日本女子アマチュア第2ラウンド(CGA強化選手 報告)
2021.06.17
2021年度(第62回)日本女子アマチュアゴルフ選手権は16日、鳥取県西伯郡の大山ゴルフクラブで、昨日サスペンデッドとなった第1ラウンドに続き、第2ラウンドを行った。
藤井美羽(岐阜国際CC) 145ストローク(73・72) 41位タイ
第2ラウンド:1イーグル・3バーディ・3ボギー・1ダブルボギー 1オーバーパー73
1オーバーパーで第2ラウンドをスタートした藤井美羽。「第2ラウンドは出入りが激しかった」と苦笑いを見せた。「出だしはアイアンショットの方向性がよくて、イーグルも獲れた。イーグルは6番ホール。第3打145ヤード、7番アイアンで打ったら入った。入ったのは木があって見えなかったんですけど、一緒に回っていた人が「入った」と言ってくれてわかりました。3月の春高でも8番アイアンでセカンドショットで入って、アイアンショットの調子はいい」と、好調なショットを武器に一気にスコアを伸ばしてみせたが、「最後は疲れでばらつきが出てきた」と、後半に苦戦。途中、「カットラインは気になりました」と話すが、「意識しないでバーディを狙って。1ホール1ホール頑張っていこうとキャディの母と話していました」と親子二人三脚で後半のラウンド進出を決めた。「残り2日間は楽しく、アンダーパーを目指して頑張りたい。1日でもアンダーパーを出せればいいなと思います」と、日本女子アマの舞台をエンジョイするつもりだ。
小宮千鶴(明智GC) 70-77=147(70・77)62位タイ(カット)
第2ラウンド:3バーディ・4ボギー・2ダブルボギー 5オーバーパー77
第1ラウンドは2アンダーパーでホールアウトし、首位と3打差の11位タイと好位置につけた小宮千鶴。第2ラウンドも一気呵成にスコアを伸ばしたいところだったが、「出だしの10番ホールでセカンドショットをOBにしてしまって、流れが悪くなってずるずると行ってしまった」と出鼻をくじかれてしまった。「後半も出だしの1番ホールをボギーで、3番から3連続バーディを獲ったのに、次の6番ホールで右の林に打ち込むトラブルでダブルボギーにしてしまった」と、ちぐはぐなプレーに徐々にメンタルにも疲れが出てきてしまった。「最後まで気持ちをコントロールできなかった。OBを打ってから気持ちが暗くなってしまっていた。ミスしてもすぐ忘れて次のことを意識するようにしたい」。上位争いから一点、悔しい結果に終わった小宮だが、この試練を乗り越えて、さらに心技体が強くなった姿を再び見せてもらいたい。
田中こころ(岐阜北CC) 147ストローク(73・74) 62位タイ(カット)
第2ラウンド:2バーディ・4ボギー 2オーバーパー74
田中こころは、2番で1メートルのパーパットを決めきれずボギーが先行すると、4番でも同じ距離を決めきれず、2つ目のボギーを喫する。しかし、5番で2メートルを沈めてバンスバックを決め、「さあ、ここから」と意気込んだが、7番で3パット。8番では、残り距離のジャッジミスからボギーと「前半はメンタルが疲れました」と、苦笑い。「チャンスはありました」という通り、後半は4メートル前後のバーディチャンスにつくものの、尽くパッティングが決まらない。14番(パー5)でバーディを決めたが、「最後までパッティングに苦しみました」と話した。「2日間、不思議なくらい緊張はしていなくて」と強心臓ぶりが頼もしい田中。「地元に帰ったら、たくさんパッティングの練習をして」次に臨むのは、中部ジュニア。「中部ジュニアで良い成績を残して、今年は絶対に日本ジュニアに出場して、10位以内に入りたい」と、最後の日本ジュニアに照準を合わせて、練習に励むことを誓った。
記事・写真提供/(公財)日本ゴルフ協会