[2015]中部オープン(本戦)2R成績/3Rスタート表/記事
2015.08.20
第45回中部オープンゴルフ選手権競技(本戦/2日目)の成績と、3日目のスタート表、競技記事を掲載します。
第45回中部オープンゴルフ選手権競技
開催日:2015年8月19日(水)~21日(金)
会場:東名古屋カントリークラブ(西コース)
距離:7010ヤード、PAR72
参加人数:152名(うち欠場3名)
天候:第1日/曇り 第2日/雨のち曇り
2日目首位は通算8アンダー。
山ノ口章大(京和)と、アマチュア・今野大貴選手(恵那峡・日大1年)。さらに、通算7アンダーのアマチュア・大澤和也選手(グリーンヒル瑞浪・日大1年)が加わり、明日の決勝、最終組に。
第2日、昨夜から降り続いた雨がようやく止んだのは15組がスタートする9時30分頃でした。雨の影響で、グリーンは前日よりも遅いだろうと予想していた選手たち。ところが、実際には、雨にもかかわらず昨日よりも速いスピードに、選手たちは驚きの様子。素早く対応できた選手がスコアを伸ばしてきました。
今日のベストスコアは65、叩き出したのは梶川武志(フリー)で、「流れがつかめました」と8バーディのうち6つを後半にマーク。通算7アンダーで3位タイに浮上しました。
初日を首位発進した高山準平(TOSHIN)は、「パットが決まらず」思うようにスコアを伸ばすことができずに今日をイーブンパー、通算5アンダーで7位タイに後退。もう一人の首位タイ、六峰武(三鈴)も1オーバー、通算4アンダーで11位タイに後退。替わって、首位に立ったのは通算8アンダーの二人で、今日5アンダーの山ノ口章大(京和)と、今日6アンダーのアマチュア、日大1年生の今野大喜選手(恵那峡)です。1打差の、通算7アンダーには、梶川のほかに、大島靖生((株)大島電気工事)、今野選手と同じ日大1年生のアマチュア、大澤和也選手(グリーンヒル瑞浪)、さらに通算6アンダーに、浦口裕介(グランシエロ)が続いています。
今日の結果、通算4オーバー、148ストロークまでの86人が決勝ラウンドに進みます。そのうち、アマチュア選手は7人です。
いよいよ、明日は最終日。最終組にアマチュア選手が2人連なるのは、中部オープン史上初めてのこと。2012年以来のアマチュア優勝が再び起きるのか、プロが意地を見せるのか、しびれるような戦いが繰り広げられることを期待したい。
★中部オープンのホールインワン賞がかかった15番H(176Y、パー3)で、山田裕一プロ(新陽)がホールインワンを達成しました。ピンに一直線に向かったボールは、カップ手前2センチほどにワンバウンドしてイン。ダイレクトに近い一打でした。賞金50万円のほかに、東名古屋CC独自のホールインワン賞(タイ旅行)が贈られます。
★中部オープンの観戦はどなたでもできますので、ぜひ、ゴルフ場に足を運び、応援をしてみませんか。
なお、今回の中部オープンは、CBCテレビで録画放送されます。
放送日:2015年8月30日(日) 深夜1時30分~2時25分
首位タイ 通算8アンダー
山ノ口章大(京和) 136=69、67(34、33)
選手たちのスコアが伸び悩み、今日はビッグスコアは出ないのか,と思われた矢先に、5アンダーでホールアウトしたのが山ノ口プロだった。「昨日はプッシュ気味だったパットを修正できたので、よく入りました。ショットもよかったし、いいゴルフでした」。プロ6年目の26歳。鹿児島県出身で、ゴルフは小学高学年から始めた。樟南高ゴルフ部をへて研修生になった。知人に勧められて愛知県に来ることになり、プロ合格と同時に京和へ。今年6月に奈良県オープンでプロ初優勝、勢いのまま、この中部オープンに出場している。
今野大喜(恵那峡・日大1年) 136=70、66(34、32)
アマチュアの18歳が堂々のトップタイで最終日を迎える。6バーディ・ノーボギーという素晴らしい内容。「ショットがよかった」と満足そうな今野選手は、岐阜県恵那市の中学生の時に、ゴルフを始めた。そして、わずか3年でCGA主催競技の佐々部杯で優勝。高校は、九州の柳川高校へゴルフ留学した。向こうでは高2で九州ジュニアに優勝。この春、日大に進学して、1年生ながらレギュラーを確保している。「高校の時は、あまり伸びなかったんですよ。でも、大学に入って、団体戦とかを経験するようになって、マネジメントをしっかりと考えるようになった。がつがつ狙うというより、72を外さないプレーっていうか・・」しっかりと話す今野選手は、実は、ツアーで活躍中の今野康晴プロの甥っ子である。「おじさんとは時々一緒にゴルフします。今日は報告しておこうかなと思います」。今野プロ、そして、今野選手を幼い頃から指導してきたおじいちゃんがそばで嬉しそうに見ていた。(写真’おじいちゃんの隣に立っているのが、大澤選手)
3位タイ 通算7アンダー
大澤和也(グリーンヒル瑞浪・日大1年) 137=68、69(34、35)
初日アマチュアトップの2アンダーをマークした大澤選手が今日も3打伸ばして,通算7アンダーとし、3位タイにつけた。首位タイの今野選手と同じ、日大1年生である。大澤選手もまた、大学生になって、グングンと力をつけていている一人。愛知県栄徳高校時代に比べ、抜群の安定感が出てきたのだ。「ラウンド量も練習量も増えましたから。今日も昨日と同じで、アイアンがいい。チャンスにもっと入れられるようにならなきゃ」と言いつつ、4バーディ1ボギー。「明日もこの調子でいきたいです」。
大島靖生((株)大島電気工事) 137=70、67(34、33)
「今回のペアリングに感謝です」というのは、今日を67で回った大島プロと、66で回った山内拓也プロ(ぎふ美濃)。二人は、普段からよくゴルフしたり、話をしたりする仲間。陽気な山内プロのおしゃべりが「今日は、気持ちをほぐしてくれるリラックス効果でした」と大島。一昨年の中部オープンで2位に入り、日本オープンにいっている。「あの雰囲気をもう一度味わいたいから、明日も頑張ります!!」(写真;右が大島。左は14位タイに浮上した山内)
梶川武志(フリー) 137=72、65(30、35)
第2日のベストスコア65をマーク。8バーディのうち、6つは後半のアウトコースだった。「徐々によくなってきて、流れがつかめましたね、今日は。アイアンがよくなってくると、パットもよくなってくるって感じで、後半は3連続が2回、でした。こういう感覚、久しぶりです。明日も、今日みたいにいきたいですねえ」。というのも、梶川プロは2012年に右ひじを痛め、それから、思うように振れない時期を過ごしてきた。最近は少しよくなってきた所だと言う。テーピングが欠かせない状況に変わりはないが、明日も「流れ」がつかめれば、ビッグスコアもう一度も夢ではない。
6位タイ 通算6アンダー