選手(グレイスヒルズCC)と40歳の松久征史選手(岐阜稲口GC)、駒澤大学3年の奥村礼惟選手(葵CC)が続いている。
初日の結果、82ストロークまでの80人が明日の決勝へ進出した。明日は7時30分からティーオフする。
<インタビュー>
1位
光山尚宏選手(岐阜本巣CC) 71=37、34
イン3組目からスタートし、3バーディ、2ボギーだった。前半の16番で7メートル、18番で6メートル、さらにインの1番ではカラーから13メートルのバーディパットが決まった。「3つは長めのが決まったけど、もっと短いのを外してます。今日はドライバーがよかったので、フェアウェイから打てました」。クラブチャンピオンは4回目。2016年の和合大会以来の出場だ。今年の光山選手は秋に行われた中部ミッドアマで3位タイに入賞し、日本ミッドアマに出場。12位タイと健闘したものの、あと1打でシード権を逃した。好調な理由はと聞くと「ドライバーが安定しているのからかな」とふんわりとした答え。穏やかな印象の光山選手が明日もこのまま突っ走るのか楽しみである。48歳。
2位
後藤繁生選手(明智GC) 72=35、37
アウトからスタート。2番でバーディを奪って、1アンダーで折り返したが、後半は2バーディ、3ボギーと出入りのある内容となった。久しぶりに競技に出場してきた後藤選手だった。聞けば、去年3月に屋根から落ちて腰の骨を折る大怪我をして2ヶ月の入院、さらに今年5月末に右足のかかとを骨折して7月まで車椅子だったとか。どちらも仕事中の怪我だったというが、大変な時期を過ごしていたのだ。「ゴルフが全くできなくて、今年の9月過ぎからようやく練習を始めたんですよ。それでもクラブチャンピオン杯に出てみたら、勝っちゃってね。今日もいいスコアが出たけど、必死だったからね。飛ばないし、戦略も何もないプレーだった。明日もどうなるかわからないよ」。クラブチャンピオンは10回目、59歳。
3位
乾滉平選手(グレイスヒルズCC) 73=36、37
インからスタート。3バーディ、4ボギーだった。「今日は後半になってアイアンが良くなってきました。外したのは2ホールだけでした」。乾選手は、先週、ここで開催されたCBC会長杯で4位になっている中京大4年だが、ゴルフを始めたのは大学に入ってからでまだ4年目。中京大中京高時代は野球部で活躍していた。肘を痛め、トミージョン手術も経験したが、野球はやめて、ゴルフに転向。先輩の青山晃大さんや同級生の菱田健斗くんに教えてもらったりもした。「南山CCはキャディーのバイトの後、回らせてもらっていますし、お世話になっています。去年の佐々部杯を優勝した菱田くんに続いて、僕も優勝を目指したいです!!」
3位
松久征史選手(岐阜稲口GC) 73=37、36
インからスタートし、4バーディ、5ボギーだった。「170ヤードのユーティリティの出番が多くて、それがうまくいきました。ただ、パットが悪かったですね。結構外してしまったので・・」と松久選手。実はショットが安定してきたのは最近で、1年前のインタークラブ決勝の日、会場クラブに入った直後にぎっくり腰を発症し、そのまま帰宅という悲しい出来事があったことで、それ以来、トレーニングを開始。そのおかげで、徐々にショットが安定してきたのだ。「トレーニングとか好きでなかったんですが、一念発起しました。効果がありました。もちろんいまも続けていますよ」。クラブチャンピオンは4回目。
最年長73歳
長尾福治郎(東建多度CC・名古屋) 81=41、40 58位タイ
73歳にして、3年連続でクラブチャンピオンに輝いている長尾選手が堂々の予選通過を果たした。年齢に思えない力強いショットで周りを驚かせる。何より見た目も若々しい。「今日はパットが良くなかった。明日は去年の32位を上回れるように頑張るよ(笑)」
最年少12歳
高柳大河(ザ・トラディションGC) 81=41、40 58位タイ
小学6年生で見事にクラブチャンピオンとなった高柳選手はアウトからのスタート。「パットが悪かったです。3パットが4回もありました。バーディパットも入りませんでした」と残念そう。ドライバ−240〜250ヤードと大人たちと遜色なく回る。パーオン率は約50パーセントだった。クラブチャンピオンは3回目の挑戦で初めて取れた。今年の中部小学生で2位になり、全国小学生(スリーレイクスCCで開催)で見事優勝している。4番アイアンが得意で、190ヤード。「2週間前に変えたばかりのドライバーがもう割れてしまって、今日は古いのを持ってきた」そうだ。
紅2点
勝見莉衣(金沢CC) 77=39、38 16位タイ
アウトからのスタートでバーディは2番と13番の2つだった。9番ではクリークに入れてしまい、4オン、2パットのダブルボギーをたたいた。「全体としては安定していました。短いパットを外したのが残念です。3パットがなかったのはよかった」と振り返った勝見選手は金沢学院大付属高校2年生、初めてのクラブチャンピオンとして出場。小6の時、中部小学生で優勝している。「今日初めて回りました。距離が長くて、狙いどころが限られているので難しかったです。明日も頑張ります」。
池田美彩樹(ザ・メダリオンC岡崎) 89=47、42 125位タイ
「よかったのは17番ショートで長い13メートルが入ってバーディが取れたことくらい。あとは全くダメでした。来年の愛知県オープンがここなので、そのときリベンジできるように頑張ります!!」岡崎城西高3年。クラブチャンピオンは’昨年に続き2度目。
<会場フォト>