[2015]中部シニア(本戦)2日目成績、記事

2015.07.16

第49回中部シニアゴルフ選手権競技(本戦)の成績等を掲載します。
競技日程/7月15・16日(水・木)
競技会場/愛岐カントリークラブ(中・東コース)
距離/6615Y、PAR72 参加人数/169名(うち欠場10名)
天候/第1日:快晴、一時局地的豪雨
第2日:雨時々曇り

2日目競技成績はこちら・・・・・・・・button_report_result

初出場55歳、福島道章選手(六石)が優勝。

日本シニア出場権は通算150ストロークまでの16人

台風11号の接近を考慮し、午前7時にティーオフした第49回中部シニアゴルフ選手権競技の決勝ラウンド。雨は降ったりやんだり、時折激しく雨が降るかと思うと、陽射しが差し込み、また、土砂降りになるという目まぐるしい天候の変化の一日に、選手たちはプレーに集中することがなかなかに大変だったようです。

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第2日は、前日首位の4アンダー・西口道明選手(東名古屋)を、1打差荒木和之選手(わかさ)、2打差の6人が追いかける形でスタート、優勝、そして日本シニア出場権をかけ、選手たちはしのぎを削りました。

順調な進行の中、前半を終えた時点で、首位に立ったのは、2アンダー3位タイでスタートした五十川康雄選手(六石)で通算3アンダー、2位は通算1アンダーで、同じく3位タイスタートの福島道章選手(六石)と前日1オーバー17位タイの谷口真一選手(伊勢)、さらに通算イーブンパーに荒木選手と3位タイスタートの磯部泰邦選手(南山)が続きました。西口選手は7番H(170Y、パー3)で7打をたたくなど43として通算3オーバーに後退しました。

後半に入り、戦況はどんどんと変化。上位陣のスコアが同行競技委員から本部に報告されるたびに、選手たちの喜怒哀楽が伝わります。早いスタートの中では、今日を1アンダー71とした千葉純一選手(スリーレイクス)が通算3オーバーで暫定首位でホールアウト、それを越えるスコアはなかなか現れない状況が続きました。 後半の首位、通算3アンダーをキープしていた五十川選手が13番HでOBを放ち、一気に通算イーブンパーにスコアを落とすと、代って、15番Hで福島選手と稲垣智久選手(岡崎)が共にバーディを奪って通算1アンダーとして優勝争いに浮上しました。この時の3番手は通算1オーバーで、最終組の荒木選手でした。そして、17番Hで、福島、稲垣両選手が二人揃ってボギーをたたき、通算イーブンパーで並んだまま、最終18番Hへ。プレーオフも見据えたパー5で、稲垣選手は129ヤードの第3打をフライヤーしてバンカーへ、そこから上手く寄せられずボギーで通算1オーバー、片や、福島選手は3オン2パットのパーでホールアウト。その後、荒木選手が18番Hをパーとして、福島選手の初優勝が決まりました。
福島選手は55歳、中部ゴルフ連盟競技に初めて参加し、栄冠に輝きました。

先にホールアウトした選手たちの注目はもっぱら、日本シニアへのカットライン。その数字は1組上がるたびに、大きくなっていきました。「通算4オーバーはあぶないかな」が「通算5オーバーはOK」、そして、最終的には「通算6オーバーのマッチング」と、当初の予想をはるかにオーバー、それほど、昨日と今日のコンディションは天候はもちろん、ピンポジションも難しく違っていたようです。

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16人の中には、裏街道と呼ばれるインスタートの伊藤晴夫選手(知多)、高田政治選手(三好)も。一方、首位発進の西口選手は82と大きくスコアを崩して、出場権を逸し、「いい勉強になりました」と苦笑い。 通算3オーバーの千葉選手は4位タイ入賞で「去年は1打差、おととしはマッチングで落ちてしまっていたから嬉しい。5年ぶりの日本シニアです」。 グランドシニア世代、72歳の青山八朗選手(三鈴)は、昨日は72のエージシュート。今日は77で「今日は時間が長く感じた。17番H、18番Hと連続ボギーしちゃって、ダメかと思っていたからね。日本シニアは61歳の時以来、11年ぶり(^O^)」とニコニコ。また、通算4オーバーの中村行宏選手(名古屋)は、「日本ミッドシニアのシード権があるけど今年は日程的に行けないので、是非こちらで取りたかった。よかった」と胸をなでおろした。(写真は日本シニア出場権を獲得した選手たち。前列中央は、川口・CGA会長、伊藤・愛岐CC常務理事)

<インタビュー>

「トップと知らなかったから、よかったのかも」 優勝 福島道章選手(六石) 144=70、74(37、37) fukushima05104
稲垣選手とスコアを競いながらも、お互いトップ争いとは思いもせず、「二人とも日本シニアに行けるといいね」と話していたという。「最終18番Hでも知らなかった。でも、緊張がなくて、普通にパーが取れましたし、良かったかもしれません。昨日も今日も上出来です」と笑った福島選手。今年55歳になって、CGA主催競技には初参加だが、これまでは土日に競技が行われる企業対抗戦には出場しており、ベストグロスを何度も獲得するなど実力を発揮していた選手だった。「会社の方で、ようやく仕事を頼める状況になって、今年からは平日に競技に出られる環境ができたんです。会社はゴルフを奨励していますし、仲間にも感謝。会社のおかげですね」。ゴルフは23歳から始め、現在は六石GCでインタークラブのメンバーにもなっている。今回6位タイとなった五十川選手は「雲の上の方でしたが、最近は声をかけてもらえるようになって・・・(^O^)。インタークラブでもお世話になっています」。
ドライバーが大好きで飛距離は260ヤード。「グリップを軽く握って思い切り降ってます」という福島選手、シニア世代の新しい星として、これからの活躍が楽しみである。