[2015]中部グランドシニア成績表・記事

2015.09.18

第44回中部グランドシニアゴルフ選手権競技の成績表を掲載します。

日程:9月18日(金)
会場:桑名カントリー倶楽部
距離:6421ヤード PAR72
参加人数:143名(うち欠場5名)

成績表(pdf)はこちら・・・button_report_result

73歳、安藤勤選手(名倉)がCGA競技初タイトル

DSC06082-1昨日までの雨がおさまり、秋空が広がりました。すがすがしい風は午後になると強く吹き、陽射しも汗ばむほどになりましたが、70歳以上の選手たちにとっては、何よりの一日でした。今年の中部グランドシニアは、参加希望者が年々増えていることを受け、第一、第二の2会場で予選が行われ、それぞれ150人、75人が参加。そして、その激戦を突破した選手たちが集結し、本戦の開催となりました。

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桑名カントリー倶楽部は、井上誠一設計による難度の高いコースとして知られています。このところの悪天候にも関わらず、グリーンコンディションは上々の出来で、スティンプは10フィートと速め、70歳以上の選手たちはみな「距離があるホールが多くて、届かない。」「届いても、ボールは(グリーンに止まらず)飛び出しちゃうし・・・。難しい」「フェアウェイが狭く作られている」などと口々に語っていました。

グランドシニア世代は、プレー進行がとてもスムーズ。余分な素振りとかをしないからですが、すべての組は順調にホールアウトしていきました。スコアは、予想をかなり上回るハイレベル。桑名所属の佐藤勝美選手が76でしばらく首位を保っていましたが、鶴見瑞夫選手(魚津国際)が75で1打上回り、その後、さらに1打を上回る74で安藤勤選手(名倉)がホールアウトし、結局、そのまま優勝となりました。浜松市在住の安藤選手は、60歳頃からCGA主催試合に出場してきて、常に上位を賑わせていましたが優勝はなく、今回がCGA初タイトルに輝きました。また、70台をマークした選手は22人で、日本グランドシニア出場権18人は、79ストロークのマッチングスコアで決定しました。

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★80歳以上の選手に対して、特別賞が贈られました。

DSC06102-1沼田文夫選手(西日本セブンスリー)80歳 95=50、45 127位T
昨年8月に西日本セブンスリーで開催された中部学生ゴルフ選手権競技の際、倶楽部の競技委員として活動中に、コース内で脚を滑らせ、骨折。病院で手術を受けた。「足首の辺りですが、今も金属は入ってますよ。リハビリして、6ヶ月で、またゴルフできるようになりました。今は週2回ラウンド、練習場にはほぼ毎日行って、身体を動かしてます」。


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山本英弥選手(知多)80歳 87=43、44 80位T
「今日はアウトから出て、3番Hで池にいれて8打たたいて終わったね」と残念そうだった山本選手。65歳と68歳で日本ミッドシニアチャンピオン、70歳で日本グランドシニアチャンピオンを獲得している実力ある80歳である。「だんだんと飛ばなくなってるけど、来年また頑張るよ」。(写真右が山本選手。左は、諸戸精孝CGA理事)

DSC06122-1伊豫田等選手(葵)80歳 92=48、44 111位T
ゴルフは50歳から始めたが、「もともと野球をやっていて身体は頑丈。おかげで健康だから、ゴルフが続けられてます。90歳まではやりたいなあと思ってる。ゴルフ以外には、趣味のお城巡りをしていますよ」。毎日1時間のウォーキングを続けているという伊豫田選手は、80歳にして飛距離は240ヤードと飛ばし屋だが、「葵の競技ではゴールドからだから届くけど、今日は届かないホールが多かったね」。

廣瀬1<インタビュー>



優勝
筋トレで鍛えた筋肉質のボディ。「初タイトルが一番嬉しい!!」
安藤勤選手(名倉) 74=36.38

ando2アウトスタートで、前半を2バーディ2ボギーとイーブンで折り返したが、後半を2ボギーとしてしまった。「前半はショットがよかったんですが、後半になって、グリーンをつかめることができなくて、耐えました」と安藤選手。勝因は、得意なパットだった。「最高のグリーンで、タッチが合いました。入りましたね」。
73歳で、CGA主催競技の初タイトルに輝いた安藤選手だが、ゴルフ歴は長い。30歳からゴルフを始めたと言うから、もう43年ほどになる。浜松在住のため、以前はもっぱら静岡県の競技に出場していた。静岡県シニアに3回優勝、都道府県大会でも優勝経験があるが、「中部の試合に出たくて」と60歳の時に愛知県の名倉CCに入った。そして、中部シニア、中部ミッドシニアなどに出場。中部グランドシニアには3年前の第41回大会でグランドデビューし、3位入賞。その後も上位で日本グランドシニアは4年連続出場を果たしていandoる。体力強化の筋肉トレーニングを以前から続けており、「前ほどじゃないけど、今も週に2回は1時間ほどのトレーニングをしていますよ」。同じ浜松在住の、今田幸雄選手(浜松)は「尊敬の選手です」だと言う。「初タイトルがとにかく嬉しいです」。安藤選手は、先週行われた中部ミッドシニアでも日本への出場権を獲得している。